食料・飲料卸販売額は約57兆円。卸を通さない直接取引が拡大
経済産業省の商業動態統計によると、2022年の食料・飲料卸売業の販売額は前年比7.0%増の57兆1,850億円、農畜産物・水産物卸売業の販売額は同8.4 % 増の37兆6,810億円と規模が大きい。コロナ禍による行動制限が緩和され、一般消費者向け、飲食店など業務用とも回復した。ただ、スーパーやコンビニなどの大規模化や、メーカーによるネット直販の増加などで、卸を通さずに生産者やメーカーと直接取引する例が目立っている。勝ち抜くためには企業の特色を前面に出す必要性が高まっている。