2020年度白物家電出荷は高水準。ICT 化などで新需要狙う
日本電機工業会によると、2020年度の冷蔵庫、ルームエアコン、洗濯機などのいわゆる白物家電の国内出荷額は、前年度比6.5%増の2兆6,141億円と、24年ぶりの高水準となった。コロナ禍の巣ごもり生活増加により、空気清浄機が約2倍になったほか、洗濯機が8.4%増、掃除機が7.6%増、電子レンジが5.7%増など軒並み増加した。家電量販店の営業時間短縮により、ネット通販が増えたことも特徴だ。21年度の出荷は反動で若干減少すると見込んでいるが、スマホと連携したロボット掃除機や冷蔵庫、エアコンなどでICT化が進んでおり、新しい需要開拓も進んでいる。