株式会社明治
経営企画本部イノベーション事業戦略部事業開発G 専任課長
松浦 枝里子
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、2009年に入社。現在は、社外パートナーと協業し新しい事業価値を創出する業務に尽力。
バスケットボールが大好き。母校は小学校から大学までの一貫校。中学生の時に女子バスケ部に入部して、それから大学まで、家族よりも多くの時間をチームのメンバーたちと過ごした。学生時代は、朝でも夕方でも体育館に足を運んだ。
当時のポジションはポイントガード。だが、ある日の練習中に前十字靭帯を切る怪我を負い、高1の夏休みに1カ月間入院。手術も受けた。入院中もチームメイトは毎日、代わる代わる顔を見せに来てくれた。その後、私は選手として本格的な復帰をせずに、大学でトレーナー兼マネージャーに転向。中高時代を共にした仲間たちと同じ時間を過ごしたいという思いがあり、その時の自分が“やれること”と“やりたいこと”について、考え抜いての選択だった。
まずは、大学内のトレーナー講座を受講して、選手のケアに力を入れた。それから、定期戦の広告費の協賛企業を募り、女子部の認知度向上を図った。それまではやっていなかった、高校生選手のスカウトや、グッズの作成などにも取り組んだ。
一貫してこだわったのは選手たちのケアと、“ただ楽しい”だけではなく、「“ちゃんと楽しく”バスケができる場所をつくる」ことだった。常に隠し事のない良いチームだったが、勝つためには当然、大小の課題があり、時には衝突も起きる。縦横くまなくコミュニケーションが取れるようにチームメンバーと協力し、立場や個性に合わせた話し合いの場や話し方の工夫をした。自分の目的を相手に伝えるために、どう考えを整理し、どう言語化すべきかを常に模索した。わからないことを放置しないことや、自分のできること、やりたいこと、求められることのバランスを図ることの大切さも知った。OGなど周辺の人々も含む関係性の構築に臨み、日々のもみあいの中、自分のハブとしての役割を磨いた。
大学時代のハイライトは、4年生最後の早慶戦。私たちと早稲田大学には、圧倒的な実力差があった。でも、事前にみんなで「この試合で何をするか」を話し合い、実際にそれぞれが充分に役割を発揮した。全員が真面目に、全力でプレーを楽しんだ。結果的に負けはしたが、この一戦は部の歴史に刻まれる大健闘となったと思っている。
チーム内での自分の役割を見極めること。自分なりの短期的な出来高を設定し、「まず取り組んでみる」こと。交渉事では先に腹の内を見せ、自分の考えをわかりやすく伝えること。チームスポーツで培った力は、今も仕事にも活きている。あの頃、毎日“ちゃんと楽しんだ”ことの全てが、今日の自分につながっている。
学生への応援メッセージ
どんな仕事も一人ではできません。調整力や交渉力、つまり、相手の立場や気持ちを考えて伝える力が必要です。チームスポーツに取り組むことは、その力をきっと伸ばしてくれると感じています。夢中になれることを探しているなら、「とりあえず、やってみる」という気持ちも大切だと思います。「だめなら次」でいい。でも、もし先が見えたら、適当に楽しむのではなく、ぜひ“ちゃんと楽しく”続けてください。




















