紙・パルプの売上額は約8.7兆円。木質由来のバイオ技術の開発を急ぐ
23年経済構造実態調査によると、パルプ・紙・紙加工品の売上額は前年比5.6%増の8兆7,108億円だが、新聞や雑誌などの印刷・情報用紙の減少は続く。日本製紙連合会は24年の内需は紙・板紙計で同3.1 % 減の2,096万トンと、3年連続の減少。一方、全国段ボール工業組合連合会によると、23年の生産量は同2.9%減の約142万平方メートルと、3年ぶりの減少だが堅調といえる。各社とも木質由来のバイオエタノール、セルロースナノファイバーなどの新技術開発を急ぐ。