【28年卒・29年卒】就活スケジュールを紹介!全体の流れや準備のポイントは?

大学1・2年生のなかには、早めに就活スケジュールを知っておきたい方も多いのではないでしょうか。就活は例年同じようなスケジュールで進めることが多く、あらかじめ把握しておくことで2・3年後に向けた準備をしておけます。
この記事では、28年・29年卒向けの就活スケジュールについて紹介します。就活全体の流れや準備する際のポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
27卒の方はこちらをチェック
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就活の全体スケジュール

就活の全体スケジュールはどの業界を志望する場合でも、毎年同じような流れで進めていきます。以下では、27年卒の場合の就活スケジュールを記載していますので、ぜひ参考にしてください。

なお、28卒のスケジュールは、27年卒のスケジュールの年数に“プラス1年”したものを想定してください。就活前に始まるインターンシップ&キャリアについて詳しく知りたい方は、下記コンテンツを参照してください。
就活スケジュールの進め方

一般的に大学3年生の春からインターンシップ&キャリアの応募受付が開始するなど、本格的な就活準備が開始します。そして3月以降からはいよいよ就活がはじまることになります。では大学3年生になって就活準備を進めたら、どのようなことに取り組むのでしょうか。以下で詳しくみていきましょう。
- インターンシップ&キャリア
- 自己分析
- 業界分析
- 企業研究
- OB・OG訪問
- 企業説明会への参加
- エントリーシート・履歴書などの準備
- 採用試験の準備
- 選考本番
インターンシップ&キャリア
大学3年生の6月~2月には、夏季・冬季のインターンシップ&キャリアに参加することをおすすめします。インターンシップ&キャリアに参加することで、興味のある業界や職種、企業について実際に体験し、理解が深められるためです。2・3年後の就職活動に向けて、自己理解を進めたりキャリアビジョンを明確にしたりするための重要な機会となるでしょう。
なお、1・2年生時にはオープン・カンパニー&キャリア教育等と呼ばれるプログラムに参加できます。仕事理解の促進や自分の興味の発掘につながるので、ぜひ参加してみてください。
自己分析
大学3年生の4月〜2月にかけてはインターンシップ&キャリアへ参加しながら、自己分析に取り組みます。自分の価値観や強み・弱みを理解するために、これまでの経験を振り返りながら整理していくことが重要です。1・2年生のうちから部活動やアルバイトなど、さまざまな体験を通じて得た学びを言語化する習慣をつけておくと、自己分析がスムーズに進められます。
業界分析
本格的に就活が始まる大学3年生の3月までに、自分の興味のある業界について深く研究しておくことが重要です。各業界の特徴や動向、主要企業の事業内容などを調べ、理解を深めます。1・2年生のうちは、幅広い業界に関心を持ち、情報を収集することから始めましょう。徐々に自分の適性や価値観に合う業界を絞り込んでいくことで、余裕を持って就職活動を進めていけます。
企業研究
自分が志望する特定の企業研究も進めましょう。志望企業の事業内容や強み、経営理念、社風などを調べ、自分との適合性を見極めることが大切です。1・2年生のうちは、業界研究を通じて関心領域を絞り込み、3年生になったら具体的な企業研究にシフトしていきましょう。企業のWEBサイトやニュース記事、説明会なども活用しながら、多角的に情報収集することが重要です。

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OB・OG訪問
大学3年生になったら、OB・OG訪問を行うことをおすすめします。先輩から直接話を聞くことで、業界や職場の雰囲気がリアルにイメージできます。もちろん、大学3年生からではなく1・2年生のうちから、関心のある業界・企業で活躍する先輩を探し、コンタクトを取っても良いでしょう。昨今はオンラインでの交流も可能なので、気軽に先輩とつながり、貴重な話を聞ける環境が整っています。先輩の経験談は、自分のキャリア形成を考えるうえで大いに参考になるはずです。
企業説明会への参加
主に大学3年生の3月から大学4年生の9月頃にかけて、企業説明会が開催されます。企業説明会は、企業の人事担当者や現場の社員から直接情報を聞ける機会となるでしょう。さまざまな企業説明会に足を運び、業界・企業の雰囲気や文化を肌で感じ取ることが大切です。自分が関心のある業界や企業について深く掘り下げていくことで、企業理解を深められます。
エントリーシート・履歴書などの準備
大学3年生の3月以降、エントリーシートや履歴書の準備に取り組むことになります。応募書類は、自分をアピールし、企業の選考判断材料となる重要なものです。自己分析や企業研究で得た気づきを活かし、自分の強みや経験、志望動機などを論理的に伝えることが求められます。内容を吟味し、推敲を重ねてブラッシュアップしていくことが大切です。早めに準備に取り掛かり、書類を完成させておくことで、余裕を持って就活に望めるでしょう。
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採用試験の準備
企業の採用試験には、筆記試験、適性試験、面接などが含まれます。採用試験が本格化するのは大学4年生の6月からですが、企業によってスケジュールが異なります。興味のある企業のスケジュールは早めに押さえておきましょう。それまでに試験形式に応じた対策を立てることが重要です。筆記試験や適性試験では、一般常識や専門知識、数的処理能力などが問われることが多いため、問題集や過去問を活用し、着実に対策を進めます。
面接対策では、自己PRや志望動機を明確に伝えられるよう、繰り返し練習することが大切です。また、模擬面接を通じて実践的な経験を積むことで、本番での自信につなげられるでしょう。
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選考本番
一般的には、大学4年生の6月から本格的な選考がスタートします。エントリーシートや履歴書、筆記試験、面接などの選考を経て、最終的に内定を獲得することを目指します。しっかりと準備をしておき、自分の強みや価値観、志望動機を明確に伝えられるようになることが重要です。
ただし、複数の企業に応募するケースが多いため、選考結果に一喜一憂せず、前を向いてそれぞれの選考に臨む姿勢も大切です。
就活が始まるまでにできる準備とは?

就活準備は早くから始めておくことに越したことはありませんが、どのような取り組みをすれば良いかわからない方も多いでしょう。ここでは、大学1・2年生からでもできる就活準備について紹介します。
将来のビジョン・目標を明確にする
大学1・2年生の頃から、自分の将来のビジョンや目標について考えておくと、就活が始まった際に行動しやすくなります。どのような人生を歩みたいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを具体的にイメージすることで、目標達成に必要な業界や職種がわかってくるでしょう。
早い段階からビジョンを描き、それに合った企業研究を進めることで、就活での自己PRや志望動機が明確になり、説得力を持って伝えられるようになります。ゆとりを持って就活に臨むためにも、早めにビジョン・目標設定に取り組むことをおすすめします。
ガクチカをつくる
「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」は、エントリーシートや面接において定番の質問です。今はまだガクチカとしてアピールできるエピソードがないという人は、大学1・2年生のうちから、部活動やサークル、アルバイト、ボランティア、学内プロジェクトなど、自分が情熱を注げる活動に積極的に取り組みましょう。
ガクチカをつくる際は、単に活動に参加するだけでなく、自ら課題を見つけ、解決に向けて行動することが重要です。困難な状況をどのように乗り越えたのか、その経験を通じて何を学び、どのように成長したのかを具体的なエピソードとして蓄積していきましょう。
就活準備サイトに登録する
大学1・2年生のうちから就職活動に向けて準備を始める際、就活準備サイトに登録し、必要な知識やスケジュールなどについて情報収集するのもおすすめです。たとえば、マイナビが運営する大学1・2年生向け就活準備サイト「START」では、企業や社会人の取り組みを紹介するコンテンツや、オリジナルの自己診断ツールなど、さまざまな機会を通じて「自分の未来」を考えるきっかけを提供しています。
早い段階から就活準備をサポートするサービスがあるので、積極的に活用してみてください。サイトを通じて得た情報を基に、計画的に就活準備を進めることで、充実した就職活動につなげられるでしょう。
START編集部が考える、1・2年生のうちにトライしてほしいこと
ここまで、一般的な就活スケジュールや、1・2年生のうちにできる就活準備をお伝えしてきました。
START編集部としては、就活対策だけに囚われず、社会のさまざまなことに興味を持ち、積極的に探求してみる期間にしてほしいと考えています。
たとえば、ニュースを見ていて気になったトピックについて自分なりに深掘りをしてみたり、自分がいま好きなことを突き詰めてみるでも良いと思います。大事なことはその中で、自分がなぜそれに興味を持ったのか、なぜ好きなのかということを、ハッキリさせておくことです。
自分の興味関心をハッキリさせておくことは、きっと就活やその先にあるみなさんのキャリアを豊かにすると考えています。STARTには、社会や企業への興味を広げたり、自分と向き合うためのコンテンツを用意しています。ぜひ活用してください。
就活準備は1・2年生のうちから備えよう!
大学1・2年生のうちから、自分の将来を検討してみましょう。自己分析や業界・企業研究、ガクチカづくりなど、早い段階から取り組むことで、自分の強みや適性を見極めたうえで明確なキャリアビジョンを描けます。それらは、自ずと就活準備にもつながります。また、インターンシップ&キャリアへの参加、OB・OG訪問など、社会人との接点を持つ機会を積極的に活用するのも良いでしょう。いまのうちから将来を見越して行動することで、余裕を持って就職活動に望めるはずです。