「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)の業界地図

金属製品製造業は多様な製法と業態があり、技術力をベースにモノづくりを支えている。ただ、自動化などのコスト削減が必要だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

金属製品

三和ホールディングス

エイチワン

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)業界の「現在」と「未来」

売上高は約18.8兆円。企業数は製造業で最多

財務省の法人企業統計によると、2023年度の金属製品製造業の売上高は、前年度比3.2%減の18兆8,346億円と、2年ぶりに減少した。総務省の2023年経済構造実態調査では、金属製品製造業の調査対象企業は3万3,441社と、製造業で一番多く、中小・小規模企業が多いことを表している。業界は鉄鋼や非鉄金属を加工して最終製品に仕上げ、製品としては缶や素形材、機械工具・部品、板金、金型、橋りょう、サッシ、シャッターなど多様だ。加工方法も板金加工、切削、熱処理、プレス、精密鋳造のダイカストなどと幅広い。主な需要先は自動車、建設、住宅などで、これらの業界の影響を受けやすい。

熟練技術者が高い技能を発揮。コスト競争力の向上が必要

金属加工は切削や曲げ加工、表面処理などで熟練技術者が高い技能を示し、競争力を持つ企業が多い。ただ、これらの加工工程は3DプリンターなどIT機器に置き換わる動きもある。国内製造業の海外展開によって海外企業との競争が激化している。熟練技術者の技能伝承と同時に、自動化によるコスト競争力の向上が必要といえる。

データで見る業界のポイント

金属製品製造業の売上高推移

金属製品製造業の売上高推移
「年次別法人企業統計調査(令和5年度)」(財務省)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

業界地図

就活準備コンテンツ

ページTOPへ