1府13省庁体制に。国家公務員の受験者は減少
中央省庁は2001年の省庁再編によって内閣府と12省庁となり、21年にはデジタル庁が発足して13省庁体制となった。23年4月には内閣府の外局として「こども家庭庁」が設立され、23年9月には内閣官房内に「感染症危機管理統括庁」も新設された。人事院によると、23年度の国家公務員数は約59万人で、00年度比で約半分だ。その背景には定数削減や国立大学の法人化などがある。
国家公務員の受験者数は減少が続く。いわゆるキャリアと呼ばれる総合職試験は春と秋の2度行われるが、23年春の志願者数は前年比6.2%減の1万4,372人。ただ、秋の志願者数は4,014人と36%伸びた。これは受験年齢を20歳から19歳に引き下げ、大学2年生でも受験可能となったことによるもので、今後も門戸を広げていくことが求められる。