住宅ローン中心のモーゲージバンク。「フラット35」で9割のシェア
モーゲージとは抵当権の意味で、モーゲージローンは不動産を担保にした貸し付けのこと。住宅ローンを指す場合が多い。2003年に住宅金融支援機構が住宅ローンの証券化事業を開始し、最長35年の固定金利住宅ローン「フラット35」が誕生した。同機構は民間金融機関が貸し出した住宅ローン債権を買い取り、証券市場から資金調達することで、預金を有しない金融機関も住宅ローンを扱えるようになった。フラット35の契約数は2020年度で8万件を超え、全国300以上の金融機関のうち、フラット35の扱いではモーゲージバンクが約9割のシェアを持っている。