合成ゴムの割合が増える。2022年の出荷額は約2兆3,000億円
ゴム製品は自動車用タイヤに加え、ベルト、ホースなどの工業用・医療用・運動用具などで幅広く使用されている。原料は天然ゴムと、石油製品から作る合成ゴムに分かれるが、資源の制約や市況変動の大きさなどから、合成ゴムの使用割合が増えている。日本ゴム工業会によると、2022年のゴム製品出荷額は前年比5.3%増の2兆3,035億円と、2年連続で増加した。全体の半分以上を占める主力の自動車用タイヤ生産量が同13.8 % 増の1億3,805万本と増加したことが寄与した。