事業所数は全産業で最多。特定製品を作る中小企業が多い
経済産業省の工業統計によると、2019年の金属製品製造業の製造品出荷額は、前年比0.9%減の15兆9,652億円。20年の事業所(4人以上)数は2万5,094事業所と、全産業で最も多いが、出荷額は6番目で、中小企業や小規模事業者が多いことを表している。
金属製品は缶や機械刃物、素形材、工具、金型、鉄骨・橋梁、サッシ、シャッターなど多様だ。金属部品の加工方法も、板金、切削、機械加工、熱処理、プレスなどがある。高い技術力を持ち、受注生産で特定の製品を製造する中小企業が多い。