国立大学法人東京大学

大学から社会への研究成果の還元と、社会との協働による新たな知の協創のための仕事をしています。前者は、大学の研究成果活用商品を取り扱うオフィシャルショップの運営や、オープンキャンパス・公開講座の実施、後者は外部の企業・団体との連携などが挙げられます。また、その他にもニューヨークオフィスの運営など幅広い業務に携われます。学内はもちろん学外の様々な方とも関わりながら、東京大学の新たな一歩を作り出す当事者となれるところにやりがいを感じます。

国立大学法人というと、お堅く保守的なイメージを持っていましたが、実際は変革を求められる中で、フットワーク軽く次々と新規の取組をしていることを痛感しました。新たな価値創造に向けた企業との連携を入職後何度も目の当たりにしています。また、コロナ禍でイベント実施方法の再考を余儀なくされた中で、すぐにバーチャルキャンパスの構想を立て、数ヶ月で実際に一般に向けて公開できたことも、フットワークの軽さによって成しえたことと感じています。

部署内はもちろん、他部署および学外の方とも良好な関係を築きながら仕事に当たる職場だと感じています。業務の中で様々な方と関わりを持つことになりますが、一人一人との関係を大事している人が多いです。大学は大きな組織であり、一つの部署で仕事が完結するようなことはほとんど無いため、学内外で気軽に相談できるネットワークが広いと業務がスムーズに進められることも多く、「人」で仕事をすることの大切さが日々身に染みています。

最初の配属先でできる限り幅広い業務の経験を積み、職員としての風呂敷を広げておきたいと考えています。東京大学の多岐にわたる部署の中でも、かなり広範囲に渡る様々な業務に様々な部署と携われる配属先であると感じており、若手のうちに視野を広げるにはこれ以上ない環境です。大学も変革を求められる時代にある中で、俯瞰的なものの見方ができると、これからの社会により貢献できる大学の在り方を考えるうえでの大きな糧となると思います。

大学院修了後、民間企業を経て入職。現在の部署が最初の配属先。
※所属は掲載当時のものです。