「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)の業界地図

自動車用タイヤは日本の大手の国際競争力が高く、海外生産が盛んだ。ただ、海外勢との競争が激化し、差別化への技術開発が課題。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

タイヤ・ゴム製品

ニチリン

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界に関係する企業情報

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界の「現在」と「未来」

合成ゴムの割合が増える。2022年の出荷額は約2兆3,000億円

ゴム製品は自動車用タイヤに加え、ベルト、ホースなどの工業用・医療用・運動用具などで幅広く使用されている。原料は天然ゴムと、石油製品から作る合成ゴムに分かれるが、資源の制約や市況変動の大きさなどから、合成ゴムの使用割合が増えている。日本ゴム工業会によると、2022年のゴム製品出荷額は前年比5.3%増の2兆3,035億円と、2年連続で増加した。全体の半分以上を占める主力の自動車用タイヤ生産量が同13.8 % 増の1億3,805万本と増加したことが寄与した。

22年は市販用タイヤ販売増加。エコタイヤなど技術力がカギ

日本自動車タイヤ協会によると、22年の新車用タイヤ販売は、同0.9%減の3,661万本と5年連続で減少したものの、市販用は同3.5%増の7,202万本と増えた。コロナ禍や半導体不足などによる自動車生産の回復基調が要因。タイヤ市場は、成長が続く海外が主戦場となる。日本メーカーは早くから海外生産を展開している。ただ、低価格を武器にした中国や韓国メーカーがシェアを拡大しており、走行距離を伸ばすエコタイヤなどの技術力が競争力向上のカギとなりそうだ。

データで見る業界のポイント

自動車タイヤの国内需要

自動車タイヤの国内需要
「2023年自動車タイヤ国内需要年央見通し」(日本自動車タイヤ協会)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

業界地図

就活準備コンテンツ

ページTOPへ