2020年度の純利益98%増。株式市場の活況が寄与
日本証券業協会によると、2020年度の会員262社の営業収益は、前年度比9%増の4兆1,148億円、純利益は同98%増の5,668億円と好調だった。2021年3月末段階のネット取引の口座数も、前年同期比13.2%増の3,347万と、個人投資家などが増えたことが分かる。会員のうち、黒字会社は全体の79%を占めた。
世界的な金融緩和により、20年の東京証券取引所全市場の売買代金が前年比15.9%増の742兆2,471億円と株式市場が活況だったほか、増資や社債発行による企業の資金調達需要が増え、証券会社の手数料収入も増えた。