道路貨物の輸送市場は約29兆円。 宅配便の伸びも続く
総務省・経済産業省の2023年経済構造実態調査によると、道路貨物運送業の売上高は、前年比2.9%増の29兆1,767億円だった。国土交通省の自動車輸送統計調査では、2023年度の貨物輸送量は前年度比1.2%減の37億8,050万トンと、3年連続で減少した。貨物輸送には内航海運、鉄道もあるが、輸送量ベースでは9割以上がトラックで、その代表例が宅配便だ。国交省によると、23年度の宅配便取扱個数は、同0.3%増の50億733万個と、9年連続で増加。このうち、上位3社のシェアは約95%だ。