座右の銘とは?見つけておくメリットと就活に向けて選ぶポイント

就活の際には、座右の銘を聞かれることもあります。しかし、座右の銘を持っていない、考えたことがないという人も多くいるでしょう。

そこでこの記事では、座右の銘の選び方を解説。さらに、座右の銘を見つけておくメリットも解説します。

メリットや選び方を確認し、自分の価値観に合う座右の銘を見つけてみましょう。

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座右の銘とは

座右の銘とは、自分の心の支えや目標となるような言葉のことです。自分の考え方の軸としている言葉と言い換えることもできるでしょう。

就活の際には、面接の場で座右の銘を聞かれることもあります。座右の銘には、その人の人柄や考え方、仕事に対する意識が表れやすいためです。

座右の銘を見つけておくと就活だけでなく今後さまざまなシーンで役立つため、自分に合う言葉を探してみましょう。

座右の銘を見つけるメリット

座右の銘とは

座右の銘を見つけておくと、どのようなメリットがあるのでしょうか。座右の銘を見つけるメリットを詳しく解説します。

自己分析につながる

座右の銘を見つけておくことは、自己分析につながります。

自己分析とは、自分自身のことを深く知るための作業です。就活の際には、自分に合う業界や企業、職種を知るために自己分析が欠かせません。さらに、自己分析で分かった強みは自己PRの作成にも活用できます。

座右の銘を探す過程で、自分が大切にしていることや考え方を探ることは、自己分析の一種といえます。自己分析を始める前に、まず座右の銘を探してみるのも良いでしょう。

迷った時に方向性を決めるために役立つ

座右の銘は、自分の指針となる言葉です。そのため、座右の銘を見つけておくと、迷った時に方向性を決めるために役立ちます。

何らかの物事をどのような方向性で進めるか迷った時には、どの選択肢がより座右の銘に沿ったものかを考えることで、最終的な決断をする手助けとなるでしょう。

例えば、アルバイトとインターンシップのどちらを優先するか迷った場合、座右の銘が成長を重視する「日進月歩」であれば、より自己成長につながるのはどちらかを考えることで最終的な決断ができます。

普段から悩む時間が長いと感じている人や、方向性をどのように決めたら良いか迷うことが多いという人は、ぜひ座右の銘を探してみてください。

自己紹介のキャッチフレーズとして活用できる

座右の銘は自分の考え方や人となりを一言で表すものです。そのため、座右の銘は自己紹介のキャッチフレーズとしても活用できます。

自己紹介のキャッチフレーズとして座右の銘を活用することで、短時間でも自分のことを伝えやすく、印象に残る自己紹介ができるのです。

初めての場で自己紹介をする時に何を話せば良いか分からず迷ってしまうという人は、座右の銘を見つけておくと良いでしょう。

初対面の人との話題を見つけやすい

初対面の人との会話に困った時に、座右の銘を聞いてみるのもおすすめです。座右の銘にはその人の価値観が表れるため、相手の考え方を知るために役立ちます。

さらに会話を深いものにするのであれば、なぜその座右の銘を選んだのか、どのようなところが自分の考え方と合っていると考えているのかなども掘り下げて質問してみましょう。

相手の座右の銘を聞くと自分の座右の銘を聞き返されることも少なくありません。会話のきっかけとして活用するのであれば、自分の座右の銘もしっかり考えておいてください。

就活で話す座右の銘を選ぶためのポイント

座右の銘とは

座右の銘はどのように選べば良いのでしょうか。自分に合った座右の銘を見つけるために、意識しておきたいポイントを紹介します。

たくさんの言葉に触れてみる

自分に合う座右の銘が見つからない時には、まずたくさんの言葉に触れてみましょう。

四字熟語やことわざ、偉人の名言、歌詞、小説のフレーズなど、できるだけ多くの言葉を集めてみてください。その中から、自分が気に入ったものをピックアップしてみましょう。

気に入った言葉だけを集めたら、その中から自分に一番合うと思うもの、しっくりくると思うものを座右の銘としてみると良いでしょう。

自分の考え方に合うものを選ぶ

就活で座右の銘を話すことを意識すると、キャッチーなものやインパクトのあるもの、世間的に「良い」とされている言葉を選びたくなってしまう場合もあるでしょう。

しかし座右の銘は、他者からの評価を気にするのではなく自分の考えに沿ったものを選ぶことが重要です。なぜその言葉を座右の銘としているのか理由を説明し、自分がどのようなことを考えているのか話せるものを選んでください。具体的に関連するエピソードを話せるような言葉を選ぶと、さらに良いでしょう。

「高い評価が得られそうか」よりも「自分の考え方を的確に伝えられるか」を重視して、座右の銘を選びましょう。

ポジティブなものを選ぶ

同じような意味の言葉がある場合、よりポジティブな印象を与えやすいものを選ぶのがおすすめです。

例えば「果報は寝て待て」と「人事を尽くして天命を待つ」は、どちらも「やるべきことをやったら後は焦らず待つしかない」という、ほぼ同じ意味を持つ言葉です。

しかし、二つの言葉を並べた場合「寝て待つ」という前者に対して「人事を尽くす」という言葉が入った後者の方が、全力で努力する印象を与えます。

このように似た意味の言葉があり迷う場合には、それぞれの言葉がどのような印象を与えるのかを調べて、よりポジティブなイメージの言葉を選ぶと良いでしょう。

就活の際によく使われる座右の銘の例

座右の銘とは

座右の銘に正解はないものの、どのような言葉を選べば良いか分からないという人もいるでしょう。就活の際によく使われる座右の銘の例を一覧で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

一期一会

「一期一会」は、一生に一度の機会であることを意味する言葉です。二度と訪れないかもしれない機会を逃さず大事にしようという教訓が含まれています。

座右の銘として「一期一会」を選んだ場合、人との出会いや何らかのチャンスを大事にし、全力で向き合う人だという印象を与えられるでしょう。また、社交性や協調性がある人だろうというイメージも与えられます。

人間関係を大事にし、人との縁を重視する人に適した言葉です。

意志あるところに道は開ける

「意志あるところに道は開ける」は、例え道が閉ざされているように感じても、強い意志や決意を持って努力を続ければ、必ず道が開けて目標を達成できるという意味の言葉です。

座右の銘として「意志あるところに道は開ける」を選んだ場合、強い意志と目標達成意識がある人だという印象を与えられるでしょう。また、粘り強さや忍耐力を持っている人だというイメージもあります。

何かを成し遂げたい、困難な状況でも前を向いて進みたいと考えている人に適した言葉です。

初心忘れるべからず

「初心忘れるべからず」とは、最初のころの純粋な気持ちや謙虚さ、向上心などを忘れてはいけないという意味の言葉です。

座右の銘として「初心忘れるべからず」を選んだ場合、謙虚で素直な人だと感じられるでしょう。また、誠実で信頼できる人だという印象も与えられます。

謙虚さを重視する人や、継続的に努力できる人に適した言葉です。

しっかり自己分析して、自分に合った座右の銘を見つけよう

座右の銘とは、自分の心の支えや目標となる言葉のことです。

就活で座右の銘を聞かれることも多いため、インパクトがあり印象の良い言葉を選びたいと考える人も多くいますが、それよりも自分の価値観に合う言葉を選ぶことが重要です。座右の銘を選んだ背景やエピソードを具体的に話せるかどうかを考えてみましょう。

自分の中で大切にしていることや挑戦していきたいことを考えることは、自己分析にもつながります。まずは自分の価値観を確認し、座右の銘を探してみてください。

S H A R E

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