ネット通販増で卸売も増加。ブランドビジネスも展開
経済産業省の商業動態統計によると、衣服・身の回り品卸売業の販売額は、前年比3.4%増の4兆1,260億円、繊維品卸売業は同7.7%増の2兆2,290億円だった。アパレルの店頭販売は停滞が続くが、ネット通販の伸びが寄与したとみられる。アパレルメーカーは商品を企画し、製造は外部工場に委託するのに対し、繊維・アパレル商社は、糸や生地、素材、アパレルなどを国内外から仕入れ、メーカーや小売りに提案するなど、資材調達から物流までを担う。海外ブランドの使用権を取得して商品を作るブランドビジネスを展開する場合もある。