内定者インタビュー

「ものづくりは子どもの頃から好き」と言う村田さんだけあって、小学4年生の時の国語の授業でロボットの話を読んで考えを巡らせたのは、これを動かすための給電方法だったとか。中学卒業後は工業高校への進学を考えていたそうですが、先生の勧めもあり、より高度な専門性を身につけられる小山工業高等専門学校への入学を選択。それから5年が経ち、少年時代に抱いたものづくりへの熱意をエンジニアの仕事に注ごうとしています。

内定者インタビュー Vol.01

小山工業高等専門学校 村田 翔梧さん
オフィス家具製造・空間設計会社 エンジニア 内々定
小山工業高等専門学校
電気電子創造工学科 制御システムコース
村田 翔梧さん

在学中に一番力を入れていたことは何ですか?

小山高専取材画像

4年生のときに「青嵐寮」の寮長として、寮生活をもっと快適にする改革に力を注ぎました。その一つは学校と交渉して、寮生が体育館を自由に使える日を確保したこと。毎月その日はドッジボールやバスケットボールをみんなで楽しみ、コロナ禍で途切れてしまっていた学年間の交流をもう一度盛んにしたかったのです。また、先輩のアドバイスを受けて、掃除分担などの生活ルールをはっきりさせ、寮生が正しく共有できるようにしました。学年を超えた対話が活発になったことで、コミュニケーション不足が原因のトラブルを減らすことにもつながりました。

さらに「工陵祭」という文化祭に参加するクラスや寮の出し物の運営にも、全力で取り組みました。アイデアを出し合って、人の動線を分かりやすくする工夫をしたことで、立ち寄ってくれたお客さんにも私たちのイベントを楽しんでもらえたと思います。

仲間との協働は、グループワークが多い学科の授業で経験していましたが、寮生活の改革や文化祭の運営では自分たちで課題を見つけ、みんなで意見を出し合って解決する達成感を得ました。

就職活動を振り返ってみて、どうでしたか?

就職活動は「あっという間に終わった」という印象です。入学したときから5年後には就職するつもりでしたから、企業の情報には早くから触れてきました。就職に向けて具体的に動き出したのは、インターンシップ先を探し始めた4年次の4月。これは早期選考へのチャレンジを想定してのことです。夏休みには2社に絞ってインターンシップに参加し、そのうち第1志望にした1社にエントリーしたのが11月中旬です。ここから就職活動が一気にペースアップし、12月になって一次、二次の面接を受け、エントリーから1カ月後の12月中旬には内々定の通知をもらいました。

内々定が出た後になって、もっと多くの企業にアプローチしたり、あれこれと悩んだりしても良かったのかなとも思いました。とはいえ、就職活動の結果には満足しています。というのも内々定をもらったエンジニアの仕事は、営業担当と同行して顧客の要望や課題を聞き、それをかなえたり解決したりするための製品や技術を考えて技術職に伝えること。それはまさに寮や文化祭、学科の授業で経験したように、ある目標に向かっていろいろな人が意見を出し合い、一つのものを作り上げていったプロセスと同じだからです。

就職活動中につらかったことは何ですか?

小山高専取材画像

就職活動でつらかったのは、相談できる同級生がいなかったことです。理由は、私が周囲と違うペースで就職活動を進めたから。その結果、学科で最も早く内々定をもらえたのですが、同じ時期に同じような状況について情報交換できる仲間はいませんでした。さらに選考が早期化したため過去のノウハウが生かせず、研究室の先生や寮の先輩に相談しながら手探りで就職活動を進めました。

しかし、就職活動に不安を感じてはいませんでした。というのも、高専で身につけた技術力への自信があったからです。私が参加したインターンシップでは、大学4年生や大学院生に混じって実験に取り組みました。そのとき、年上の人たちにも臆さずスムーズに取り組むことができ、普段から実際に手を動かして学んだことが、しっかり自分のものになっているという自信となって就職活動を支えてくれました。

入社予定の企業を選んだ決め手は?

「新しい便利さを社会に広める」という創業時の精神が、現在の製品や働き方に現れていると感じられたからです。社会が求める便利さは、時代とともに変化します。同社も、柱とする事業や主力の製品を常に新しくして各時代のニーズに応え、発展してきたことがうかがえました。もちろん私が入社してからも、変化し続けることでしょう。いろいろなものを作り上げてみたい私に、変化を止めない社風はぴったりだと考えたのです。

実は、入社後に開発してみたい製品をすでに考えています。時代のニーズがどこを向くかは分からないので、思い描いている製品を作れる機会は訪れないかもしれませんが、入社してからもオフィスをより働きやすくするために何が必要かを考え続けたいと思います。

後輩に向けてメッセージをお願いします

小山高専取材画像

高専に進学すると、中学から高校に進んだ仲間とは学びや成長のペースが異なります。例えば高専の学びが高度化して忙しくなる4~5年次のころ、大学に進学した中学の同級生は学部の1~2年次に当たります。その様子はきらきらと輝いて楽しそうに見えるかもしれません。実際に私もそう感じ、何かに取り残されたように思えた時期がありました。しかし私がインターンシップで実感したように、高専での経験は必ず社会で役立つ自身の力になっています。

面接では、採用担当の方から「君と働きたい」と声をかけていただきました。企業とじかに接してみると、高専生がいかに企業から期待されているかを実感できるはずです。

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