2023年の売上金額は約4.2兆円。国内の需要は底堅いと予想
セメントは主原料の石灰石を焼成して製造。総務省の2023年経済構造実態調査では、セメント・同製品製造業の売上額は、前年比1.3%増の4兆2,459億円。ただ、セメント協会によると、23年の輸出を含めたセメント生産量は同10.4%減の4,765万トン、販売量は同11.1%減の4,185万トンに減少。同協会は24年度の国内需要が0.6 % 増の3,500万トンと見込むが、ピーク時(1991年度の8,650万トン)に比べると4割程度の水準。それでも都市再開発や国土強靱化など公共事業により底堅い需要が予想される。