「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

流通・小売業界

専門店(ドラッグストア)の業界地図

医薬品、食品などを扱うドラッグストア市場は拡大を続けている。ただ、競争激化などで業界再編の動きが見られる。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

ドラッグストア

ウエルシアホールディングス

クスリのアオキホールディングス

クリエイトSDホールディングス

ココカラファイングループ

Genky DrugStores

専門店(ドラッグストア)業界に関係する企業情報

専門店(ドラッグストア)業界の「現在」と「未来」

2023年販売額は9年連続増。食品の販売が最大

経済産業省の商業動態統計によると、2023年のドラッグストアの商品販売額は、前年比8.2%増の8兆3,438億円で統計を取り始めてから9年連続で過去最大を更新している。店舗数も同599店増の1万9,028店。品目別の販売額の内訳は、食品が同12.3%増の2兆6,870億円と一番大きく、次いで医薬品(調剤と市販薬の合計)が同9.6%増の1兆7,860億円だ。家庭用品・日用消耗品は同7.1%増の1兆2,126億円、化粧品・小物などのビューティケア用品は同9.4%増の1兆526億円などと、軒並み増えている。

価格競争が激化。業界1位と2位が経営統合へ

ドラッグストア大手の店舗は多くが調剤薬局を併設し、収益率が高い医薬品や化粧品で稼ぎ、食品や日用品を安値販売するモデル。ただ、薬価引き下げや、食品ではスーパーやコンビニなどとの価格競争も激化し、規模の拡大を求めてM&A(合併・買収)が相次いだ。24年には、最大手のウエルシアホールディングス(HD)と、2位のツルハHDが経営統合に向けて協議を開始すると発表した。27年末までに統合する予定で、この大型再編を受けて、他の大手も再編に向けて動き出す可能性が出てきた。

データで見る業界のポイント

ドラッグストア品目別売上高と店舗推移

ドラッグストア品目別売上高と店舗推移
「商業動態統計」(経済産業省)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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