■基本情報九州の北西部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘、南は有明海に面しています。主要な都市としては、人口の多い順に佐賀市、唐津市、鳥栖市となります。鳥栖市から鹿島市にかけての南東部に広がる佐賀平野は、県の面積の1/3を占め、県のほぼ半数の人が居住。全国屈指の広大な農業地帯です。 |
■事業所数
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■産業産業別就業者の割合は、第1次産業が9.5%、第2次産業が24.2%、第3次産業が66.3%(平成22年国勢調査より)。九州・沖縄・山口エリアでは沖縄県に次いで小さな県ですが、佐賀平野を中心とした稲作などで、第1次産業の割合が比較的高くなっています。特徴的な産業としては、以下のようなものがあげられます。 |
<運輸業・倉庫業>九州自動車道・長崎自動車道・大分自動車道を接続する鳥栖ジャンクションは、九州の東西・南北を結ぶ交通の要衝。周辺には、物流関係の工場や倉庫が多く、県や鳥栖市も企業誘致に努めています。 |
<窯業>経済産業大臣指定の伝統的工芸品にも指定されている有田焼・伊万里焼・唐津焼をはじめ、陶磁器の生産が盛ん。陶磁器製置物の産出事業所数で全国シェア約14%を占め、1位となっています。 |
<製造業>自動車部品、機械、半導体部品などの製造業が盛んです。中でも半導体基板の素材となるシリコンウエハは、伊万里市などに大規模工場があり、全国シェアの1/4以上を占め、出荷金額全国1位となっています。 |
<農業>佐賀平野では冬でも温暖な気候を活かし、米の収穫後に小麦・大麦を生産するなど二毛作を実施。そのほか、もち米やハウスミカンは収穫量全国1位です。 |
<製菓業>長崎と福岡(小倉)を結ぶ長崎街道を通って砂糖が流通した事から、江戸時代より製菓業が盛ん。現在でも、製菓メーカーが多く立地しています。 |
<製薬業>江戸時代に薬産業が盛んだった事に端を発し、現在でも大手医薬品メーカーなどが本社を構えています。また、佐賀県は人口10万人当たりの薬局数が日本一である事でも知られています。 |