就活の流れはどのように進む？大学1・2年生からできる準備も紹介
「就活ってどうやって進めればいいの？」と疑問に思っている方も多くいますよね。
そこでこの記事では、就活が始まる前の大学1・2年生向けに、就活の大まかな流れと今からできる就活準備を紹介。さらに、3年生になってから取り組みたい準備も紹介します。
大学3年生の3月、就活をスタートする時に慌ててしまうことがないよう、あらかじめ就活の流れや準備について知っておきましょう。
就活の大まかな流れ
就活ではどの時期にどのような活動が必要になるのでしょうか。まずは、大まかな流れを紹介します。
就活準備
就活が始まるのは、大学3年生の3月以降です。それより前の期間は、就活準備期間として扱われます。
就活準備期間は本選考へのエントリーはできないものの、自己分析や業界研究、オープン・カンパニー＆キャリア教育等への参加など、就活に向けてできる行動は多くあります。大学3年生になるとインターンシップへのエントリー・参加もできます。業種職種研究や、志望する企業とのマッチングを計るための有効な手段のため、就活開始前にぜひ活用しましょう。
また、就活の時期に慌てないよう、ガクチカを探しておくのも良いでしょう。
事前に準備を整えておくと、就活本番を迎えても焦らずに進めることができます。
エントリー
大学3年生の3月から、企業へのエントリーが可能となります。
エントリーとは、その企業に興味があることを企業に対して意思表示するためのものです。気になる企業にエントリーしておくことで、パンフレットなどの資料や会社説明会の案内が受け取れます。
あくまでも興味があることを示すためのものですので、エントリーをしたからといって必ずしも会社説明会への参加や選考への応募をしなければならないわけではありません。
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会社説明会
会社説明会では、企業が学生に対して業務内容や企業理念をはじめとしたさまざまな説明を行います。
説明会に出席しなければ、選考に応募できないわけではありません。ただし、企業によっては会社説明会の場でエントリーシートの配布や記入、1次選考などが行われる場合もあります。エントリーシートとは、志望動機や自己PRを記載した書類のことです。
また、会社説明会に参加することで、資料や採用サイトだけでは分からない情報が得られます。社内の雰囲気が直接感じられるのも、会社説明会に参加するメリットだといえるでしょう。
応募を考えている企業の会社説明会には、できるだけ参加しておくのがおすすめです。特に、志望度が高い企業の会社説明会は、スケジュールを合わせて参加しておきましょう。
採用選考
気になる企業に応募すると、書類やWEBテスト、面接などによる採用選考が行われます。
書類選考の際には、エントリーシートの提出を求められるケースが多くあります。
エントリーシートに記載する志望動機や自己PRの作成には、自己分析が欠かせません。また、WEBテストの対策には時間がかかります。
早めに準備を始めておくと、採用選考の直前で焦らずに済みます。
内々定（内定）
内定とは、企業が応募者に対して採用の意志を正式に通知することです。応募者側が内定を承諾すると、労働契約が成立します。
企業が内定を出せるのは、大学4年生（最終学年）の10月以降です。内定を出した場合、企業側による取り消しは解雇と同様の扱いとなります。犯罪行為や重大な経歴詐称、留年、整理解雇が認められるような経営の悪化など、特別な理由がない限り企業側は内定の取り消しはできません。
また、内定の前に企業が内々定として応募者に採用の意志を通知することもあります。
大学1・2年生のうちに取り組める就活準備
就活がスタートするのは大学3年生の3月からですが、大学1・2年生のうちから準備を進めておくとスムーズに就活が進められます。ここからは、大学1・2年生のうちに取り組める就活準備を紹介します。
自己分析
自己分析を行うことで、自分自身の価値観や考え方が明確になります。価値観を明確にしておくと、自分に合う企業を見つけやすいでしょう。
また、自分自身の強みを明確にして企業に適切にアピールするためにも、自己分析は欠かせません。大学1・2年生の早いうちに自己分析を行っておくことで、自分の強みを活かした活動を記憶に残しやすい点もメリットです。
自己分析には、自分史やモチベーショングラフの作成、自己理解を深めるための心理学モデルのひとつ「ジョハリの窓」を活用する方法などさまざまなやり方があります。まずは、気になる方法から試してみましょう。
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オープン・カンパニー＆キャリア教育等や仕事体験への参加
オープン・カンパニー＆キャリア教育等は、オフィス見学や社員交流会などを通じて、業界やキャリアに対して理解を深めるプログラムです。また、仕事体験とは短期間の就業体験ができるプログラムのことを指します。
どちらも全学年を対象としたプログラムであるため、大学1・2年生でも参加できます。プログラムに参加しさまざまな業界や仕事に触れることで、就職先の選択肢を広げられるケースもあるでしょう。
また、多くの業界や企業の雰囲気を知ることで、志望業界や企業の絞り込みにも役立ちます。
業界研究
業界研究とは、自分が興味を持った業界について理解を深めるための活動です。
気になる業界を選び、その業界にはどのような企業が属しているのか、どのような構造で収益を得るビジネスモデルとなっているのか、どのような職種があるのかといった情報を調べます。また、業界の動向やトレンドもチェックしておくと良いでしょう。
興味を持った業界と他の業界を比較することで、自分がなぜその業界を目指すのかが明確になります。目指す理由が明確になることで、自己PRや志望動機も書きやすくなります。
大学1・2年生の早いうちに業界研究を進めておくことで、視野を広げながら就活準備ができるためおすすめです。
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ガクチカ探し
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略で、就活の際に問われることが多い項目です。
就活を始めてから「自分は特別な活動をしていない」とガクチカ探しに悩んでしまう学生は多くいます。しかし実は、特別な活動でなくても目標達成のために頑張ったエピソードが話せれば良いのです。
また、就活で聞かれるからガクチカを探すというのは本末転倒。まずは自身が興味のあることや、学生のうちに経験しておきたいことから考え始めましょう。就活本番で心の内から「私はこれを頑張った！」と言える出来事に出会えるよう、時間のある1・2年生のうちに、いろいろなことに挑戦するのがおすすめですよ。
WEBテスト対策
WEBテストとは、就活の選考過程で行われるテストのことです。オンライン上で実施され、言語分野、非言語分野、英語、一般常識など、幅広い分野に関するテストを実施します。
企業は、WEBテストを実施することで応募者の絞り込みを行います。つまり、WEBテストで合格点に達しなければ、面接に進めない可能性もあるのです。
WEBテストは範囲が広いため、対策には時間がかかります。大学1・2年生のうちから練習問題や模擬試験などを活用して対策しておけば、直前になってから知識を詰め込むような勉強をせずに済むでしょう。
また、早めに対策を始めておくことで、不得意分野のスコアを伸ばせる可能性も高まります。
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大学3年生以降の就活準備
大学3年生になると、取り組める就活準備のためにできることが増えます。ここからは、大学3年生以降の就活準備を紹介します。
インターンシップへの参加
大学3年生になると、インターンシップに参加できます。インターンシップとは5日以上の長期で行われる実務型の就業体験のことで、長期休みの期間に行われるのが一般的です。
インターンシップに参加することで、実際にその企業で行われている業務に触れられるため、志望する企業や業界が自分に合っているか確認できます。
長期で日程が組まれているため多くのインターンシップに参加するのは難しいのが現実です。大学1・2年生のうちに志望する業界や企業を絞り込んでおくと、志望度の高い企業のインターンシップに応募できます。
合同説明会への参加
合同説明会とは、イベント会場などに多くの企業が集まり、就職活動をしている人向けに自社の説明をするものです。多くの企業の話をまとめて聞けるため、自分が興味を持てる企業を見つけられる可能性があります。また、今まで知らなかった企業に出会える可能性も高いでしょう。
インターンシップの告知を合同説明会で行う企業も多くあります。少人数で話ができるブースもあり、気になるポイントを担当者に質問しやすいのも合同説明会の魅力です。
応募したい企業を見つけるためにはもちろん、志望企業のより深い情報を得るためにも、合同説明会への参加はおすすめです。
就活の流れを知り準備しておこう
就活は、大学3年生の3月からスタートします。しかしその前に、大学1・2年生から始められる準備も多くあります。就活が始まると忙しくなるため、自己理解を深めたり、将来の選択肢を増やす取り組みなど、できることから早めに準備しておくと良いでしょう。
どのような流れで就活が進むか知っておくと、準備にも取り組みやすくなります。この記事を参考に、今からどのように準備を進めるか計画を立ててみてください。
