電気計測機器の需要は堅調。ウオッチは9割近くが輸出
経済産業省の生産動態統計によると、2020年の計測機器の生産額は前年比7.0%減の5,132億円、測定機器は同7.2%減の4,666億円だった。計測機器のうち、電気計測機器は同3.6%減の4,035億円と堅調。電力量計や半導体・IC測定器などの需要が根強い。
日本時計協会によると、20年の総出荷額は同28.7%減の2,176億円となった。内訳は、ウオッチが同30.0%減の2,004億円、クロックが同11.8%減の172億円。特にウオッチは海外生産品を含め9割近くが輸出だ。
医療機器生産額約2兆5,600億円。官民で治療機器の技術開発を進める
厚生労働省の薬事工業生産動態統計によると、19年の医療機器生産額は、前年比21.8%増の2兆5,678億円と、2年ぶりに増加した。輸出は同51.1%増の1兆90億円と、初めて1兆円を突破した。ただ、輸入額も2兆7,229億円と、国内生産額を上回った。日本メーカーは内視鏡やCT、MRIなどの診断機器に強みを持つが、放射線治療装置、人工関節など治療機器は海外製が強い。このため、国は未来投資戦略でロボットやAI技術の活用など官民一体で治療機器などの技術開発を進めている。