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体育会系学生の就活Q&A 体育会系学生の就活Q&A

体育会系学生のための
エントリー・
エントリーシートのQ&A

企業にエントリーしたり、エントリーシート(ES)を提出したりすることで、就活は本格的に始まります。順調なスタートを切れるよう、これらについての悩みとその対策法を見ていきましょう。

体育会系学生のためのエントリー・エントリーシートのQ&A

そもそも、「エントリー」とは何ですか

就活のターニングポイントである3月1日に受付が開始される、企業への意思表示

「エントリー」とは、企業に対して「私はこの企業に興味があります」と意思表示をすることです。一般的に、採用活動にまつわるエントリーは一部の企業を除き、基本的に3月1日から受付を開始します。エントリーすると、説明会や選考に関する詳しい情報が、企業からタイムリーに送られてくるようになります。

基本的にエントリーをすること自体に条件はありませんが、定員に達している場合などは、エントリーが締め切られてしまうので、気になる企業があれば早めにエントリーをすることをおすすめします。
エントリーしたら、必ずその企業の採用選考に進まないといけないわけではありませんが、エントリーする前に少し考えたい、という場合は、マイナビ2026の「検討リスト」という機能を使うとよいでしょう。検討リストの機能は3月1日以前から使用できるので、部活動のすき間時間を利用して気になる企業をリスト化しておくと便利です。

なお、インターンシップ&キャリアのエントリーの場合は企業が実施するプログラムへの参加申し込みに当たります。

エントリーシートを書く時間がありません

まずはベースとなる共通の文章を仕上げて、アレンジしよう

まずは、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」と、「自己PR」をまとめましょう。これらはどの企業でもエントリーシートや面接などで必ず聞かれる内容です。ベースになる文章をまとめておけば、どの企業のエントリーシートにも共通で使うことができ、時間の短縮になります。

そして志望業界や企業の方針、求められる人材像に合わせて、ベースとなる文章をアレンジして仕上げるようにします。ガクチカでは、自分が部活で何を頑張ったか、それはなぜかといったことを、スポーツに興味がない人にも伝わるように、具体的に伝えましょう。自己PRは自己分析をもとに考えます。自分を雇用することで企業にどんなメリットがあるかという視点で考えましょう。詳しい方法は「企業が抱く体育会系学生のイメージ」や「体育会系学生が持つ課題」で紹介しています。参考にしてみてください。

エントリーシートがなかなか通過しません。
何か対策をすべきでしょうか

結論から入るのが大切。客観的な視点も交えながら、読みやすさを意識しよう

「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」や「自己PR」を見直してみましょう。ポイントは、「自分の言いたいことや強みが絞れているか」、「客観的な視点はあるか」、「文章が読みやすいか」の3つです。例えば「私の強みは〜です」というように、結論から入ると、言いたいことがダイレクトに伝わり、その後の文章も読んでもらいやすくなります。競技での成績などをズラズラ並べても、担当者の心には響きません。自分がどんな努力をして、その成果につなげたのかを述べましょう。所属する部の中でどんなポジションや役職を担当したか、どんな能力が要求されるかなど、具体的な情報を入れ込むのも大切です。

意外な盲点がレイアウトです。隙間なく文字で真っ黒に埋められた文章は読んでいて疲れます。切りのよいところで改行したり、箇条書きを入れるなどして、読みやすいレイアウトを心掛けてください。提出する前に、第三者に読んでもらい、確認してもらうのもよいでしょう。

自己PRは一つだけ用意しておけばいいでしょうか

企業の求める人材に近づけるよう、強調するポイントを調整しよう

さまざまな業界や業種に対応するためにベースとなる文章はいくつかのパターンを用意しておきましょう。業界や企業によって、仕事への適性や求める人材が異なるので、自己PRでは、その業界や企業のニーズにマッチした切り口で自分を売り込むのがとても大切です。関係のない長所をアピールしても相手の心に響かないどころか、「仕事や企業の研究が足りていない」と判断され、マイナスポイントをつけられてしまう可能性があります。

とはいえ時間を節約するために、一つの自己PRを複数の企業用に使い回すこともあるでしょう。そのこと自体は構いませんが、提出の際にはそのまま使うのでなく、企業の採用ページを参考に、自分のどの部分を強調すればその企業の求める人材に近づけるか、よく考えて書きましょう。なお、どの企業にどんな自己PRを提出したかわかるよう、企業名などで保存しておきましょう。

エントリーシートの添削は
複数人にお願いした方がよいでしょうか

多くの人に見てもらった方が、広い視野で気づきが得られる

1人に見てもらうのと、複数の人に頼むのと、どちらがよいというのは一概に言えません。1人に添削してもらう場合は添削の視点が固定されているので、基準がブレにくく、改善点もわかりやすいと言えます。ただし、その人の主観でしか見てもらえないため、視野が狭くなるかもしれません。一方、複数の人に見てもらう場合はより客観的な視点が入るので、内容に説得力が備わります。ただし、さまざまな人がそれぞれいろいろな視点で指摘してくるため、どう直せばよいかわからなくなる可能性もあります。

ただ、こうしたデメリットはあるにしても、多くの人に見てもらった方が広い視野で新たな気づきを得られるので、メリットは大きいと言えます。複数の人に見てもらって、多くの意見のどれを採用し、どうまとめるかは、自分で決めるのがよいでしょう。

他の体育会系学生とどのように差別化すればよいでしょうか

結果ではなく、そこに至るまでのプロセスや自分の感じたことを伝えよう

就活の対策本やインターネットなどで、他の学生が書いたエントリーシートを目にすることがあると思います。しかし、それらを真似てうまく書こうとするよりも、自分なりの視点を入れ込むことを大切にしましょう。同じ体育会系学生でも、競技の違い、部活の中で果たした役割の違い、またあなた自身の育った環境や価値観の違い、経験したことの違いなど、さまざまな差異があります。必ず、個性的な自己PRを書くことができるはずです。

エントリーシートで伝えるべきは、あなた自身がどんな努力や工夫をしてきたかということです。競技の成績や結果などはあくまで、自分の話を補足して説得力を持たせる材料に過ぎません。そうした結果に至るまでのプロセスに重点を置いて説明しましょう。例え相手がスポーツ経験のない担当者でも共感を持ってもらうことが大切です。スポーツで培った経験値は、ビジネス社会でも役立つことが多いもの。自分が得た経験をその企業でどう活用できるのか、相手に分かるように説明しましょう。

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