理系就活の進め方

理系学生に適した就活の進め方を理解しよう

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専門の勉強という武器

理系の就活において、何より特長的なのは、学業における専門分野と就職先との関係です。理系の専門分野の中には、機・電・情などといわれる産業や企業の事業内容と直結したものがあります。一方、文系の場合は、法・経など一見ビジネス寄りに見える分野ですら、それをそのまま職業とする選択肢は極めて限定的です。

理系学生にとっては、自分の専門分野が一番分かりやすい就職先のヒントだといえます。ただし基礎研究のように、専門分野とビジネスが直結しない場合もあることを理解しておいてください。詳しくは「理系の仕事研究」(2ページ目のテキストリンク)で説明していますが、勉強している内容そのものがビジネスである必要はなく、勉強によって身に付けたスキルやセンス、特に理系の数理能力は、どんなビジネスでも重宝される貴重な武器となります。

理系学生は、就活準備に取り組む上で、下記のような不安を感じることが多い様です。


こんな不安を感じたことがありませんか?

・サークル、アルバイト、ボランティアなど課外活動で、目覚ましい成果が無い
・チームで何事かを成し遂げた経験が乏しい
・優勝や入賞など特筆する成果が無い


文系就職以外で、広く理系的な仕事を目指すのであれば、上にあげたようなことで採否が決まる訳ではありません。学部や研究科で取り組んだ勉強や研究の成果があれば、課外活動やサークル、バイトでの経験などがなくとも、別の軸から十分、就活で勝負できます。これは理系最大の強みなのです。

学部、院で異なる職務

一口に「会社員」とはいいますが、こうした職務があるのではなく、就職する企業ごとにさまざまな役割があり、それによって「職務」が決まっています。学生にはなじみのない職務の方が圧倒的に多いので、どんな職務があるのか、必ず確認しましょう。



学部卒と院卒では、選べる職種が異なる可能性があります。会社にもよりますが、学部卒者の場合は、技術・生産系が中心となるでしょう。院卒は生産系に加えて、大手企業などでは研究開発も選択肢として有望になります。製薬などの業種によっては博士後期課程修了を求める会社もあるので、志望する企業ごとに、応募条件で判断することが大切です。

専門/専門外で選ぶ企業

始めの「専門の勉強という武器」の項目で述べた通り、理系の専門性は重要な武器となります。機械・電気・情報、建築、医療系など、業界も企業も確立した専門性を有している場合は、そのまま自身の専攻とつながる仕事を選ぶこと、つまり「専門分野」就職が可能です。


一方、基礎系など実際のビジネスとは一線を画す分野で学ぶ学生の場合、研究テーマをそのまま仕事に直結することは難しく、どちらかといえば勉強や研究を通して身に付けた能力を、違う分野で生かすという企業・職務選択となるでしょう。これはいわば「専門外」就職となり、文系の進路選択と似たような考え方で選択肢を広げて活動することで、就活も進めやすく、また内定も得やすくなるでしょう。どうしても自身の専門分野にこだわりたいという人もいますが、受け入れ先が少ないということは、それだけチャンスを得るのが厳しいということを覚悟の上で進む必要があります。

例えば数学そのものはビジネスには直結しないかも知れません。しかし、昨今の市場観としては数多くの企業がDX人材を広く求める傾向があるため、数学が得意でプログラミングなどへの親和性も高ければ、IT系中心に「専門外理系」の雇用は見つかるでしょう。生物・ライフサイエンスの基礎研究も、そのままでは選択肢は限られますが、実験などでなじみのある化学製品や分析能力を評価する製造業はかなり広くあることでしょう。

「文系就職」というのは主に文系学生が選ぶ企業・職種に、理系学生が就くことを指しますが、これは正に専門外の典型です。勉強した知識や専門性とは違うビジネスセンスや企業ごとの業務に適した特性が求められることになりますが、これに加えて理系センスが生かせるなら可能性は広がります。

公務員/教職等と民間の併願方法

外資をはじめとする一部企業では選考の早期化も見られ、専門によっては一般的なスケジュールよりも活動が早まるケースがあるようです。なお、多くの場合、公務員よりも民間企業の採用選考の方が先に行われるので、公務員や教員を志望する場合は、筆記試験などの専門試験対策を除き、民間企業への対策を優先的に進めておいた方が選択肢は広がります。 ただし、民間の大手企業や有名企業は競争率も高く、ESや面接などでも高い水準が求められ、負荷がかかる傾向にあります。あくまで公務員・教員がメインであれば、そうしたバランスを重視して企業を選ぶと、並行しての活動はしやすくなるでしょう。

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