「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

電子・電気・OA機器(家電・AV機器)の業界地図

白物家電や大型テレビなどはコロナ禍で需要が大きく増えた。今後はICT やスマホとの連携などが進み、新しい家電製品が増えそうだ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

家電・AV機器

パナソニック

白物家電、AV機器から調理・美容家電まで多角的展開。2022年4月にパナソニックホールディングスに社名変更

三菱電機

白物家電、AV機器を展開。白物の情報化技術開発に注力

パイオニア

カーナビ、カーAV、ドライブレコーダーなどを製造

JVCケンウッド

ドライブレコーダー、カーナビなど車載機器が主力

富士通ゼネラル

国内外でエアコン事業を展開。除菌製品を開発

東芝ライフスタイル

冷蔵庫、洗濯機など白物家電がメイン。中国資本の傘下

電子・電気・OA機器(家電・AV機器)業界の企業情報

電子・電気・OA機器(家電・AV機器)業界の「現在」と「未来」

2020年度白物家電出荷は高水準。ICT 化などで新需要狙う

日本電機工業会によると、2020年度の冷蔵庫、ルームエアコン、洗濯機などのいわゆる白物家電の国内出荷額は、前年度比6.5%増の2兆6,141億円と、24年ぶりの高水準となった。コロナ禍の巣ごもり生活増加により、空気清浄機が約2倍になったほか、洗濯機が8.4%増、掃除機が7.6%増、電子レンジが5.7%増など軒並み増加した。家電量販店の営業時間短縮により、ネット通販が増えたことも特徴だ。21年度の出荷は反動で若干減少すると見込んでいるが、スマホと連携したロボット掃除機や冷蔵庫、エアコンなどでICT化が進んでおり、新しい需要開拓も進んでいる。

大型テレビなどが伸びる。ドラレコ出荷は堅調

電子情報技術産業協会によると、2020年の民生用電子機器の国内出荷額は前年比0.5%減の1兆3,267億円と微減だった。ただ、薄型テレビは同11.5%増の542万台と2桁の伸び。特に40型以上の大型や有機EL、さらには4K8K対応テレビの伸びが高い。一方、ドライブレコーダーの20年度の国内出荷は459万台と、前年度より24万台程度減少したが、依然高水準だ。

データで見る業界のポイント

民生用電子機器の国内出荷額推移

民生用電子機器の国内出荷額推移
「民生用電子機器国内出荷統計」(電子情報技術産業協会)2021年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2024の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業については順不同)。なお、売上非公開の企業など、その業界における注目企業を掲載する場合は、五十音順の並びとしています。

    売上高については、2021年9月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2021年7月1日から10月31日です。

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