2023年の売上高は3年連続増加。食料品の割合高まる
日本百貨店協会によると、2023年の百貨店売上高(既存店)は、前年比9.2%増の5兆4,211億円と、3年連続で増加した。内訳は、食料品が同3.0%増の1兆4,829億円、衣料品が同10.1%増の1兆4,580億円、雑貨が同11.4%増の1兆925億円と、主力分野が軒並み伸びた。新型コロナウイルスの5類移行により外出機会が増えて客数が伸びたほか、円安によるインバウンド消費が寄与した。ただ、コロナ禍前の19年比では6.0%減と、本格回復には至っていない。全国の店舗数は24年2月末時点で167店舗と、ピーク時(1999年)の311店から半減に近い。