「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

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ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)の業界地図

自動車用タイヤは日本の大手の国際競争力が高く、海外生産が盛んだ。ただ、海外勢との競争が激化し、差別化への技術開発が課題。

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タイヤ・ゴム製品

ニチリン

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界に関係する企業情報

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界の「現在」と「未来」

2023年の出荷額は約2兆5,000億円。自動車タイヤ向けが55%以上

日本ゴム工業会によると、2023年のゴム製品出荷額は前年比10.4%増の2兆5,429億円と、3年連続で増加した。全体の55%以上を占める自動車用タイヤが同14.7%増の1兆4,139億円と、大きく増加したことが寄与した。ゴム製品は自動車用タイヤのほか、自動車部品、工作機械などに使われる工業用、ベルト、ホース、医療用、運動用具向けなどに使用される。原料は天然ゴムと、石油製品から作る合成ゴムに分かれるが、天然ゴムは資源の制約や市況変動の大きさなどから、合成ゴムの使用割合が増えている。

新車用タイヤが回復。高性能化が競争力のカギに

日本自動車タイヤ協会によると、23年の新車用タイヤ販売は、前年比横ばいの1億867万本。内訳は、新車用が同15% 増の3,983万本、市販用は同7%減の6,486万本。同協会の24年の出荷量について、新車用が2 % 増の4,030万本、市販用が横ばいの6,486万本の見込み。日本のタイヤメーカーは国際競争力、海外売上比率が高いが、中国や韓国メーカーが追い上げており、低騒音、低燃費化を図る高性能品の開発がカギを握る。

データで見る業界のポイント

自動車タイヤの国内需要

自動車タイヤの国内需要
「2024年自動車タイヤ国内需要年央見通し」(日本自動車タイヤ協会)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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