2022年のアニメ市場は約3兆円。動画配信増え過去最高
日本動画協会の「アニメ産業レポート2023」によると、22年のアニメ産業市場は前年比6.8%増の2兆9,277億円と、2年連続で過去最高となった。20年はコロナ禍によって10年ぶりに減少したが、そこから回復傾向だ。22年の国内と海外の比率は公表されていないが、21年だと国内が1兆4,288億円、海外が1兆3,134億円とほぼ同じ割合となっており、22年も同様と見られる。
特に市場を拡大しているのが、動画配信だ。アメリカのNetflixやAmazonなど有料動画配信の大手企業が独自の作品を制作して配信数を増やしているほか、国内のアニメ制作会社が海外に制作を依頼し、大手の動画配信企業で配信するケースも増加している。