インターンシップ後のお礼メールは送るべき?

インターンシップ・仕事体験はゴールではなくスタートです。参加することで、業界や企業、職種への理解を深め、視野を広げるのが目的です。
この項目では、インターンシップ・仕事体験に参加後にすること、経験したことを記録する方法、学んだことを説明する方法、企業へのお礼について、インターンシップ・仕事体験の経験を生かすポイントを紹介します。

インターン・仕事体験が終わったらお礼メールを送るべき?

結論から言うと企業へのお礼メールは送るべきでしょう。インターンシップ・仕事体験終了後の夜か、遅くとも翌日の就業時間中に、最低限、お礼の挨拶をしましょう。内容は、「今回のインターンシップ・仕事体験に参加させていただいた○○大学〇年の〇〇〇〇です」と自己紹介から始め、プログラムについての感想、どこがどのように自分のためになったのかという点をまとめます。そのうえで、今後の成長に活かしたいことを添えて文章を終えるとよいでしょう。

基本的に、マイナス点ではなく、良かった点を伝えましょう。

企業の担当者には膨大な量のお礼メールが送られているため、感謝の気持ちを第一に文章は簡潔にまとめます。無理に自分をアピールして長文にならないように注意しましょう。

メールの文例

また、お礼状で感謝を伝える方法もあります。お礼状の場合は、メールよりも担当者に届くまでに時間を要します。終了日当日に作成、翌日投函が理想的ですが、遅くとも終了後1週間以内には相手の手元に届くように送付しましょう。 内容は、メールと同様に感謝の気持ちを完結に伝えましょう。手書きの記載となりますので、相手が読みやすいよう丁寧な文字で書くことを心掛けましょう。

お礼状の文例

経験したことを記録する

インターンシップ・仕事体験から得たものを就職活動でより活用するために、参加後は自分できちんと振り返り、記録しておくようにしましょう。

その際には、Excelなどの表計算ソフトを使って、企業全体の印象、自分が担当した業務、社員からのフィードバックといった項目ごとに記入欄を分け、整理しておくと就活本番を迎えたときに、とても役立ちます。また、社員や他の学生とのコミュニケーション、業務での成果、GW・GDの評価など、インターンシップ・仕事体験中の行動を自己採点すると、自分を改めて客観視できるため、次のインターンシップ・仕事体験や、学生生活での成長目標がはっきり設定できます。

学んだことを説明できるようにする

インターンシップ・仕事体験に参加して学んだことは、自分の頭の中にインプットして自己完結しないようにします。前述したようにExcelなどにまとめた結果を、家族や友人を相手に必ずアウトプット(出力=他者への説明)しましょう。アウトプットを繰り返すことで、「情報を整理して人へ伝える」というスキルを磨くことができます。

自分が学んだ内容を相手に伝えたら、その後に感想を求めましょう。相手が「よく分からなかった」と評価しても怒ってはいけません。それは、相手の理解力が不足しているせいではなく、「情報を相手のレベルに合わせて、わかりやすく伝える」というあなたのスキルが未熟なのです。「ここがわからない」という意見は、あなた自身の理解が足りないポイントを反映しています。そのため、「わからない」点をわかるように説明する努力を重ねましょう。この努力の積み重ねの結果、あなたの理解力や説明能力が高まっていきます。

インターンシップ・仕事体験の経験を生かす

インターンシップ・仕事体験の参加前と比べて、どんな気付きがあったか、終了後に整理してみます。そこから、今、自分に足りないものを洗い出し、本を読んだりセミナーに参加したりといった、より成長するための行動プランを立てましょう

インターンシップ・仕事体験で「この業界は合わない」と思ったなら、その理由を突き詰めて考えることが、自分の新しい軸を発見するヒントになります。終わったらそのままにするのではなく、経験を貪欲に糧にしましょう。就活本番では、インターンシップ・仕事体験の経験をもとにした、こうした内面的な成長がもっとも有効に生かされます。

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