2022年の受注高は約8.2兆円。専業のほか、得意分野に強い企業
経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、2022年のエンジニアリング業の受注高は、前年比0.9%増の8兆2,360億円だった。国内は同2.2%増の6兆5,130億円、海外が同3.6%減の1兆7,229億円だ。業界は専業と、機械や化学メーカーの建設部門から派生して生まれた企業に分かれるほか、水処理や環境など得意分野を持つ企業に分かれる。
プラント・エンジニアリングは、石油や石油化学、製鉄などの大規模施設などの設計から資材調達、施工までを一括して請け負う。特に専業3社は技術力を背景にして、エネルギーや石油化学などの大規模プラント建設で海外でも活躍。国内の大規模プラントの新規需要は停滞気味だが、中東やアジアなど設備投資意欲が高い地域の需要取り込み、さらには再生可能エネルギー関連の需要開拓が課題となりそうだ。