売上高が過去最高を更新。ネット広告も拡大が続く
総務省・経済産業省の情報通信業基本調査によると、2020年度のインターネット付随サービス業(733社)の売上高は、前年度比1.6%増の24兆458億円と、過去最高を更新した。クラウドコンピューティングが同46.2%増のほか、キャッシュレス決済の普及により課金・決済代行が同30.7%増、ネット通販の拡大によるショッピングサイトなどが同30.1%増などの伸びが目立った。
一方、電通によると2021年のネット広告費は前年比21.4%増の2兆7,052億円と、マスコミ4媒体(新聞・テレビ・雑誌・ラジオ)を初めて上回った。
個人向けEC市場は20兆円超え。個人間取引も好調に推移
経産省の電子商取引市場調査によると、21年の消費者向け市場は前年比7.4%増の20兆6,950億円と、初めて20兆円を超えた。物販系が同8.6%増の13兆2,865億円、旅行や飲食などのサービス系が同1.3%増の4兆6,424億円、電子出版や動画配信などのデジタル系が同12.4%増の2兆7,661億円だ。フリマアプリなどの個人間取引は同12.9%増の2兆2,121億円と伸びが続いている。