2023年末の貸出金残高580兆円。店舗、ATMは削減続く
全銀協によると、23年末の都銀5行の貸出金残高は、前年同期比3.3 % 増の580兆3,280億円、預金残高は同3.6%増の456兆7,577億円と規模が大きい。
ただ、長引く低金利により融資で稼ぐ収益構造は変化し、M&A(合併・買収)の仲介など投資銀行業務などを強化している。
さらに、24年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)により、資産運用ビジネスの拡大に向けて、証券会社と連携する動きが相次いでいる。一方で、振り込みや入金手続きなどはネット経由が増加し、支店やATMの運用コストが相対的に上昇。店舗の統廃合や本部の人員削減、既存店舗の小型化などのスリム化も進める。