内定者インタビュー

幼稚園児の頃からのパソコン好き。祖父母の家に行っては、そこにあったPCで遊んでいたそうです。夢中でキーボードをたたく孫が小学5年生になったとき、祖父はプログラミング教室を勧めました。それから中学2年生まで通った教室で得た知識や技術をもっと高めたいと望んだ市川さんは、中学卒業後の進路に迷わずサレジオ工業高等専門学校を選びました。そこで興味・関心を共有できる仲間と出会い学び合った次のステップとして、卒業後は情報通信を支える仕事につなげようとしています。

内定者インタビュー Vol.02

サレジオ工業高等専門学校 市川 響心さん
情報・通信会社 インフラエンジニア 内々定
サレジオ工業高等専門学校
情報工学科
市川 響心さん

在学中に一番力を入れていたことは何ですか?

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放送部の活動に全力で取り組みました。入部したのは、音響機器の操作が面白そうだったから。機材を使いこなせるようになるため、先輩の手順や動作を見て学んだり、分からないことは聞いたりして積極的に学びました。

副部長に就いた3年生のとき、想定外の事態から急遽部長を務めることになりました。引き継ぎを十分にできず、当初はわからないことも多かったものの、後輩たちの不安を取り除こうと丁寧なコミュニケーションを心がけました。情報共有や指示は、部員一人ひとりの経験や理解力に応じて伝え方を変え、正しく伝えられているかどうかの確認を怠らないことに徹しました。その年の学校行事でトラブルなく部の責任を果たせたことは自信になりました。

「機械いじり」と併せて「構築」にも夢中になりました。放送部ではイベントごとに最適な音響システムを組み上げ、プライベートでは仲間とゲームを遊ぶための自宅サーバーの構築にもチャレンジしました。高専に入学したときはプログラミングしか知りませんでしたが、授業で情報や通信を幅広く学んだことで、ハードウエアを組み上げてプログラムを実行させたり、メッセージアプリのボットを作ったりするなど、興味が湧いたことは取りあえずやってみました。

就職活動を振り返ってみて、どうでしたか?

動き始めたのは4年次の夏からですね。学校から「夏休みのうちに動くのがおすすめ」と言われていたので、部活動やサーバー構築の経験から興味を持っていた、通信系の企業のインターンシップに参加してみました。ただ、そのときはまだ就職活動の一環であるという意識は薄く、企業を深く知る機会でありながら業界・企業研究はあまりしていませんでした。

それから本格的に動き出し始め、自分に合いそうな企業をあれこれ探してみました。内々定した企業との出会いは、5年生に上がる直前の3月、サレジオ高専の卒業予定者を対象に学内で開かれた合同企業説明会でした。企業の担当者から事業内容を聞き、自分の力を生かせそうと感じた私は企業研究を納得がいくまで深め、5年生になった4月にエントリー。面接を経て6月中旬に内々定の通知が届き、約3カ月間とスムーズに就職活動を進められたと思います。

就職活動中につらかったことは何ですか?

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練習を何度しても解消できなかったのは、面接に対する不安でした。練習では「押しが弱い」と先生方から指摘されていたので、緊張せずに伝えるべきことをちゃんと面接担当者に伝えられるかが気がかりでした。とはいえ、本番では面接担当者が和やかな雰囲気を作ってくれたおかげもあり、自己アピールは十分にできたと思います。

実際に会社からは、不測の事態に部長として放送部をまとめた責任感や調整力、自宅サーバーを構築したり授業でWEBアプリケーションを開発したりした技術力など「ガクチカ」としてアピールしたことを評価されていたと、内々定の通知をもらった後に伺いました。

面接で感じたのは、高専生は専門的な知識や技術を身につけ、その分野での経験も積んでいることが質問の前提であったことです。先輩たちが残してくれた就職活動の報告書をキャリアセンターで閲覧し、質問内容は予想できていたため、対策は十分でした。そのため過剰に緊張することなく、面接に対応できました。

入社予定の企業を選んだ決め手は?

自宅サーバーの組み上げなどを経験して、プログラミングよりも「構築」に興味が向いていたし、ネットワーク監視をテーマにした研究室に所属していたので、情報通信のインフラに関わる会社の事業に強い関心を抱いたことが大きな理由です。

企業研究を深めてみると、同社は情報ネットワークの構築とメンテナンスを事業の柱とし、入社当初は客先で通信機器の修理も担います。高専で習得した知識や技術、放送部の経験や接客業のアルバイトで磨いたコミュニケーション能力などを仕事に生かせそうだと期待できたので、この企業を志望先として選びました。

後輩に向けてメッセージをお願いします

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就職に向けたスタートダッシュは、早めに切ることをお勧めします。まずは興味を持てそうな業界や企業を探してみるなど、手軽にできることで十分です。キャリアセンターのような窓口を訪ねて、先輩たちが残してくれた就職活動の報告書を読んでおけば、いつどのような対策が必要かをイメージできると思います。私も多くの企業が採用活動に導入する適性検査の存在を報告書で知り、試験対策を始めるきっかけになりました。

当然のことながら学業で一定の成績を収めることも、重要です。単位を落とした科目は、たとえ翌年に取ったとしても、そのことが成績証明書に記録され、選考で不利に働くこともあります。さらに必要な単位が足りていないと、本校ではそもそも就職活動を始められないことがあると聞いていたので、常に単位修得を最優先に考えていました。

就職に向けて早めに動き出すことと一定の成績を収めることは、もし卒業後の進路を進学に切り替えたとしても、無駄になることはありません。進路に迷っている人も、まずはできること・興味のあることから一歩ずつ始めてみてください。

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