結婚式場の売上高は横ばい。婚姻数の減少への対応がカギ
経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、2023年度の結婚式場業の売上高は前年度比0.2%増の2,405億円と、ほぼ横ばいだった。取扱件数は同7.7%減の約7万件と減っているため、1件あたりの単価が上がっている。ただ、中長期的には少子化の影響で伸びは期待できない。厚生労働省の人口動態統計によると、2023年の婚姻件数は前年比約3万件減の47万4,717組と、戦後初めて50万組を下回った。挙式・披露宴をしない「ナシ婚」、費用を抑えた「ジミ婚」なども増えており、海外進出やインバウンド婚などの新サービスが求められる。