2020年の売上高7年連続減。都市型の落ち込み幅は低い
日本百貨店協会によると、2020年の百貨店売上高は前年比25.7%減の4兆2,204億円と、7年連続で減少した。5年前の15年と比べると、売上高で2兆円近く、地方や郊外店の閉鎖により社数は11社、店舗数は48店減少した。ただ、コロナ禍による営業自粛期間中でも食料品売り場などは営業していたため、20年の食料品売上高は15.9%減と、減少幅は低かった。地域別にみると、地方に比べて都市型の大型百貨店の売上高の減少率も低い。各社とも食料品の自宅配送やドライブスルー方式による販売など、懸命な努力を続ける。