【28年卒・29年卒】就活はいつから始めるべき?就活スケジュールと事前にやるべきことを解説

就職活動の情報が解禁となり、本格的に就活が始まるのは大学3年生の3月からです。しかし、28年・29年卒の皆さんのなかには、就職活動の準備をどのタイミングから始めればよいか、あらかじめ知っておきたい方もいるのではないでしょうか。インターンシップ&キャリアの位置づけが変わり、企業の採用スケジュールも多様化するなかで、「いつから動けばいいんだろう」「何から準備すればいいのかわからない」といった疑問を持っている方も多いでしょう。
この記事では就活スケジュールの全体像と、事前準備のポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしながら就活の準備を進めてみてください。
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就活はいつから始める?

就職活動の本格的な開始時期は大学3年生の3月頃からですが、多くの学生は、大学3年生や大学院1年生の4月~6月頃から就職活動の準備をスタートさせています。この時期は、企業のインターンシップ&キャリアの応募が始まるタイミングと重なるため、業界研究や自己分析に取り組む人が多い傾向にあります。
ただし、就活準備開始の時期は人それぞれ異なり、大学4年生や大学院2年生になってから本格的に動き出す人がいるのも実情です。エントリーしたい業界や企業によっても異なるため、自分のペースで就職活動を進められるよう、早めの準備と計画的な行動が肝心です。
就活はいつからいつまで?就活の全体スケジュール(27年卒の場合)
下記は27年卒の就活全体スケジュールです。このスケジュールに基づき、就職活動の準備は学生が大学3年生の春から秋にかけて本格的に始まります。実際に就活準備を進めるうえでの参考にしてください。

大学1・2年生からできる就活を始めるまでにやっておくと良いこととは?

就職活動準備が本格的に始まる大学3年生の春以降に向けて、大学1・2年生のうちからどのような準備を進めておくべきなのでしょうか。以下では、早めに始められる就活準備を6つ紹介します。
- 自己分析
- ガクチカ作成の準備
- 職種分析
- 業界・企業研究
- 仕事体験、オープン・カンパニー&キャリア教育等への参加
- OB・OG訪問
自己分析
自己分析とは、自分自身の強み、弱み、価値観、興味関心などを深く理解するために、これまでの経験を振り返り、整理するプロセスです。大学1・2年生のうちから自己分析に取り組むことで、自分に合ったキャリアの方向性が見えてくるでしょう。
たとえば、部活動やアルバイトなどで、「自分が情熱を注いだことは何だったのか」「チームワークを発揮できたのはどんな場面だったのか」などを振り返ってみましょう。また、大学に入学してから挑戦したことや新しい環境で感じたことなども、自己理解を深めるヒントになります。自分の特徴を言語化することは、将来の就職活動で自分の強みをアピールする土台となります。
ガクチカ作成の準備
大学1・2年生のうちから、将来の就職活動に向けてガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の準備を始めましょう。アルバイト、部活動・サークル、ボランティアなど、自分が情熱を持って取り組んでいることを記録し、整理していくことが大切です。
実際にガクチカを作成するときは、単に活動内容を羅列するのではなく、「どんな課題にぶつかり、それをどのように解決したのか」「活動を通じて何を学び、どう成長したのか」を具体的なエピソードとともに伝えられるようにしておくことがポイントです。まだ、ガクチカとして語れることがないという方は、今から新たな挑戦をしてみることで、魅力的なガクチカができるかもしれません。
職種分析
大学1・2年生の段階から、興味のある職種について理解を深めておくことは、将来の就職活動に向けて重要です。まずは、自分が魅力を感じる職種の具体的な業務内容や役割、必要とされるスキルについて調べてみましょう。また、その職種に就いた人たちのキャリアパス(どのようなスキル・実績を身に付けることで昇進・昇格となるのかの基準)を研究することで、自分の将来像をイメージしやすくなります。
職種分析を通じて、自分の強みや価値観と照らし合わせ、その職種が自分に合っているかを検討してみましょう。今のうちから職種理解を深めておくことで、将来の就職活動での業界・企業研究もスムーズに進められるようになります。
業界・企業研究
大学1・2年生のうちから、興味を持った業界や企業について理解を深めておくことは、2・3年後の就職活動の準備に役立ちます。まずは、自分が関心を持っている業界の全体像や動向について調べてみましょう。また、その業界で魅力的だと感じた企業の商品やサービス、事業内容、経営理念、強みなども研究します。
企業のWEBサイトやニュース記事、IRレポートなどを活用して、多角的に情報を収集することが大切です。業界・企業研究を通じて、自分の興味や価値観とマッチする業界・企業を見つけ、将来のキャリアビジョンを具体的に描けるようになるでしょう。

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仕事体験、オープン・カンパニー&キャリア教育等への参加
将来の仕事を検討する際に役立つため、大学1・2年生のうちから仕事体験やオープン・カンパニー&キャリア教育等への積極的な参加をおすすめします。仕事体験やオープン・カンパニーでは、実務型もしくは疑似体験型の就業体験や現場の人との交流を通じて業界や企業の理解を深められるだけでなく、自分の適性や興味とのマッチングを確認する良い機会にもなるでしょう。
また、オープン・カンパニー&キャリア教育等への早期参加は、就活本番に向けてさまざまな企業の魅力を知るメリットもあります。早めにさまざまなイベントに参加して社会との接点を持つことで、将来の就職活動をスムーズに進める鍵となるでしょう。
OB・OG訪問
OB・OG訪問は一般的に大学3年生から始めることが多いですが、大学1・2年生のうちからでも就活に向けた情報収集の一環としておすすめです。OB・OG訪問では、企業のWEBサイトや説明会では得られない、働く人の生の声を聞けるのが大きな魅力です。先輩たちのキャリアや仕事への向き合い方、学生時代を振り返っての思いなどを直接聞くことで、「働くとは何か」について理解を深められます。
また、業界・企業研究を進めるうえでも、先輩たちの知見は貴重な情報源となります。早いうちからOB・OG訪問を始め、社会で活躍する先輩たちから学ぶ姿勢を大切にしましょう。
大学1・2年生の就活準備のポイントとは

大学1・2年生の頃から就活を見据えて動き出す場合、いくつかポイントがあります。以下で詳しくみていきましょう。
- 就活準備を始める
- 希望職種に合ったスキル・資格を取得する
- 大学1・2年生から利用できる就活準備サイトに登録する
就活準備を始める
大学1・2年生のうちから自己分析や業界・企業研究など、就活準備を時間をかけて進めることで、就活が本格的に始まったときにいいスタートが切れるでしょう。たとえば、仕事体験やオープン・カンパニー&キャリア教育等などに積極的に参加し、社会との接点を持つことも重要です。仕事の実態に触れ、自分の適性や興味と照らし合わせることで、将来のキャリアビジョンが明確になっていくでしょう。早いうちから自分の将来について真剣に考えることが大切です。
希望職種に合ったスキル・資格を取得する
大学1・2年生の段階から、将来就きたい職種や業界で必要とされるスキルや資格について調べ、習得に向けて計画的に動き出しておくのがおすすめです。たとえば、ITエンジニアを目指すなら、プログラミング言語の学習や関連資格の取得に挑戦してみましょう。営業職を考えているなら、コミュニケーション能力を磨くためにディベート大会に参加するのも良いかもしれません。早いうちからスキルアップに努めて資格を取得することで、就職活動時に自分の強みとしてアピールできます。
大学1・2年生から利用できる就活準備サイトに登録する
大学1・2年生のうちから就活準備サイトに登録し、職種・業界の情報やインターンシップ&キャリアに関する情報を早めにキャッチしておくことも大切です。就活準備サイトは、早いうちから企業理解や業界研究を深めるうえで大いに役立ちます。
たとえば、マイナビが運営する大学1・2年生向け就活準備サイト「START」では、企業や社会人の取り組みを紹介するコンテンツや、オリジナルの自己診断ツールなど、さまざまな機会を通じて「自分の未来」を考えるきっかけを提供しています。また、大学のキャリア支援センターを活用して、先輩社会人の生の声を聞くこともおすすめです。
START編集部が考える、1・2年生のうちにトライしてほしいこと
ここまで、一般的な就活スケジュールや、1・2年生のうちにできる就活準備のポイントをお伝えしてきました。
START編集部としては、就活対策だけに囚われず、社会のさまざまなことに興味を持ち、積極的に探求してみる期間にしてほしいと考えています。
たとえば、ニュースを見ていて気になったトピックについて自分なりに深掘りをしてみたり、自分がいま好きなことを突き詰めてみるでも良いと思います。大事なことはその中で、自分がなぜそれに興味を持ったのか、なぜ好きなのかということを、ハッキリさせておくことです。
自分の興味関心をハッキリさせておくことは、きっと就活やその先にあるみなさんのキャリアを豊かにすると考えています。STARTには、社会や企業への興味を広げたり、自分と向き合うためのコンテンツを用意しています。ぜひ活用してください。
就活が本格的に始まる前からスケジュールは把握おこう!
就活は大学3年生の3月からスタートすることになりますが、大学1・2年生の頃から少しずつ準備を始めておくことでゆとりを持って行動できます。具体的には、自己分析やガクチカづくり、オープン・カンパニー&キャリア教育等への参加などをしておくことで、時間を有意義に使えるでしょう。また、スキル・資格取得や就活サービスへの登録をしておくのもおすすめです。早いうちから将来のことを考えて行動することで、キャリアの選択肢も広がっていくでしょう。