国内生産約3兆1,000億円。産業用電気機器は約7,700億円
重電機器とは、発電・送電・配電や工場などで使われる工業用、動力用の大型電気機械の総称。日本電機工業会(JEMA)によると、2020年度の重電機器の国内生産額は前年度比6.8%減の3兆1,104億円だった。民間設備投資が低調だったほか、石炭火力機器の縮小が要因。ただ、JEMAは21年度以降は緩やかに回復すると見込んでいる。
一方、産業用電気機器は測定、物流、FA機器や回転・駆動機器、配電用制御機器など。20年度の出荷額は同4.7%減の7,701億円(JEMA調べ)。
重電機器の輸出比率高いO&M戦略で競争力向上へ
JEMAによると、20年度の重電機器の輸出額は前年度比2.0%増の2兆3,630億円と、国内生産額の約4分の3を占める。発電機、変圧器、配電盤などの輸出額が大きい。ただ、欧米には重電大手が多く、特にアジア地域で競争が激化している。競争力向上に向けて、経済産業省はO&M(operation&maintenance)戦略を打ち出し、発電設備の建設後も点検や修繕、機器更新などを一貫して担うことで、収益安定化を促している。