Vol.01

神田外語学院
アジアヨーロッパ言語科 中国語コース
竹内 楓雅さん
学校を選んだ理由と、
「外国語」に対する
想いを教えてください

正直に話すと、高校時代にどうしてもやりたいことが見つかりませんでした。しかしニュースでは、中国の経済成長がよく取り上げられており、「ひょっとしたら中国に行けばやりたいことが見つかるかもしれない」と漠然と考えるようになりました。それならまずは中国語を勉強しようと考え、高校の先生から「語学なら神田外語学院だよ」と薦められました。先生の助言は正解で、神田外語学院は専攻した語学だけでなく英語にも力を入れており、中国語+英語を学べるカリキュラムは本当に勉強になりました。
ほかにも神田外語学院ならではの特長があります。まず就職支援が非常に充実しています。学生支援部の先生のアドバイスによって、実際に私も納得のいく就活ができました。大学編入または留学を希望する人にも、具体的な助言や有益な情報を提供してくれます。おりしも私はコロナ禍で入学しました。本来なら実際に海外に行って、自分の肌で現地の空気に触れて、就職・編入・留学の中から答えを絞ることができたのでしょう。しかし渡航制限によって残念ながらそれは叶いませんでした。その代わりに、神田外語学院では大学編入や留学における様々な生きた情報を得ることができました。
就職活動を振り返って、
何か反省点はありますか?
就職・編入・留学の選択肢から何を選べばよいのか非常に悩みました。そのため他の学生に比べて、就活のスタートが遅れてしまいました。1年次の7月には大学編入に気持ちが傾き、学内の編入センターを訪れました。編入センターの利用については、最初は二の足を踏んでいました。「もっと自分で調べてからここに来なさい」と厳しいことを言われるんじゃないかと。しかし友人の多くも利用しており、実際にとても具体的な編入のアドバイスをくれました。
端折った表現になってしまいますが、大学卒でなければ挑戦できない仕事・企業と、大学卒でなくても挑戦できる仕事・企業があります。まずは自分がどんな仕事・業種で働きたいのかを明確化することで、進む道が見えてくるのですが、その時点では私はその道が見えておらず、ぼんやりと大学編入を意識しつつも、中国留学にも強い関心が芽生えていました

就職活動でもっとも
辛かったことは?
1年次の10月には留学を具体的に検討し始めました。コロナ禍による制限は徐々に改善されていましたが、留学は決して簡単なことではありませんでした。中国語検定の勉強に力を入れる毎日で、学校の先輩やバイト先の友達とも就活や編入、留学の話をする機会が増えました。結果的にいろんな境遇や背景を持つ人の話を聞いてよかったです。様々な人々の多様な視点から得られたのが、「自分は編入と留学に重点を置き過ぎで、就職に対して調査不足ではないか」という気付きです。
1年次の1月には両親にも相談しました。両親は、編入でも留学でも就職でも、私の選択を応援したいと励ましてくれました。その言葉を聞くと、やはり就職もありだと考え始めました。そこでやっと1年次の3月に就職するという気持ちに切り替わりましたが、スタートがかなり遅れてしまったので、強い焦りがあったのも事実です。また、企業説明会への参加や面接などは、暑い中でスーツを着ますが、それも本当につらかったですね(笑)。第一印象はとても大切で、いかにも暑苦しそうな表情を浮かべていては印象が悪すぎます。ハンディファンなどで暑さ対策もしっかり行って面接に挑みました。

入社の決め手となった
ポイントを教えてください

就活へと舵を切り、出遅れた分を取り戻そうとキャリア教育センターになるべく顔を出すようにしました。そこでたまたま「こういう企業の説明会があるよ」と教えてもらったのが、内定先の商社です。私にとって初めての企業説明会への参加でしたが、知れば知るほど「これは理想的な条件の企業だ」と感じました。その商社は電子部品を専門的に取り扱っており、私は工業高校出身のため、電子工学系の用語やIoT、ICTのキーワードに抵抗はなく馴染めました。
そして何より、中国に駐在して仕事ができる点も大きな決め手でした。何もわからない状態で説明会に参加したのですが、人事担当者から何度も中国工場の話が出てきて、これは間違いなくおもしろい仕事ができるだろうと。商社それぞれに社風や人材育成の手法が異なりますが、その商社はかなり早い段階から若手社員を中国へと派遣する社風です。編入か留学かずっと悩んできましたが、就職そして商社という選択によって、まだ少し先になりますが、中国で働くことができるようになります。周りから見ると、随分と回り道をしたと思われるかもしれませんが、悩んで迷って考え抜いたからこそ、理想の企業に短時間で巡り会うことができたのかもしれません。
自分の内定ポイントは
どこだったと思いますか?
おそらく、アンサーファーストで面接に対応した点が評価されたと思います。初めての面接のとき私は明らかに準備不足でした。課題として自分は冗長に話し過ぎていると感じたんです。そこでキャリア教育センターの先生に相談したところ「アンサーファーストができていない」と指摘を受けました。結論を先に伝えることで、相手はこちらの話を聞きやすくなります。特に外資系企業や海外で仕事をする人には大切なスキルです。実際に先生にアンサーファーストと、そうではない受け答えの両方を話してもらい、実践的にアンサーファーストを学びました。その後の面接では、はっきりと面接官の対応が変わり、私への関心も高く、お互いによい雰囲気で話せているのがわかりました。
アンサーファーストの一例を挙げると、「なぜ中国語に興味を持ったのですか?」という質問に対して、当初は「中国経済に関心を持ち、まずは中国語を学ぼうと…」という説明から入ったのですが、これでは回りくどいし印象に残りません。そこで「中国が好きだからです」という答えから入ると、面接官は「私も中国が好きなんですよ」と自然と言葉が続き、お互いに核心的な内容へと話が深まっていきます。このような就活で役立つ手法を、キャリア教育センターの先生が一人ひとりの学生にアドバイスしており、このきめ細かなサポートには感謝しています。

同じ道を志す後輩の皆さんへ
メッセージをお願いします
就活に出遅れて焦った私だからこそ、企業の数は想像以上に多いので焦らずに理想の企業を探してほしいと伝えたいです。そして先述したアンサーファーストを意識し、さらにいえば第一印象に好感を持ってもらえるような清潔感や立ち居振る舞いで面接に挑んでください。
神田外語学院は内定獲得者の80%以上が、学校に来ている求人で就活に成功しています。キャリア教育センターの先生たちが業界担当制を敷いており、各企業の採用評価軸や仕事内容などを把握し、学生たちの適性をよく考えて、エントリーした方がよい企業を教えてくれます。そのため私がエントリーシートを提出したのは2社のみでした。他の学生もやみくもに応募をするようなことはなく、納得のいく就活を行っています。
私は両親の仕事の都合で、国内の様々な地域で生活しました。島根県もその一つで、出雲大社のお守りをずっと持って就活していました。縁結びで知られる神社ですが、就活も少し運命的な側面があります。神田外語学院のキャリア教育センターは企業とのご縁の宝庫なので、ぜひ利用してください!
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