機械中心に幅広い分野で活躍。アウトソーシングの需要が増える
経済産業省の特定サービス産業動態調査によると、2023年度の機械設計業の売上高は前年度比10.3%増の2,671億円だ。内訳は、詳細設計が1,138億円、計画設計が777億円、基本設計が705億円。
機械設計とは文字どおり、機械類を設計すること。技術者は一般機械から電気機械、自動車、プラント、さらには医薬品など幅広い分野で活躍する。
技術者は基本設計から詳細設計、生産設計までを担うケースが多く、機械工学などの専門的な知識が必要だ。
製造業の人手不足に加え、自社の技術系社員の育成には時間がかかり、教育コストも必要なことから、実際の機械設計業務では外部に委託するケースが増えており、派遣会社などが成長している。