介護費用は11兆円超。異業種からの参入が増える
厚生労働省によると、高齢化の進展により2023年12月末の要介護・要支援認定者は約708万人と、前年同期より約11万人増加。2023年度の介護費用は累計で11兆5,139億円、前年度比2.9%増と増え続けている。2000年に始まった介護保険制度により、社会福祉法人のほか、民間企業も高齢者サービスが可能となり、介護事業への参入が相次いだ。介護施設は民間と公的施設に分かれるが、民間は介護付き・住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、認知症高齢者向けのグループホームなどがある。