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障がいのある学生のための就活準備講座!~自己分析のやり方をおさえる60分~
障がいのある学生のための就活準備講座!~自己分析のやり方をおさえる60分~
2024年9月24日配信配信

全員:皆さんこんにちは。

守屋・上床:こんにちはこんにちは。

村山:マイナビTV編集部チャンネルです。司会の村山知洋です。
お2人には後ほど自己紹介をしていただきます。
今回は「障がいのある学生のための就活準備講座自己分析のやり方を抑える60分」となります。
まずは使い方のご紹介です。左下にオレンジのバナーが出ていると思います。「出席票はこちら」というところからぜひ出席表を忘れずに提出してください。
チャットありがとうございます。
気になることがある方はチャットに書き込みをお願いいたします。感想などもお待ちしております。質問は質問箱に書き込んでください。こちらもぜひ積極的に書いてくださいね。
お願いいたします。

そしてマイナビTVではプレゼントキャンペーンを実施中です。
キャンペーンにエントリーをしてもらいまして企業セミナーを5つ予約してください。
さらに、アンケートに回答いただきますと、選べるe-GIFT500円分をプレゼントいたします。ぜひ企業セミナーにも参加をいただけると嬉しいです。
そしてマイナビTVプレゼントキャンペーン、過去にもご覧のようなプレゼント例がございます。このあともぜひ企業セミナーをたくさん予定しておりますので参加をお願いいたします。

では、まずは本日お話いただく方に自己紹介をしてもらいます。
上床(うわとこ)さんからお願いします。

上床:本日参加させていただきますマイナビキャリアサポーターの上床と申します。
普段は大学やこういうマイナビTVなどで皆さん向けの情報を発信しております。
ぜひ皆さんのリアルな声とかお気持ちとか知りたいなと思いますのでチャットもそうですし質問箱をしっかりと使っていただきまして、皆さんの声を受けていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたしますお願いいたします。


村山:「うわとこ」さんですね。失礼いたしました。

上床:とんでもないよろしくお願いいたします。

村山:では、続いて守屋さんお願いします。

守屋:皆さんこんにちはマイナビパートナーズから参りました守屋と申します。私はこちらにも書いてあるんですけれども、2009年にマイナビに入社しまして、ずっと新卒採用の成功をしていただくための法人営業をずっとやっておりました。2022年からは、マイナビパートナーズに出向しておりまして、聞いたことあるかはわからないんですけど、「エージェントサービス」という新卒紹介や中途採用の人材紹介のビジネスの責任者をしています。ですので、今日は企業の視点で皆さんにいろいろと情報の提供ができればいいなと思って参りました。よろしくお願いいたします。


村山:はい。よろしくお願いいたします。
上床さんからは全体的なお話をしていただきまして、守屋さんからは障がいのある方にとってポイントとなる点などを教えていただきます。

さあでは本編に入る前に、チャットタイムです。
就職活動に関して不安なことや気になることを皆さんぜひチャットに書き込んでください。
どんなことでも構いませんので、お願いいたします。
自己分析も皆さんされていますでしょうかね。やり方を知りたいとか、こんなこと困ってますなんていうことがあれば書いてみてください。今始めたばかりという方もいれば、しばらく就職活動をしているよっていう方もいるかもしれませんけれども、どうでしょうか。

上床:ちょうど今だと、インターンシップ&キャリアにご参加されてる方やしようかなと思ってる方もいらっしゃるのかなと思ったりもします。やっぱりご参加する前とかご参加した後とか、ちょっと気になっていることとかあればぜひチャット入れただけたら嬉しいですね。

村山:はい早速いただきましたね。「自己分析」まさにですね。
「自己分析のやり方自己分析がうまくいかないです」
「自分の発達障がいを公開するべきか秘密にするべきか」
確かにこの辺りで悩んでることもあるかもしれません。
「病気のことをうまく伝えられるか不安です」
「自分のできることがわからないので、どうしたらいいでしょうか」
はい、できることがわからないという方もいればやりたいことが何なのか見つからないっていう方もいるかもしれませんね。

はい書き込みありがとうございます。チャットタイムと書かせていただきましたけれども、セミナー中全てがチャットタイムですので、ぜひ皆さん気になることがあればその都度書き込んでください。
「数ある企業の中でどこを選べばいいかわからない」という方もいらっしゃいますね。
皆さんありがとうございます。この後も積極的に参加をしていただきつつ、内容を進めさせていただければなと思います。

本日のアジェンダはこちらです。
1.障がいのある学生の就職活動について
2.自己分析~基本編~
3.自己分析~障がい特性の整理と伝え方~
4.質問コーナー
5.お知らせ

ぜひ最後までお付き合いください。
では、まず最初のパートは上床さんから説明していただきます。お願いします。

上床:はい、ありがとうございます。ではここから私の方で就職活動全般についてのお話を進めていければと思います。まずはスケジュールというところからいければと思います。ポイントは大きく二つあります。まず一つ目は赤い点線が見えますでしょうか。そちらにあります3月1日というこのタイミングですね。こちらもう皆さんご認識いただいている方も多いかなと思うんですけども、3月1日になりましたら企業の採用情報が公開となります。
具体的に言うと、こういう職種で、こういう条件で何名ぐらい採用しますよみたいな形でですね、より具体的なお話がこの3月1日ごろにはわかるよっていうものになります。
そして、もう一つのポイントというのがちょうど今皆さんが考えてらっしゃる方も多いのかなと思うんですけども、インターンシップ&キャリアというものですね。
①そして④のところにも書いてあるかなと思うんですけども、こちらがやはりこの3月1日の採用情報公開というところに向けて非常に大きなポイントとなってくるというものになっております。
具体的にこのインターンシップ&キャリアどういうものっていうところのお話をさせていただければと思うんですけども、もう皆さんお耳にされてる方も多くいらっしゃるかなと思いますが、まず、インターンシップというのは今だと2026年卒、主には大学3年生と、院の1年生の方を対象として、夏、冬、一般的には春休みと言われるような長期間に5日以上の就業体験を実施するもの、これをインターンシップと一般的に言われていますのでこの辺りがですねちょっとごっちゃになってる方もいらっしゃるかと思うんですが、そういう一応定義づけみたいなものがあるよっていうところはご認識いただいてもいいかもしれません。
ですので、今ちょうど実施しているものは夏のインターンシップとかねちょっとあと1週間ぐらいですかね。実施しているところがあるのかなっていうような状況かと思います。
一方、冬の次のインターンシップにいつ参加できるのっていうと冬の休みのタイミングとなりますので少し先になりますよね。
ただこれって油断はせずに、大体エントリーとか、詳細の情報っていうのがちょうど来月の初旬から中旬ぐらいにかけて、マイナビの中でも公開されていくと聞いておりますので、ぜひこちらの情報も漏らさずにチェックをいただければと思っております。
ただ、これも先ほど話した通り12月で少し先ですので、仕事体験やオープンカンパニー、キャリア教育等と書いてあります。
この辺りも積極的に活用いただけたらいいかなというふうに思っております。

下の方に一つ上の先輩の応募や参加状況を載せさせていただきました。
6月時点では8割ぐらいの学生が既にエントリー、応募を経験をしておりまして、ちょうど9月の今ぐらいのタイミングにはですね8割ぐらいの方が参加していたよ。をいうのが一つポイントとなってきているというところになります。

皆さん気になってるだろう障がいのある学生さんはどうなの?というと、次の資料になります。こちらご確認いただいたらわかる通り、実は障がいの有無は特に関係なく障がいがある学生さんも8割ぐらいの方がインターンシップ&キャリアに参加をしたっていうところがアンケートにありますので、ぜひこちらの方でご活用いただきまして、自分に合っているのか。とか、先ほどのちょっとチャットのですねとこにも書いておりました自己分析にも参加することで役立つことってあると思うんですよね。なのでそういった意味でうまくこのあたりも使っていただけたら嬉しいかなというふうに思っております。

もう少し詳しく見ていきますと、こちらのグラフになるんですが、参加の期間や企業数も合わせてアンケートをとっているものをお見せしました。ここでポイントになってくるのが実はこの期間というところが、やはりこの障がいの学生さんたちの特徴の一つかなというふうに思っております。
1週間程度という比較的長いと言われているインターンシップ&キャリアにご参加されている方が多くいらっしゃったっていうのが一つ大きなポイントかなというふうに感じております。こちらは先ほどから少しお話に挙がってますが本当に自分に合うのかなとか、実際にちゃんと働けるかなとか、無理なく自分らしく働けるかなとか、そういったところを確認する意味でもやはり1週間程度の比較的長いと言われているものにもご参加されている学生さんがやっぱり多いっていうのは一つ特徴かなと思っております。それに応じる形で企業数というところも1週間以上のものをたくさん行くというのはちょっと物理的に難しいので、2社3社ですね、結構厳正して、優先順位をつけてご参加されている学生さんが多いっていうのも一つ特徴として出てくるのかなと思います。ですのでこのあたり一つ皆さんの方に参考にしていただきながら、インターンシップ&キャリアっていうものにまずはエントリーをして、自分自身が合ってるかどうか確認していくみたいなものですねこれからも活動の一つの要素として持っていただけたら嬉しいかなと思っております。

ここから改めてのお話になるんですけれども、障がい者コースと一般コースをここで触れさせていただこうかなと思います。この辺りは先ほどチャットでも公表するかどうか秘密にするかどうかっていうチャットが届いていたんですけれども、このあたりが影響してくるところの一つかなと思っております。

もう皆さんも何となくご認識いただいてるかなとは思うんですけども、障がい者コースは採用の試験を受けるタイミングで既に自分自身の障がいを伝えたうえで配慮を受けながら働くことを選べるというものです。下線を引かせていただいてるんですけども、手帳の提出が基本的には必須となっておりますので、このあたりは皆さんの方でご認識いただくのがいいかなと思っております。ただ、企業によっては申請中のフェーズでも受け入れますよ。という企業もあると聞いてますので、ぜひそのあたりはご自身でご確認いただくっていうのがいいかなと思ってます。
プラスアルファで一般コースはもう皆さん想像しやすいかなと思うんですけども、いわゆる病気や障がいがない方々と同じ条件で採用試験を受けるいうものになっております。このあたりは書いている通りなんですが、合理的配慮を受けることも企業によっては可能ということなので、できれば事前に企業に相談という形でお話をいただいた方が皆さんにとっても企業にとってもプラスかなと思いますので、ぜひこのあたり、皆さんの方でまずはご認識いただくのがよろしいかと思っております。

先ほどのチャットにあった通りなんですけれども、
どちらで活動したらいいの?というところがこのアンケートをとったものも一つにはなるんですけれども、一つ上の先輩方の約6割は、一般コースと障がい者コースの両方で活動をしていたいうことになります。つまり、A社を受けるときは、一般コースで、B社を受けるときは障がい者コースという形で、と使い分けをしていたりとか、ご自身の中でうまくコントロールをしている方が多くいらっしゃったようですので、ぜひこの辺りもご自身の中で一つ、情報として持っていただけたら嬉しいかなと思っております。

では、具体的にどの会社は一般コースがよくて、どの会社は障がい者コースがよいのかとか、そのあたりご自身で情報を直接訪問して必要があるのかなと思いますので、そういうときは冒頭からお話してますインターンシップ&キャリアや、バナーに出ています10月の10日、13日で開催されます、WEBセッションと言われる障がいのある学生の皆さんのためのオンラインの合同説明会を開催予定ですので、こちらでぜひ皆さんから企業へ質問してみてください。

もちろん匿名ですし、皆さんがのことがどうこうということがわかることはありませんので安心していただきまして、今自分自身が悩んでいることとか、こういうことで悩んでるけど実際ちょっと御社だったらどうなのかみたいなところの確認で使っていただくのもいいかなと思っております。ぜひご予約をしていただいて、10月12日13日にご参加いただければと思います。特に12日の方はリアルタイムで企業に質問を投げかけることができる構成になってますので、ぜひこちらをご活用いただくのがいいかなと思っております。

ということでちょっと長めに話させていただきましたが、一番初めの就職活動についてというところのお話をここまでにしたいと思っております。今ちょうどチャットとかにも10月12日13日のイベントの詳細が出ていますのでご確認いただければと思います。

ここからはですね、自己分析の基本編というところでこのまま私の方でお話を進めさせていただければと思います。

いきなりですが、ここで皆さんに聞いてみようかなと思います。
どんな特徴を持っているでしょうか?とあるんですけれども、ちょっと一例を取りまして、ある活動をしているときのレギュラーだったAくんと補欠だったBくん。
この2人がどんな特徴を持っているのかとか、もっと言えば、一緒に働きたい人はどっちとかと言われたら、皆さんどういうふうに思われますでしょうか。
これ大体ですね先ほどちょっと自己紹介の話通り、いろんな大学さんでこういうお話させていただくときにはですね大体このお話をさせていただくんですけど、この情報だけでは、Aくんってどんな人とか、Bくんってこんな人だよねっていうことは、多分その人らしさみたいなものを多分伝わらないですよね。
つまり、皆さんがこれから先、自己分析って言うものをしていくときには私はこういうことを今までやってきました。という表面的なお話とか、タイトルみたいなそうですねだけではなくって、もっと具体的な、「例えばこんな感じ」というご自身がしっかり行ってきたことだったりだとか、そのときこういうふうに思ったよみたいなところを入れていく必要があります。
先ほどレギュラーだったよ。補欠だったよっていう概要みたいなところをお話しましたけども、この情報だけだったらレギュラーだったAくんなんか良さそうだなって思ったかもしれないですが、その後に続いてくる情報を確認していただければAくんBくん、どっちが仕事で活躍しそうかとか、どっちと働きたいかとかって言われたら多分変わってきますよね。
補欠だったBくんを見ていただければ、補欠だったけれども努力をずっと続けていましたよ。とか、率先して雑用をこなしてきましたよ。とか、多分、悔しかったと思うんですけどもそれでも仲間のために弱点を分析して共有しましたよ。とかすごく具体的にご自身がやったことっていうのはここで表現されてますよね。
一方、向かって左側のAくん、どうかなっていうと、レギュラーだったっていう事実は多分素晴らしいことだし、それなりにきっと努力は間違いなくしてるんですよ。
ただ、その努力の過程はレギュラーで3番4割7分打ってました。
17本ホームラン打ってますっていうこの事実だけではなかなか伝わらない今も現実かなと思います。

ですので、改めて皆様に考えていただきたいポイントとしましては、自分自身がどういう活動をしてきたのかっていう自分で起こした活動を具体的に何をしたのかっていうところだったりだとか、何をどうやって取り組んできたのか、どういう工夫をしたのか、その辺りをしっかりと表現をしていくっていうところを押さえておいていただければいいかなと思っております。この辺がなかなか難しいところだし、ちょっと避けがちなところだったりするんですけど、ここをしっかりと表現していくことで、あなたらしさみたいなものっていうのはしっかりと伝わるはずですので、ぜひ意識してみていただけたら嬉しいです。

改めてなんですけども就職活動の基本的なところのちょっとおさらいみたいなものをさせていただこうかなと思います。基本的には就職活動は自分と企業業界、職種、この辺りっていうところの二つをしっかりと考えていこうよ。というものが基本になります。
それぞれですね自分の特徴だったり企業の特徴だったり考えていく。
調べていくんですけども、ポイントは真ん中にあるところで「自分のこと」、「企業のこと」この二つをしっかりと精査していただいた上でマッチングをさせていくっていうことを意識してほしいなと思っています。
このマッチングって非常に難しいんですけども、例えば、自分はこういうことをしたいと思っている。Aという会社ではこういうことが事業内容だから一致しそうだとか、自分自身はちょっとこういうところに配慮が必要だとかこういうことを大切にしていきたいと思っている。B社だったらこういうことを言っていたから、合うかもしれない。みたいな形で必ず自分のことだけではなくて、企業のことも考えて調べた上でマッチングするかどうかを見極めていくことを意識していただけたら嬉しいと思っております。

この企業の特徴をじゃどうやって知っていくのっていうと、マイナビやチャレンジドナビいう障がいのある学生さん向けのサイトもマイナビ運営しておりますのでそちらを確認いただいたりとか、先ほどお話しした10月のWEBセッションと言われるイベントに参加いただいたりとかですね、いろんな形で情報っていうのは仕入れることができるかなと思いますので移動などが難しいようであれば、ご自宅とか移動中とかにできるようなナビを使ったものとか、WEBセッションてオンラインですので、そういったものを使って情報を集めていくっていうことをぜひですね積極的にしていただけたら嬉しいなと思ってます。

プラスアルファ今日チャットにもありましたし、タイトルにもあります自己分析のところにお話ちょっと戻ろうかなと思うんですけれども、自分の特徴ってどういうふうに見ていったらいいのっていうと、ブルーのところですね。
まずは興味だったり、能力・特徴だったり価値観だったりこの三つの軸っていうところをしっかりとご自身の中で整理をして、あとおすすめは紙とかに書き出していくとおそらく頭の中の整理もなるし、目で見てですね理解というところもできるかなと思うので、ぜひそのあたりも進めてみていただけたら嬉しいなというふうに思います。

こういうことをしていただきながら、ぜひ事前準備、ゴールといいますか一つの目安としては、自分について理解をしていただいた上でちゃんと企業にちゃんと話せるようにしていくっていうところをぜひ目安にしていただけたら嬉しいなというふうに思います。

ちょっとバーっと流れるように言ったんですけど、ここの一番のポイントは電球のマークにあるところで「ご自身の経験と合わせて語れるように」っていうのが非常に重要ですので、ぜひ経験と合わせて話すぞっていうところはですね、押さえておいてください。
この経験というのがさっきレギュラーだったAくんと補欠だったBくんの話みたいな形でご自身がこれまでしてきたことを具体的に書き出していくっていうところに繋がっていきますので、ぜひご自身の経験をどうだったかなっていうところをしっかりと考えていくっていうところでいただけたら嬉しいなと思っております。
あとは進め方としてこんな感じで上げさせていただいたんですけれども、例えば今お話した経験みたいなところを掘り下げていくと多分次のですね、長所とか、短所とか、こういったところに繋がってくるのかなと思います。
あとは、したいことをしたくないことみたいなものも今の現状の価値観というものに繋がってくると思いますので、ぜひその辺りっていうところでクリアにしてみていただけたら嬉しいなと思ってます。
方法としましては振り返りだったりだとか、他者からの評価いわゆる第三者から見た自分でどんな自分みたいなところですね、考えていくっていうのも一ついいですし、あとはおすすめなのが結構この適性検査って言われてるようなものです。マイナビだと「適性診断MATCH plus」という適性検査があって人気のコンテンツなので無料ですし、ぜひ受けていただきたいなと思ってます。
これを受けていただいたらご自身のパーソナリティの特徴、ご自身で思う自分の特徴だけではなくて客観的な視点から見たら、ご自身の特徴みたいなものも見えてくるので、ぜひこの辺りを活用していただければいいかなと思っております。

はい、ということですねこれからが私のパートの最後の部分になるんですけども、自己PRの基本というところを合わせて最後にですねお伝えをさせていただきますと、自分をちゃんと伝えるためにはですね大きくステップが二つあるというふうに思います。
まずステップ一つ目、先ほどお話ししました自分を知るというところで、興味、能力特徴、価値観、この三つの軸をぜひご自身のことっていうところの理解っていうのを進めてください。
そしてステップ二つ目、ここが非常に難しいんですけれども、言語化ですね、ご自身のことを知っていただいて、何となく整理ができたら、じゃあどうやって相手に伝えていこうかっていう形でちょっとステップアップするイメージですね。こんな感じで進めてみていただけたら嬉しいなというふうに思います。はいってことは私の方からですね基本編っていうところでお話をさせていただきました。

村山:はいありがとうございます。
チャットにも企業をどうやって選べばいいかわからないという方もいらっしゃったんですけれども、自分のことを知らないとどんな会社で活躍できるのかっていうのもわからないっていうことですよね。

上床:そうですね。企業のことを調べるのって何がゴールでどのようにしていったらいいかわかんないみたいなことがあれば、まずは先ほど話した自分自身のことをちょっとずつ知っていくみたいなものからね、始めるのもいいかなと思います。

村山:はいありがとうございます。まずは基本編ということで伺いました。
ではここからは自己分析において障がいのある方にとってポイントとなる点など守屋さんに伺えればと思います。よろしくお願いします。

守屋:はい。よろしくお願いいたします。
このパートは私の方からご説明させていただければと思います。
今上床さんから自己分析の考え方だとか大事なポイントの解説があったかと思うんですけれども、一歩障がいというところに踏み込んだ各整理と特性の整理と伝え方みたいなところを私の方から説明したいと思います。
私から、では3点企業が確認したいと思っていることを企業目線での本音みたいなところをお話させていただいた後に自己分析のやり方に関しては先ほど上床さんから話がありましてですけれども、具体的なやり方のポイントとコツみたいなところへお話させていただければと思います。

では早速なんですけれども企業が確認したいことの本音みたいなところを、解説させていただければと思います。
私もこれまでたくさんの企業との商談やご相談にのってきておりますけれども。多くの場合ですね人事の皆さんが見ているポイントとして、障がい者採用の場合なんですけれども、その方、皆さんですね、と働くと、一体何が起きるのか。というところを事前にしっかりと、確認しておきたいし理解しておきたい受け止めておきたいというのがシンプルに思うということかなと思いました。
具体的には3点書いてあるんですけれども皆さんと、働く上で一体何が起こるかな、どんな困りごとが発生するかということを正しく理解したいと思ってると思います。
1個目のところがすごく大事でして、ここでちゃんと伝えなかったりすると後で入社したときに皆さんが本当に困ってること言わなかったために、正しい配慮がなされなかったりとかしたら困りますよね。ですので、やはり企業としては、働く上で何がまずその障がい特性において発生するのかってことをまず確認したいです。
それに対して、もう1個確認したいのが、皆さん自身で対応・対処できることってきっとありますよね。自分の中でセルフケアできること、これはこういう自己対象ができますってことがあれば、それは何なのか知りたいです。
最後に職場で、ここすごく大事なんですけれども、職場で会社として配慮できることを配慮してほしいことがもしあれば、事前に全て聞いておきたいと企業は思っていると思います。
皆さん働くと何が発生するのかってことを正しく理解したいというのが企業の本音なのかなと思います。
というのもですね、人事の皆さんですけれども、障がいに関して当然お医者さんとかではないのでプロフェッショナルではないです。障がいと皆さん自身も思われるかもしれませんけど同じ障がい診断名であっても、人によって全く違いますよね。同じ診断名の中でも本当に多様で広いと思ってますいろんな方がいると思います。一人ひとり違います。
ですので皆さんの場合は、あなたはどういう特性があるのか、どういう点が困るのか。
人と違いますからここを正しく具体的に企業には伝える必要があるかなとも思いますし、企業としてはそれをしっかりと受け止めたいと思っていると思います。
はい、これが企業の本音かなと思っています。

あわせてだからこそ自己分析を進めるメリットみたいなところもあわせてお話したいんですけれども、やはりどこまでいっても自分に合った配慮事項を言語化することで働きやすい環境で就労することができるというのが大きなメリットかなと思います。
これは実は皆さんのメリットだけじゃないんですね。
企業としても長く、その方に活躍してもらいたいという気持ちがありますから、長く勤めてもらうために必要な配慮をできる限りしたいというのが企業の本音でもありますので、そういったメリットがまずはあります。

加えて二つ目が結構、本当に本音ベースの話なんですけれども、障がい者募集においては実はこの「自己理解・障がい理解が進んでいる」ことそのものが、評価だったりします。
何でかっていうと、中途採用の場合は既にどこかの会社で働いた経験がありますので、それをベースにこういったことが困りますって結構はっきり言えるケースが多いですし、自己理解というのは中途採用の障がい者手帳をお持ちの方のマーケットの場合は大前提になるぐらい大事な項目になります。新卒採用の場合は皆さん働いたことないですよね。だからこそなかなかここで言語化するのが難しいです。基本的にはすごく難しいということは企業も理解してますたことがないので、何か困りそうかってわからないと思ってるんですけど、その中でも、これまでの学生生活、あるいはサークルや団体活動アルバイトいろんな活動を皆さんされてるかなと思うんですけど、その中で、ご自身が障がいの中でこういう特性がありますということが発生しますってことをどれだけ理解できてるかって、非常にそれだけでも心強いんですね。
ですのでぜひそういったメリットがあるということを理解していただいて自己分析を進めていければと思います。

では具体的なその整理の仕方と言語化のコツですね。
自己分析って結局自分のことを日本語にしていく、また言語にしていくという活動になりますので、そのあたりのポイントについて説明をしたいと思います。実は先ほど上床さんの説明でも似たような説明がありましてですけれども、やはりあの、こういった軸で自分のことを振り返って書き出していくのがいいと思います。
それは紙に書くでも良いと思いますし何かPCやスマートフォンタブレットに打ち込むでもいいと思うんですけれども、まず「Will」ですね。ご自身のやりたいこと、したいことをどんどん書き出してほしいと思います。それは将来の仕事についてであったりとか、皆さんの夢とか理想の姿で良いかなと思います。

次にここをすごく大事にしたいんですけど「できること・得意なこと」です。
先ほどチャットでも冒頭、どなたかありましたよね。できること得意なこと、みたいなところがわからないというコメントをチャットでいただきましてありがとうございました。
そうですよね。なかなかここで自分自身で書き出しにくいとこだと思いますので、こちらの記載があるんですけど好き嫌いや興味に関わらず、誰かに褒められたこととか誰かに任せてもらったことってきっとできると思ってるから任せてもらったり褒められてると思うんですね。そういった思い出を過去の記憶を思い出していただいて書き出しても良いと思います。
あるいはご自身が得意だと感じたり経験をたくさんしたなって思うことでも構いませんので書き出してみてください。最後にあのご自身の使命としてやるべきことを求められてることっていうところももし書けるようであれば書いていただきたいと思いますけれども、まずはこのやりたいこととできることみたいなところを描き出していただくのがよろしいかなと思います。おそらくなんですけどこの「Will ・Can・ Must」の重ね合う部分に自分と合う仕事っていうのがある仕事がある可能性が高いというふうに一般的には言われています。

でですね、ここからがさらに具体的な進め方のところの番外編みたいなところになるんですけれども、言語化するときのコツでなかなかさっきみたいにやりたいこととか、できることって書いてください。と言ってもなかなか数を書き出せないやりたいこととか、できることを書くのは苦手だけど、できないことが苦手なことがいっぱい浮かぶんですよねっていう学生の方もいらっしゃいますねその場合なんですけど、構いません。できないこと苦手なこともリスト化してみてください。

今こちらにですね障がいが起因としてできないことみたいなところをリストアップさせていただいてるんですけれども、障がいがあるないに関わらず、いったん書き出してみてほしいなと思います。
できないこと苦手なことも、一気に書き出していただいてそのあとでもしいける人は、
それが障がいが起因できないこと苦手なことなのか、あるいは障がい関係なくて自分のパーソナリティ、人間としてそれが苦手だと思ってるのかっていうふうに分けて見ていただくとより配慮相談を考えていく上で進むと思いますので、できないこと苦手なことをここにいっぱい書いてありますけど、書き出してみてください。

その上で、ステップ2なんですけれどもそれをですね 具体的に初めて見た人にもわかるような言葉にしてほしいんですね。例えば1個目。集中するのが苦手ですって書いてあります。これだと、具体的にどれぐらいの人が集中するのが苦手かわからないですよね。
一応丸で書いてあるんですけど、周囲がざわざわした環境では集中力を保ちにくいです。と書いてあります。実はこれでももう少し足りないなと思ってまして、例えばここに数字があるとわかりやすいですよね。
4名以上の会話の会話をするような場合だと、こうですああですとか数字が入ってくると何となくイメージがつきやすいので、何かここに数字を入れていただくとよりわかりやすくなるかなと思います。
二つ目の例も読み上げますけど、会議では口頭でのコミュニケーションが難しい。
こういったふうに言語化していただくのももちろん最初は構わないんですけどできればそれをもう少し具体的に会議では、音声認識ソフトを利用して音声が認識できるようにゆっくり話してもらうとコミュニケーションが可能ですとか。
ここまで言っていただくとどういう状態なのか、少し知らない相手にも理解できそうですよね。
このあたりがポイントになってきます。最後のフェーズとしてやっていただくといいのかなと思うのが、前向きな表現にしていただければと思います。

スライド一枚もどすんですけど、この状態だと結構できないことが残ってしまってるんですけれども、ぜひそれをポジティブな表現に変えていただければと思います。
せっかく自己分析して誰かに伝える場なのにネガティブに伝わってしまったらもったいないですよね。
例えば「長時間働けません」っていうふうな表現がありますけれども、これを「短時間であれば集中力を保って働くことができます」という表現に直すのもいいかなと思います。
これ言ってること同じことなんですけど、印象違いますよね。
ここが良い子が前向きに表現するとこのポイントかなと思います。
わかりやすい指示がないと失敗することが多いと書いてありますけどポジティブな言い方に変えると自分でもメモを取り、疑問点を質問すれば理解できることがあるというふうなポジティブな表現に変えていただくことが可能です。
ですので、最初はネガティブなところを自己分析を出してしまってもこのようにですね、具体的にしていただいた後に前向きな表現に変えるという工程を踏めばですね、自己分析の言語化みたいなところが進むんじゃないかなと思いますので参考にしてみていただければと思いました。

そして私のパート最後にというところで2点ですね、自己分析を進めた後の話を少し踏み込ませていただければと思いますがアドバイスを基に提案させていただければと思います。
まずチャットにも冒頭ありましたけれども、秘密にすべきなのかどうかみたいなところありましたよね。障がいについて、オープンにするかクローズにするかってどこまでいってもあの学生の皆さんが日々相談私も受けることが多いですけれども、
一貫してお伝えしているのは「配慮は要りません」はNGって書いてありますがなるべく避けた方がいいかなと思ってます。
いろんな多様性ダイバーシティっていう言葉なんかは、企業では当たり前に使われておりまして、いろんな方々ですね、もう国籍であったりとかジェンダーであるとか、障がいこういったものを関係なくいろんな人に活躍してもらう会社を作りたいと、多くの企業は思ってます。
なのも関わらずですねご自身のことをクローズして伝えなかったときに何か入社した後に、何か不運なことになってしまったりとか、なんか思ってたのと違ったりとかミスマッチがあってあってはお互いにとってもったいないですよね。
ですので、ぜひ配慮がいらないっていう言葉よりもご自身の自己分析を進めて、ぜひご自身の状態や配慮事項を企業に伝えて欲しいなと思います。
そうするとですね、真剣な企業がたくさん皆さんの前に現れて話をしっかり聞いてくれると思いますので、配慮は要りませんっていうことはなるべく使わずに自己分析たくさんしていただいて話せるようにしていただくのがいいかなと思いました。

これが最後ですね。よく配慮相談するとこういった罠に陥ることが、学生皆さんあるんですけれどもできないこと、苦手なことだけをひたすら羅列して伝えるみたいなことが面接で行うということがあります。配慮相談はできないことをただいうのが目的ではありません。
できるためですね、皆さんが活躍して、成果を出すために環境整備をしてもらうためのものになります。なので前提としては皆さんが活躍して、成果を出すための配慮相談であることを忘れないでいただければと思います。

はい、ちょっと、あの早口で駆け足になりましたけど以上になります。

村山:はいありがとうございます。
就職活動は会社探しというよりも仕事探しっていう面の方が強いと思うので、仕事について具体的に細かく細かく分析してイメージした方がもしかしたら仕事が見つかるのかもしれないです。

守屋:そうですね。そうだと思います。

村山:一般コースから障がい者コースか迷ってるとかっていう方非常に多いんですけれども、その会社ごとに考えるというよりも、仕事ごとに配慮が必要なのかどうなのかって細かく見ていった方が見つかるかもしれないですね。

守屋:そうですね。先ほどもお伝えした通りなんですけれども、ご自身のできることできないことは企業は話していただかないとわからないので、それを聞いた上で企業さんもしかしたらこういう仕事はできるかもね、ありかもねっていうことで逆のご提案とかポジションの検討みたいなところいただけると思いますので、そのあたりの仕事ベースでできることできないことっていうのは想定していたことできそうです出来なさそうですみたいなことは話していってもいいのかなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
そのためにもご自身を振り返って自己分析することが、非常に重要になりますよね。

守屋:そうですね。

村山:チャットもいただきました。これまで配慮してくれる企業は少ないだろうから障がい者コースはしないつもりでしたが、今回の放送を聞いてオープンにしようと思います。
はい、気づきもいただきましてありがとうございます。

村山:それではここからは質問コーナーとさせてもらいます。たくさん質問欄にいただいていますのでここからまずはピックアップをさせてもらいますね。
「発達障がい者を採用しているインターンはどの企業がありますか。いくつか候補をお願いいたします。」
でもここで不確かなことを言うよりも、先ほど上床さんのおっしゃったWEBセッションで聞いてもらってもいいんじゃないですかね。

上床:はい、ありがとうございます。
そうですね、WEBセッションにご参加いただいている企業は基本的にはインターンシップ&キャリアに障がい者コースで受け入れる、一緒に働く仲間を探す意味でもですねご理解をいただき、自分の企業のことを知ってほしいみたいな意味も含めてご参加いただいてるかなと思いますので、ぜひそのあたりはですねご自身のご予定が合うようでしたらぜひご参加いただきたいなと思っております。
3連休の初日と2日目っていうことですね、ちょっとスケジュール合わないよっていう方も中にはいらっしゃるかなと思うんですが、その場合は先ほど少しお話しましたが、マイナビ2026の中に「チャレンジド」というサイトがあります。こちらですと実際にご出展いただいている企業がそこに掲載している企業は基本的に障者のコースで皆さんと接触したいよっていうふうに思ってくださっている企業かなと思いますので、ぜひそのあたりも確認いただければいいかなと思います。
ちなみにチャレンジドはご自身の障がいが検索軸にあったりしますので、
そこでチェックをいただいて検索をかけていただくのも一つかなと思いますので、ぜひWEBセッションを中心に考えていただきながら、マイナビも使っていただけたらいいかなというふうに思います。

村山:ありがとうございます
例えばこの方だったら発達障がいにチェックを入れるような欄があってそのような方を受け入れている企業一覧として出てくるってことですね。

上床:はい。雇用実績なので実際に同じ障がいのある先輩を雇用したことがあるよ。という企業なので、多分皆さんにとっても心強いと思うんです。
守屋さんの方からの説明で、必ずしも同じではないとありましたが、受け入れる土壌があるっていう証明にもなるかなと思いますので、ぜひその辺りご確認いただけたら嬉しいかなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
あとはですねWEBセッションに関して「3連休はもう予定がなってしまっていて13日の録画は後日でも拝見できますか?」といただきました。

上床:ありがとうございます。現状ですねチャレンジドナビというところで後からご確認いただけるような仕様にですね、しようと我々は努力しておりますのでぜひお楽しみにという形ですが、やはり12日は先ほど話したようにリアルタイムで企業へ質問ができるっていうのは、またとないチャンスかなと思いますので、もしフルで1日ご参加いただかなくても全く問題ございません。
ご自身の中で一時間だけ参加できるから一時間だけ話し聞いてみようっていう形でも全然ウェルカムOKですので、ぜひですね気軽に参加いただいてもしその会社が興味ないよって思っていたとしてもですね聞くことでご自身の中で新しい情報だったりだとかいわゆる障がいの特性みたいなものが整理できるようなヒントをもらってたりとかねするかなと思うので、ぜひほんの少しでもいいのでご参加いただけたら嬉しいなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
いろいろ質問をいただいて、そうですねたくさん来てますね、ありがとうございます嬉しいです。
中等度難聴という聴覚障がいなのですが手帳を持っていない場合どのようになるのでしょうか。
守屋さんいかがでしょうか。

守屋:はいご質問ありがとうございます。
そうですね、手帳がなかったとしてもきっと中等度難聴ということであれば聞こえづらいタイミングとかシチュエーションがあるのではないかなと思いますので障がい者手帳を持っていないことと併せて企業に事前にお伝えをいただく方がいいと思います。
というのも、今WEB会議とかいろんな会議体もありますけれども、結構その対面でのお仕事なんかもあったりするときにどうしても聞こえづらかったりしたときに何かあってはいけないのでそういった意味ではお伝えしておく方がいいと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
チャットにもただいていますね。
12日予定が入って参加できない場合は13日に参加しても大丈夫でしょうか。

上床:もちろんです。13日だけでも大丈夫です。2日間やっているということはどちらかのいいタイミングでご参加いただければと思いますのでぜひご自身のご都合に合わせてご参加いただければと思います。
ただ13日はアーカイブという形なので、企業の直接的な質問が残念ながらお受けできないっていうことになりますのでそちらはご了承いただければと思います。

村山:ありがとうございます。
先ほど質問いただいた方ですね。当日は質問できませんが、企業選びの参考にしたいと思います。

上床:素晴らしいですね。

村山:こういう活用の仕方もいいですね。ウェルカムでございます。
あとはですねチャットにいただいたものをご紹介しましょうか。
障がい者枠の選考は夏の終わりから秋に多い傾向があると聞きました。一般枠と障がい者枠の両方に挑戦する方が多いということは、夏までに一般枠の企業の選考に参加しておくとよいのでしょうか。
スケジュール感って変わってくるものでしょうか。

守屋:ありがとうございます。そうですね。
ただ、障がい者募集の方が遅いとか早いとかはあまり聞いたことがないものですから、通常のインターンシップであると当然夏と冬が多いという先ほど上床さんの説明でもありましたよね。そこの時期とおおむね変わらないと思います。なのでまとめるといただいてご質問のところでいうと、当然一般も、障がい者募集のインターンも夏・秋というのは非常に多くなってると思いますので、何か一般枠の企業の選考に参加しておくとよいというよりはどちらもぜひ視野に入れて参加いただくと良いのかなと思います。

村山:ありがとうございます。
何度もご紹介して申し訳ないんですけども、WEBセッションではそのインターンのスケジュールなども紹介いただける機会があるんですよね。

守屋:もちろんです。今回のWEBセッションは企業説明会というよりはどんなインターンシップをこれからやりますよ。というインターンシップの説明なんかも非常に多く含まれているものになりますのでぜひその点も確認いただければいいかなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
あとはですね一般コースで就活をする際は障がいについて、いつカミングアウトするといいですか。

守屋:はいありがとうございます。
こちらも私から回答するんですけれども、企業から聞いてくれるパターンもあるんですね。結構序盤で障がい者手帳をお持ちですかっていう質問が来た場合にはもうそのタイミングでお答えするといいと思います。もし何も聞かれずに選考や書類選考が進んでいく場合にはですね、面接の際あるいはエントリーシートを提出する際に、その旨を記載いただくのが良いかなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。同じような質問をいただきました。
一般雇用で働くなら自分の発達障がいのことをいつ伝えたらいいですかと。
うん、これも今お答えいただいた通りですかね。

守屋:はい。

村山:手帳申請中でも障がい者枠の選考を受けられるかどうかという情報は企業ホームページのどの項目を見ればわかりますか。

守屋:ありがとうございます。
こちらも基本的な考え方として申請中であればどの企業でも障がい者手帳をこれから持つ予定ですってことを伝えていただくこと自体は問題はないです。なのでもし申請中という今状態なのであればそれは先ほどと同じようなエントリーシートであるとか最初の1回目の面接のときにお伝えいただくといいのかなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
きっと学生さん不安でこれを伝えたら印象悪くなるんじゃないかとかそういう不安があるんじゃないかなと思うんですけれども、素直に不安に思うこととか疑問なことは企業に聞いてみてもいいものなんですかね。

守屋:そうですねもちろん聞いていただいて大丈夫だと思いますし、これもちょっと言及しておきたいですけれども、よくチャットでもいただいてましたですけれども障がい者手帳があることををオープンにすると、それだけで落ちてしまうんじゃないかとか不利になるんじゃないかっていうことはもう非常に多くの学生さんから聞きますし、相談を受けることが私も毎年多いんですけれども、
基本的にそれはないと思っていただいて良いと思います。それだけで何か不利になるってことは基本的にはあってはならないですし基本的にないという認識で大丈夫です。

村山:はい、ありがとうございます。そうですね、質問箱などもいただきましたね。
やっぱり障がいを公表することで知らないところで落とされたりしないか心配です。
企業説明会で障がいの質問してもマークされそう。こういうことはないってことですかね。
企業説明会、確かにそうですよね。企業の方がチェックしてそこで選考に繋がるっていうものよりは企業のことを知ってもらいたいっていう意味合いの方が大きいんでしょうね。
選考の場ではないですもんね。

守屋:そうです。選考の場ではないですしあくまでも説明会のような場なので、そうですねそれに関してははいその認識で合ってると思いますね。

村山:ありがとうございます。
あとはですね、障がい者雇用について質問です。
障がい者雇用をオープンにしていない企業の場合、障がい者雇用をしているかどうかはいつ聞けばいいですか。また障がい者雇用をしていないと就職しにくいですか。

守屋:ありがとうございます。
障がい者手帳をお持ちの方を募集してますって明確にうたっていない会社も障がい者手帳を持ってる方の募集って基本的に行っていると思って欲しいです。なので障がい者手帳をお持ちの方を募集してますと明確にうたってなかったとしても問題はありませんのでそのままエントリーいただいて先ほどお伝えしたようなタイミング、エントリーシートであるとか、1次面接のタイミングで必ず障がい者手帳をお持ちのことや、ご自身の自己分析したご自身の障がいの特性とか、その他にもご説明いただいて大丈夫です。
なので障がい者募集してますっていう企業がむしろ少ないので今現状だと。特に関係なく進んでいけますのでご安心ください。

村山:はい、ありがとうございます。
これもちょっと先ほどと似たような質問ですけれども一般雇用を目指していますがオープン就労でも大丈夫でしょうか。

守屋:そうですね。今いただいたご質問は、今お答えしたところと非常に近いと思うんですけれども、一般募集のインターンシップに特に障がい者手帳をお持ちの方を募集していると書いてなかったところも通常通りエントリーいただいて問題ありません。

村山:はい、ありがとうございます。
あと先ほど冒頭でチャットも書いていただいたので、皆さんの不安に思っているところも少し回答いただければなと思うんですけれども、
病気のことをうまく伝えられるか不安です。
こういう方はまずやはり自己分析をして、ご自身の病気がどういうものなのかってという特性を見極めるっていうことが大事ですかね。

守屋:そうですね。やはりそもそもそこと向き合うことが簡単ではなかったりする方もいらっしゃると思うんですけれども、ただ皆さんのことを全く知らない人が皆さんを採用するか、インターンシップに採用するかどうかを含めて判断していくと思うんですね。
そのときにやはりうまく伝えられるか不安だと思うんですけど、うまく伝えられるようになった方が、絶対皆さんにメリットがあります。
方法として、やはりご自身だけでは、言語化するのが難しいこともあると思いますので、先ほど書き出してほしいって言いましたけれども、ご自身だけで殻に閉じこもってやらなくても、例えばご家族やご友人や支援者の方々や、いろんな方々が周りにいらっしゃるのかなと思うので、そういった方々から見たご自身のできること、得意なこと、やってみたいなことを教えてもらうといいと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
自分のことを知ることで「できないな」って諦めていたことでも「こういう配慮があればできるんじゃないか」っていうプラス思考に変えることができるかもしれないですもんね。

守屋:まさにそうだと思います。自分だとなかなか自信がなくてできないだろうって思っていることって僕も含めてみんなあると思うんですね。周りとと比べたら全然自分なんかって思うかもしれないんですけど、それって周りの人があの褒めてくれて助かってたりすることもきっとあるはずなので、あまり決めつけ過ぎずに、自分が値打ちというか自分ができることに制限とか天井を設けずにいたフリーに考えてもらえたらいいのかなと思います。

村山:はいありがとうございます。
先ほど難聴という方もいらっしゃいましたけれども、
例えば静かな状況で音を聞く分にはできるけれども雑音が多いと難しいとか、もう人それぞれですもんね障がいの度合いなどもね。

守屋:おっしゃる通りですね。本当にそうだと思いますのでこういうケースの場合はいけるけどこういうケースの場合は難しいみたいなところってありますよね。そのあたりを、研究して自己分析していただくのが大事かなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
あとはこれは上床さんにはいてみようかな。自分のできることがわからないのでどうしたらいいでしょうか。

上床:ありがとうございます。めっちゃ気持ちがわかります。そうなんですよね、私も就職活動をしましたが、働いて10何年経つのでそんな過去の話をって感じかもしれないですけれども。改めて自分ができることできないこと苦手と思っていること、これまでの人生考えてきたかっていうと多分あんまり考えてこなかった方もいらっしゃるのかなって思うんですよね。
なのでスライドをお見せしようかなと思います。先程私がさっと飛ばしてしまったのでご理解も改めてちょっとここでお話させていただこうかなと思います。
自分の特徴と企業の特徴それぞれ考えてマッチングさせていこうねというお話させていただいたところになるんですが、この自分の特徴に書いております、興味、能力、特徴、価値観、この辺りを一つ一つお時間かかるかもしれないですけど向き合っていただくっていうのがいいのかなと思っております。
ここでさきほど守屋さんからお話ありましたけど、できないことを挙げてしまってもそれも一旦自分自身の自己認識としてはOKかなと思いますし、できないこととできることとか長所と短所って表裏一体ってよく言われますよね。できることがちょっと苦手な子に繋がったりとかその辺で裏を返せばこうかも?って考えることもできるかなと思いますので、ぜひこのタイミングでこのあたりの軸っていうところを一つ一つ考えてもらうっていうのがいいのかなと思っております。
あとは、できることできないことみたいなお話で、今とか過去とかその辺りをフォーカスして考えるのも自己分析で非常に重要です。またそれにプラスアルファして未来じゃないですけど、こういうことをできるようになりたいなとか、こういうふうになりたいな、みたいな形でそういうところを考えていただくとポジティブに考えることができたりするのかなと思うので、ぜひこの能力というところ。特にできることを自分の過去とかをしっかり聞き、見がちなんですけどもそれをしていただき、プラスアルファとして将来こういうことなりたいな、こういうふうに働きたいな、こういうことだったら、自分だったら誰かの役に立てるかもしれないみたいなふうに未来のお話をしていただくのももしかしたら皆さんにとってプラスになるのかなと思うので、ぜひそのあたりも少し意識していただけたら嬉しいかなと思います。
続きになりますが、このスライドもさっと飛ばしてしまったので改めてご案内をさせていただければと思いますが、こちらの文書に書いてあるところは仕事に繋がる、いわゆる自分と仕事のマッチングを行うときに考えてほしいなっていう事項を上げさせていただいているのでこういうものも参考にしていただきながら、ご自身ができることとか、こういうことに興味を持っている、こういうことをやりたいと思っている。こういうふうに働いていきたい、そういうところを考えていただくっていう意味ではもしかしたらお役に立てるかなと思いますので、ぜひこの辺りも確認いただきたいなと思ってますので、もしよければ今、スクリーンショットを撮るなり、メモを取るなりしていただけたら嬉しいかなと思います。

村山:ありがとうございます。

上床:すみません、いっぱい話しちゃいましたね。

村山:長所も短所も特徴でしかないですよね。

上床:本当にそうですね。

村山:私はマイナス思考が非常に自分の中でコンプレックスでしたて、反省をすごくしがちだったんですが、でもある人にはストイックですごいですね。って言われたんですよ。だからプラスに取る方もいるし、それが役に立つような場面もきっとあるんだろうなと思って、何か特徴だって思えば悲しむこともないですね。短所だと思ってたことも活かせるところももしかしたらあるかもしれないですしね。自己分析をしっかりしてみていただければと思います。
あとは、チャットにいただいたものなんですけれども、
父には障がいの公表はやめとけと猛反対されました。時代が変わったのでしょうか。父は50代です。私は軽度の発達障がいです。
でもこれね一般コース障がい者コースに関わらず、ご両親はねそのお子さんのことをよく知ってるので、こっちの方がいいんじゃないかっていういろんな心配の声があったりっていうのはよく聞きますけどどうですか守屋さん。

守屋:ありがとうございます。仕事柄ご両親からのご相談を受けたりすることがあるんですが、もちろん意見は意見として公表はやめといた方がいいって思ってる理由がきっとあると思うんですよね。なのでご両親がそう言ってきた際にはなぜそう言うのか、公表すると何がまずそうなのかってことをまず確認してみてください。
それがご自身の中で確かにそれであれば公表しない方がいいなって思うものもあれば、
「それって本当に今の時代に合ってるかな?」って疑問を持っときってありますよね。それでキャリアセンターの先生だとか我々のような人材領域に携わってるプロに相談してもらうとか、いろんな方法があると思うので、意見は意見としてぜひ聞いていただければと思うんですけど最後に判断するのは自分ですお父さんではないと思いますのでご自身で最後ご判断をしていただければと思います。

村山:はい、ありがとうございます。
後は、これから始まる選考内容についての質問もありまして、上床さんどうでしょうか。
障がい者雇用でも筆記試験はあるのでしょうか。なんてありますけど、例えば面接があるのか筆記試験があるのかだったり教えてください。

上床:ありがとうございます。まず筆記試験っていうところでいくと、これは企業によって選考のフローが違いますので、そのあたりは企業ごとにご確認していただくのがいいと思います。あとは面接ってお話今いただきましたけど多分面接をしない企業はほぼないかなと、ほぼというか確実にないかなと思いますので今日お話させていただきました自己分析をもとに、相手にどうやったら伝えられるのかとか、配慮っていうところを適切に伝えるためにはどういう表現がいいのかとか、そのあたりもですねしっかりと時間をとって考えていただければ嬉しいかなと。そして準備をしていただければいいかなと思います。

村山:はい、ありがとうございます。

守屋:すごくいい質問があるので拾ってもいいですか。
「障がい者を雇用するメリットは企業に何がありますか。」
っていうすごいいい質問が来ていて。これ確かに皆さんからすると、障がい者手帳をお持ちの方を募集している会社ってあるじゃないですかインターンシップでも。それがどういうメリットがあるのかって気になりますよね。これ大きく二つあるかなと思ってます一つがまずは純粋に動力の確保です。今日本でどんどん働き手の数が減っていまして企業たちって働きてたくさん求めていて成長していかなきゃいけないんですけれども、そのときに障がい者手帳をお持ちの方で、まだなかなか働けていない方というのも、世の中にはたくさんデータでも示されているけどいらっしゃいますので、そういった方々も戦力に変えていきたいと企業は思っているのでそもそも労働力としてのメリットというのを非常に感じていただいている企業が多いです。今のが一つ目ですね。
二つ目が大事なんですけれども二つ目がダイバーシティマネジメント、ちょっと難しい言葉ですけど、ダイバーシティマネジメントのために必要という考えですこれは何かというと、ちょっと例を出すんですけど今日本で会い、ありとあらゆるものが右利きの人が使いやすいようにできてます。これは日本人の90%が右利きだからです。
右利きの人だけで話し合って作られたものって左利きの人からすると使いづらいものがたくさんあります。駅の改札であったりゴルフの練習場などいろいろあるんですけど、言いたいのが、いろんな人たちがお客さんでいますよね。右の人には左の人もいるし日本人外国人などいろんなジェンダーの人もたくさんいます。障がいも多彩です。
ですので、いろんな人たちと力を合わせて商品開発をしていろんな人たちが喜んでもらえる商品とかを作る方がいいですよね。
右利きの人たちだけが笑顔になるサービスってよくないですよね。左利きの人たちにも笑顔になってほしいと思ってるので、いろんな人たちが社内にいた方がいいんです。いろんな人たちの意見を聞いて商品開発やサービスを開発して世に出していきたいというのがこれからの企業に求められていることになりますので、障がい者手帳をお持ちの方は多いですか少ないですか、少ないですよね。そういった人たちの声を聞いてサービスを作っていきたいし組織を作っていきたいっていうのが今はトレンドになっているので、そういったメリットは企業にもありますというところは受け止めてほしいです。なので、手帳を持ってる人を排除するような採用選考をする企業は基本的には、今後の成長を考えたらありえないと僕は思っています。はい、以上です。

村山:ありがとうございます。皆さんの活躍に企業も期待しているし、私達も期待したいですよね。頑張ってもらいたいなって思いました。お話を聞いてくれてありがとうございます。
それではですね時間が来てしまいましたので質疑応答の時間は以上とさせてもらってここからお知らせです。上床さんお願いいたします。

上床:最後にお知らせということで私の方からまた改めてお話をさせていただきますと、何度かお話上がっております「チャレンジド」というサイトはこちらからご確認することできますのでぜひこの後でもいいので確認してみてください。コンテンツが充実と書いていますけれども、障がいのある先輩の就活体験のお話が載っていたり、今日かなりしっかりと質疑応答の時間を取ることできたので、大分その中で疑問が解消された、されてるといいなと思いますが、それだけではなくて改めて確認したいよっていう方向けにも自己分析のやり方やエントリーシート書くときの作成のポイントとか、Q&Aのコンテンツも用意しておりますので、ぜひ確認いただきまして少しでも疑問を解消の方向に持っていくお役立ちに使っていただけたら嬉しいなと思っております。
あとはお話ありましたけれども、障がいがある方々の雇用をどうやって調べればいいのとか、インターンシップのキャリアどうやって喋るのみたいなご質問もあったと思うんですけど、それはこのチャレンジドというページで、確認することできますので、ぜひここを確認ください。
あとは何度もお話に上がっておりますチャレンジドWEBセッションのお話です。
改めてお話をさせていただきますが、10月の12日、13日の2日間にわたって実施をさせていただきます12日はライブ配信ですので、何度も言っておりますが企業にぜひ皆さんの質問というのをぶつけてください。おすすめは同じ質問を違う企業にしていくっていうのは結構おすすめしております。それによってご自身の中で会うな合わないな、受け入れてもらえそう。ちょっと違うかもみたいなところがわかると思いますので、ぜひ1回聞いたからいいやではなくて、何度か何社か聞いていただきまして、本当に自分に合うのかどうかっていうとこの適正の確認っていうところを比較検討という形でしていただければ嬉しいなと思っております。
あとはインターンシップのキャリアの話を今日もお話触れましたけれども、こちらにご出展いただいてる企業の多くがインターンシップ&キャリアを皆さんの障がいのある方々向けで受け入れをしようというふうに前向きに考えてくださっている企業がほとんどですので、ぜひそういうところを情報収集という形でしていただけたら嬉しいです。
他にも12日13日に今日のような形で講座を実施をさせていただく予定になっております。
就活準備講座、これ私出ますのでね、またお会いできたら嬉しいなと思いますけども。
それ以外にも「特性の理解と伝え方」という形で、今日守屋さんや私からお話させていただいた内容をもっと濃くお話しできるようなものもご用意しておりますので、ぜひこの辺りもご参加いただけたら嬉しいなと思っております。
はい、ということでご確認いただき予約ボタンを押して忘れずに予約をお願いします。

村山:はい、ありがとうございます。
さあでは最後になりますがお二人からメッセージを一言ずついただければなと思います。まず上床さんからよろしいですか。

上床:はい、ありがとうございます。先ほどもお話した通りですが、10月12日13日にもまた私はお会いできる機会があるのがすごく楽しみですし、そちらでまた皆さんの疑問の解消に繋がればなと思っておりますので引き続きお願いいたします。
合わせて出席票のバナーが出てると思います。こちらの出席票の提出を最後に忘れずにお願いします。

村山:はい、ありがとうございます。良いコメントいただきましたね。「良いアドバイスが聞けました。今日参加してよかったです。確かに最後に判断するのは自分ですね」と。前向きになっていただいて良かったです。
では守屋さん、メッセージをお願いします。

守屋:はい。これ毎回こういうセミナーで言ってるんですけれども、就職活動とか、インターンシップの活動ってなんかすごい怖いし不安だし、なんか嫌だなって思う方がたくさんいるといつも不安の声を聞いてるんですけど、僕は社会人ってすごい思うんですけど社会人の方が学生時代より楽しいです。僕は。どんどん楽しくなっていってるなって認識があるのでそんな社会に出ることとかを怖がらないでいいんだよってことをいつもたくさん皆さんにお伝えしてます。社会人もめちゃくちゃ楽しいです。
なので、今からそういう楽しい世界に皆さん行くっていう前提で就職活動も合わせて楽しんでいただければいいなって思ってます。皆さんのインターンシップや就職活動を応援してます。

村山:はいありがとうございますそれでは本日のセミナーは以上となります。最後は手を振ってお別れしましょう。ありがとうございました。

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障がいのある学生のための就活準備講座!~キホンをおさえる60分~
障がいのある学生のための就活準備講座!~キホンをおさえる60分~
2024年5月22日配信

ムラヤマ:皆さん、こんにちは。「障がいのある学生のための就活準備講座・基本を押さえる60分」、ご視聴いただき、ありがとうございます。司会の村山千代です。
 まずは使い方を紹介していきます。バナーが出ていますでしょうか。オレンジ色の「出席表の提出はこちら」というバナーなのですが、そちらから出席表の提出を忘れずにお願いします。そして、チャットにはぜひ感想などをお願いします。あいさつを入れていただいた方がいますね。質問は質問スペースにお願いします。
 そして、マイナビTVではこちらのキャンペーンを実施しています。今は条件をクリアしますと選べるe-GIFT500円分を差し上げています。キャンペーンにエントリーをして、企業のセミナーを5つ予約してもらいます。さらにアンケートに回答していただきますと、プレゼントとなっています。エントリーもぜひ忘れずにお願いします。マイナビTVのプレゼントキャンペーンは随時開催していますので、来月のセミナーもぜひ予約、参加をお願いします。
 チャットが増えてきました。ありがとうございます。この後も感想はチャットに、質問は質問スペースにお願いします。
 皆さんからの質問に回答いただくのは、寺塚さんと守屋さんです。よろしくお願いします。
守屋:よろしくお願いします。
寺塚:よろしくお願いします。
ムラヤマ:では、寺塚さんから自己紹介をお願いします。
寺塚:ただ今、ご紹介にあずかりました株式会社マイナビのキャリアサポーターの寺塚と申します。私は普段、学校や、このようなウェブ講座などでお話をしています。この講座では主に一般的な就職活動の流れやスケジュールについてお話をします。どうぞよろしくお願いします。
ムラヤマ:お願いします。そして、守屋さん、お願いします。
守屋:学生の皆さん、こんにちは。マイナビパートナーズから参りました守屋と申します。本日はよろしくお願いします。私はこのスライドにあるとおり、2009年にマイナビに新入社員で入社して、ずっと営業をしてきていますので、今日は企業の視点でいろいろと皆さんにお伝えできればと思っています。 
 私は、今はマイナビからマイナビパートナーズに出向し、就職活動をしている学生の皆さんのカウンセリングなどをして、企業さんに実際に紹介をして、就職活動をサポートする新卒紹介の仕事をしています。今日はぜひお役に立てるお話ができればと思いますので、よろしくお願いします。
ムラヤマ:お願いします。
 質問スペースに「出席表の提出の仕方が分かりません」という方がいますので、もう一度、こちらのスライドをお出しします。今、オレンジ色のバナーが画面左下に出ていると思いますので、そちらから提出をお願いします。何か使い方が分からない、不具合があるなどがありましたら、質問スペースにお願いします。
 では、ここで皆さんにチャットを使っていただきたいと思います。チャットタイムです。就職活動に関して不安なことや気になることをチャットで教えてください。いかがでしょうか。
 寺塚さんは学生さんと触れ合う機会も多いと思いますけれども、この時期は結構、お悩みは多いですか。
寺塚:多いです。今の時期は本当に最初が分からなくて、何から始めたらいいのだろうという方もいれば、この業界に入りたくて、どんなことをやればいいですかという方もいらっしゃったり、いろいろな方がいらっしゃるという印象があります。
ムラヤマ:ありがとうございます。何でもいいので、ぜひチャットに書いてみてください。
 守屋さん、確かにスケジュールは企業によってもさまざまだと思いますし、皆さん、不安がありますよね。
守屋:スケジュールもどういうふうにするのか分からないという言葉を結構頂くので、今日は一般コースと障がい者枠のコースがあるのですが、その辺りもそれぞれどう違うかなども後ほど、お話しできればと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。ご質問を頂きました。これは障がい者雇用のお話でしょうか。障がい者雇用の年収や違いも気になる方ももしかしたら、いるかもしれないですね。いかがでしょうか。あとは、「相手にうまく説明できる自信がないです」「障がいがある状態で就職できるのか。その給料でやっていけるのか、不安です」「障がい者枠で就職した時、給料などは低くなるのか、不安です」。寺塚さん、条件面で不安な方は多いかもしれませんね。
寺塚:お給料面のところが結構。自分の障がいの内容を相手にうまく説明できるかというところは、後ほど守屋さんにご説明いただくと思うのですが。
ムラヤマ:守屋さん、どの枠で受けるのかも皆さんのお悩みかもしれませんね。
守屋:そうですね。その辺りも後ほど、ぜひ解説できればと思いました。
ムラヤマ:「そもそも障がい者枠があるのかどうか、どうすれば分かりますか」。
守屋:まさにこれも途中で出てきますので、少しお楽しみにしていただければと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。皆さんが今、書いていただいたようなお悩みを払拭できるようなお話が後であると思いますので、楽しみにしていてください。
 頂きました。「一般雇用と障がい者雇用の違いを調べた上でどちらを選ぶのか。また、同時進行で就活するのか、考えています」と。ありがとうございます。こういう方も多いのかもしれません。ぜひ、内容を見ていただいた上で、さらに気になることがあれば質問をお寄せください。
 今日は、ご覧のような流れで進めていきます。障がい者の就職、採用環境。先輩たちの疑問から探る企業の視点、企業の探し方、インターンシップ&キャリア参加の流れ、質問コーナーとなっています。
 では、最初のパートは寺塚さんからお話しいただきます。お願いします。
寺塚:よろしくお願いします。すみません、少し声が。私からまず障がい者の就職、採用環境について、お話ししようと思います。
 その前に一般的といわれる就活全体のスケジュールについて、少し解説します。たくさん書いてあるのでピックアップしてお伝えしたいのですが、まず大事になるのは来年の3月です。3月1日から一気に企業の採用情報が公開と書いてありますが、本当にここからエントリーや企業説明会、エントリーシート、筆記試験などが一斉に開始になる流れになっていますので、3月までにどれぐらい準備ができるのかです。できれば、年内までにどこまで準備ができるのかが結構重要になってきます。そのためにも今のうちから、自分がどのようなことに興味があるのかといった自己分析、あとはどのような仕事があるのだろう、どのような業界があるのだろうといった業界研究、仕事研究が非常に大事になってきます。
 これが基礎的なことで、それを踏まえた上でエントリーシートを書き、面接の時に自己PRができるかの練習をさらに段階的に踏んでいく形になっています。下の4番にエントリーと書いてありますが、そのために一つ、効果的な方法としてインターンシップ&キャリア。よくインターンシップと言われますが、こちらに参加することが自己分析においても、業界、企業研究などにおいても有効な方法といわれています。
 こちらはマイナビのお話にはなりますが、4月1日から既にインターンシップ&キャリアはエントリー開始となっています。実際に障がい者採用を行っている企業さんなどももう出ていたりします。後ほどまた、探し方などについてはお伝えしますので、探していただけるとうれしいです。
 さて、本パートの目的とありますが、ここで軽く、障がいのある先輩にマイナビでアンケートをとっていまして、先輩たちがどのように就職活動を行っていたかというところの傾向をつかみながらお伝えしていきたいと思います。
 まず、よくある質問ですが、実際に障がいがある先輩がインターンシップ&キャリアにどのぐらい参加していたかです。全体の平均でいうと9割以上がエントリーをして、8割5分、85%ほどが参加しています。障がいがある、なしに限らず、全体的な傾向となっています。そして、先輩たちはどうだったかというと、それでも約8割の先輩がインターンシップ&キャリアに参加している傾向になっていました。
 もちろん、参加したからすごい、あるいは参加したから絶対内定をもらえるというわけではありません。ただ、参加することで、やはり企業に対する理解が深まったり、自分に対して、このような仕事をやってみたいんだという気付きを得ることもあったりはしますので、インターンシップに参加できるのであれば、ぜひ参加していただきたいと思います。
 では、いつ参加すればいいのですかということですが、これも先輩たちの傾向が今、出ていますけれども、先輩たちに聞くと、傾向としては6、8、9月あたりが参加のピークとなっています。ただ、そうはいっても他の時期でも10%ずつぐらいはあるので、自分の体調や、恐らく学校などもあると思いますので、ここであれば授業を休まずに参加できるというところ、ゼミに入っている方はここの時間なら行けそうというところをうまく調整して、自分が参加できそうな期間に参加するのがいいと思います。その上で、長期休暇の夏休み期間に参加する方が結構多いということで、6、7月、特に7、8、9月あたりに参加する方が多くなっています。
 その日に申し込み、次の日に参加できるということはないので、今のうちから6月、7月、8月。6月はすぐ近くになっていますし、7月、8月の夏休みに参加できるインターンシップも結構な量がマイナビ上にも掲載されていますので、ぜひ今からどのようなインターンシップがあるのか、探していってほしいと思います。
 特に夏休みは旅行に行ったり課外活動があったりと既に予定を立て始めている方もいると思いますので、その中で、ここなら行けそう、ここなら調整をつけられそうという時期を今のうちにチェックしておいて、そういう期間からインターンシップを探すことも一つの手なので、ぜひマイナビで上手に検索していただけるとうれしいです。
 そして、実際に参加するとなった時に何日ぐらいのインターンシップがいいのでしょうかということですが、1日のものから1カ月以上のものまで多種多様にあって、では、どれに参加すればいいのでしょう、なおかつ、何社参加すればいいのでしょうということも悩みどころかと思います。これも参考ではありますし、皆さんの状況や体調なども踏まえて、自分が参加できる適正な期間や社数は考えていただきたいですが、先輩方の平均で一番参加が多かったのは2~3日や1週間程度で、大体1週間未満の参加が多かったです。
 実際、多くの企業さんでも1週間程度のものや1日のものもたくさんありますので、いきなり5日以上や1週間程度のものに参加するのは少し怖い、どうしようかという方はまず、1日のものから参加してみて、こういうことを説明してくれるのだな、このような感じなのだというのをつかんでから、2~3日や1週間以上のものに挑戦するのがいいと思います。
 参加する企業ももちろん、1社だけでもいいですが、できれば複数社に参加したほうが、「この企業はこことここがこう違う」という気付きを得たり、「同じ仕事でもこういうふうに営業方法が違うんだな、売っているものが違うんだな」であったり、「同じだと思ったのに入ってみたら、実は全く雰囲気が違って、自分に合っているのはこの企業だな」などの自分はこう働きたいという気付きを得ることもできますので、可能であれば、複数社参加して比較して、より自分に合った企業や仕事を探るようしてみてください。
 ただ、本当に人によって、キャパシティー的に2社一気に参加することが難しい人もいると思いますので、1社に参加してみて、それを消化して、もう1回参加するなどして、自分に合った方法を今の自分のキャパシティーや状況から考えていただければと思います。
 質問の中でも一般雇用と障がい者雇用の違いを調べて、どちらにすれば? という話もありましたが、それについても実際にお話ししたいと思います。インターンシップにおいても障がい者向けコースと一般コースが分かれていることもあります。悩んでいる方はまず、こういう違いがあることを改めてお伝えしますので、そこから探していただければと思います。
 まず、障がい者募集とも書かれている障がい者向けコースですが、下に書いてある説明は本選考の時、いわゆる採用選考の時のことが主になっていますので、インターンシップとは少しずれてしまいますけれども、障がい者向けコースに関しては、就職活動時点で障がいのことを伝えて、特性や症状に配慮を受けながら働くことができる採用や募集になっています。
 ただ、その代わりに障がい雇用、障がい者募集で採用されると、障害者手帳の提出が必須となっています。そのため、現段階で手帳を持っていないけれども、障がい者向けコース、障がい者募集を受けたい方は今から障害者手帳の取得を視野に入れて動き出すのがいいと思います。
 そして、一般コース、障害者手帳の有無にかかわらず、全ての学生を対象とした募集コースとなっています。ただ、一般募集のみの企業も多くて、障がい者雇用をやっています、実際に採用しましたという企業でも、募集に関しては一般募集のみの企業さんも結構いらっしゃいます。ただ、そうだとしても、実際に過去に採用している、これから採用しようということで「うちはこういうことが可能です、配慮ができます。」という合理的な配慮が可能なことも結構あります。どうしても受けたいけれども障がい者雇用、障がい者向けコースがない場合、インターンシップでもそういうコースがない場合は、ぜひ人事担当に相談してみてください。
 先ほども「どちらにしようか悩んでいますが」と書いてありましたが、実際の本選考で先輩たちが一般募集と障がい者募集のどちらで応募したかもアンケートをとると、約5割の先輩がどちらも応募と回答しています。35%は一般募集枠のみで、一般募集を使っていた方は8割を超える結果にもなっています。できるだけ広く、視野を広げてみて、先ほど言ったように、一般募集とあっても合理的な配慮や相談に乗ってくれる企業もありますので、障がい者採用ではないと無理です、コースがないから駄目ですではなくて、まずは相談してみましょう。企業に相談するのが少し怖い場合は学校の担当の先生や職員の方に相談するところから始めてみるといいと思います。
 一気にお話ししてしまいましたので、もし、分からないことなどがありましたら、チャットや質問箱に書いていただければうれしいですが、まず、ここでまとめます。インターンシップ&キャリアや就職活動のポイントは、多くの先輩がインターンシップ&キャリアに参加しています。まずはぜひどこか1社参加することから始めてみてください。1日のものでもいいですし、場合によっては半日のものもあります。ウェブで参加できるものもかなりの数がありますので、「気になるな、少し話を聞いてみたいな」というものから参加してみて、働くというのはこのような感じなのか、自分にこの企業は合っているのかなどを知ることから始めてみましょう。夏しかインターンシップをやっていない企業も結構ありますので、気になったらまずエントリーしてみて、参加してみるのがお勧めです。
 そして、インターンシップ&キャリアはエントリーだけではなく、実際に業務をしてみて、できれば、実際に働いている社会人の話を聞いてみてください。働いた方の「自分はこういう思いで働いている」など、なかなか説明だけでは分からないこともあります。障がい者コースを設けているところであれば実際に障がいを持って働いている先輩にお話を聞ける機会もありますので、うちではこういう配慮が受けられるというお話も聞くことができます。自分ができる仕事、やりたい仕事は何だろう、また、どういう配慮があれば自分はうまく働けるのかなどの気付きを得るためにもぜひインターンシップ&キャリアに参加していただければと思います。
 では、そういう先輩に会いたいから障がい者コースで探そうとなると、やはりどうしても数は少なくなっています。ですので、まずは気になる仕事や気になる企業という大きい枠で見た上で一般募集、障がい者募集に限らず探してみて、もし、その中で枠としてあれば応募し、なかったとしても、ぜひ企業担当の方にお問い合わせしてみてください。こういう事情があるのです、こういう障がいがあるのですが、こういうふうに参加したいです、こういう配慮をいただければ私はこういうふうにできますと、問い合わせてみてください。ないから駄目だと諦めて参加できないのはもったいないので、2パターンある募集をどちらも上手に活用した上で、インターンシップ&キャリア、そして、就職活動に取り組んでいただければと思います。ということで、まとめました。
ムラヤマ:寺塚さん、ありがとうございました。
 皆さん、質問スペースに出席表のバナーについてのものを頂いていますが、出席表のバナーのリンク先が異なるセミナーになっていたようです。大変失礼しました。今、対応を検討していますので、皆さん、少々お待ちください。
 インターンシップ&キャリア、身構えてしまう方ももしかするといるのではないかなと思います。きっと選考がある場合もあるでしょうし、もし、インターンシップ&キャリアの選考に落ちてしまった場合、本選考に進めなくなってしまうのではという方もいらっしゃるのではないですか。どうなのでしょうか。そこはやはり別物と考えていいのですか。
寺塚:別物です。やはりご質問として、「落ちてしまうと、もう本選考は受けてはいけないのですか」と聞かれるのですが、全くそのようなことはなくて、むしろ企業さんとしてはそこで会えなかった人たちにもきちんと企業のこと、自分たちのことを知ってほしいと思っています。むしろ実際に数字を聞いて、「へえ」と思ったのがインターンシップのほうが倍率が高い企業もあったりすることです。枠として、実際に就職する方よりもインターンシップで受け入れている人数は少ないので、そこに同じ人数が殺到するとインターンシップのほうが倍率は高いのです。そのため、落ちても意外と、その後にまたエントリーした方にご案内があったり、インターンシップではないけれども「説明会をやります」というご案内が来ることもありますので、そこで諦めずに、もし気になれば、企業研究をしたり、イベントがあれば参加したりしていただければいいと思います。
ムラヤマ:皆さん、きっと業界を絞る前にインターンシップの選考を受ける方が多いと思いますので、その分、募集も増えてしまうこともあるのかもしれないですね。では、皆さん、まだたくさんの疑問があると思いますので、ここからは守屋さんに皆さんがよく抱くであろう疑問にご回答いただく形で進めていきたいと思います。
 では、守屋さん、まず1つ目ですが、よくある質問その1、「障がい者採用と一般採用ではスケジュールは異なるのでしょうか」。ご回答お願いします。
守屋:ありがとうございます。スライドも今、表示しているのですが、回答する前によく聞かれる質問の「一般コースと障がい者コースがなぜ存在しているのか」について少し触れたいと思います。
 この4月から合理的配慮が義務化されて、企業としては障害者手帳をお持ちの方も多く採用して、合理的配慮をしていくと。これは障がい者コースも一般コースも関係ありません。入社する全ての人に合理的配慮をしていくことが今、義務化されて、それをしていきたいと企業は思っています。
 ただ、一般コースだけで応募すると何が起こるかというと、学生の皆さんへの情報が少ないのです。今も質問が大変な状態です。皆さんには見えないかもしれませんが、質問ボックスには「一般枠のほうがいいのでしょうか」「障がい者枠だと不利なのではないでしょうか」など、いろいろな疑問があると思うのです。それは仕方がないのですが、はっきりとお伝えしたいのは障がい者コースをあえて企業が出している理由は手帳を持っていることをオープンにしてほしいからなのです。これがないと、オープンにしていいか分からない、オープンにしたら不利になるのではという勝手な偏見や思い込みから、自身が持っている手帳や障がいのことを言わないで就職活動をする学生が毎年います。そうすると、本当は配慮してもらいたいことがある、分かってもらいたいことがあるのにそれを言えないまま、もどかしく働き続けて、残念ながら離職になってしまうケースも実際にあります。
 そのため、「障害者手帳を持っている方はぜひ言ってください、言っていいのです」という企業としてのメッセージが障がい者コースになります。そういうやり方をしていいのです、するべきですという企業さんはまだこれから増えている最中ですので、そういった理解をしてほしいと思っています。一般コースと書いてある企業さんは障害者手帳を持っている方を受け入れたくないと思っているわけではありません。
 そのような前提の下に聞いてほしいのですが、障がい者採用と一般採用のスケジュールはおおむね同様のスケジュールです。企業の視点に立つと、実は新卒の学生の皆さんのインターンシップや採用活動をするのはすごく大変なのです。すごくエネルギーを使っています。従って、それぞれ分かれてやるというよりはインターン、説明会、エントリーシート、面接、こういったものもできる限り同じ時期に固めたいのが本音です。
 ただ、これは各社で違います。例えば、障害者手帳をお持ちの方だけのインターンは冬にしか開催がない企業もあります。一般コースであれば、夏もあると。ただ、この場合、考えてほしいのは、自分は冬しか参加できないわけではなくて、夏にも参加していいですし、冬にも参加できるということです。ただ、障害者手帳を持った方々向けは冬だけというだけのことです。
 2026年卒のスケジュールはもう各社のサイトに掲載されているケースも非常に多いのではと思いますので、もし、気になる会社さんがあれば、採用サイトやインターンシップサイトをご覧いただければいいかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。先ほど、出席表のバナーに関して、皆さんから質問をたくさん頂いていましたが、今、正しいリンク先を掲出しているバナーが出ていると思います。そちらからぜひ、提出をお願いします。失礼しました。
 では、守屋さん。続いての疑問に移りたいと思います。よくある質問その2、「企業の雇用実績を確認すると、私の障がいの雇用実績がなかったため、エントリーを行うことが不安になりました。インターンシップ&キャリアやエントリーに参加しても大丈夫でしょうか」。
守屋:ありがとうございます。この質問に関しては、もちろん応募していただいて大丈夫というのがまず結論になります。雇用実績に記載がなかったとしても、皆さんが入社した際に具体的にどのような配慮が可能で、どのような環境で働けるのかといったところを企業は確認したいと思っていると思いますので、ご自身が配慮してもらいたいことなどを確実にお伝えできればいいと思います。
 障がいといっても非常に多種多様ですし、同じ障がい診断名でも必要な配慮は本当に人によって全く違います。聴覚障がい一つとっても全然違いますし、全ての障がいが多様で多彩なので、企業としては、例えば聴覚障がいで雇用実績があるから、また聴覚がい害の方を完璧に受け入れられるかというと、そういうことではありません。そのため、全て個別性が非常に高いことからも、皆さんの障がい特性や特徴をまず把握いただいて、正しく企業に伝える練習などをしていっていただくのがまずは肝心かと思います。もちろん応募していただいて大丈夫ですので、興味がある企業さんには遠慮せずに積極的にエントリーしていっていただければいいと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。質問スペースには手帳に関しての質問もかなりありまして、例えば、「パニック障がいのような症状で、手帳の取得が難しい状態です。働く上でできない業務が出てくると思いますので、症状のことを伝えて働きたいのですが、どうすればいいでしょうか」。これもしっかり伝える必要があるということでしょうか。
守屋:ありがとうございます。今の場合はパニック障がいの例でしたけれども、パニック障がいの方であれば、例えば通勤です。満員の電車が難しい方も会ったことがありますが、そういう方の場合はそういう配慮をしてほしいとしっかり伝えたほうが長く勤まりそうですよね。伝えずに抱え込んでしまって、例えばですが、最悪の場合、ある日突然、倒れてしまったりなど、何かあった時に企業側も非常に心配すると思います。雇用している企業側も大丈夫かなと思うでしょうから、できる限りそういったところも企業さんに確実に伝えて働くほうがいいと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。もし、こういった症状の方が実際に企業で働いていたとしても、手帳を取得できる状態でないと、そういう方がいるのかどうかを確かめるのがなかなか難しいということですね。
守屋:手帳を取得できる方は、お医者さんが決めることですけれども、手帳を取得できるコンディションで、もし持っているのであれば、開示をすることで配慮相談もできると思います。手帳があってもなくても診断されているのであれば、その旨を人事担当の方に伝えていただくのがいいのではと思いました。
ムラヤマ:ありがとうございます。では、続きまして、「障がい者向けのインターンシップ&キャリア情報や募集要項がありませんでした。この場合は一般募集、一般コースに応募すればよいでしょうか。それとも、応募を諦めたほうがよいのでしょうか」。
守屋:ありがとうございます。こちらはぜひ、応募を諦めないでいただきたいと思っていまして、そのまま応募いただいて問題はありません。もし、心配であれば企業の問い合わせのフォームや代表アドレスに直接連絡することもよろしいかと思います。
 繰り返しの説明ですが、障がい者向けのコースをつくっている理由は、手帳をオープンにすることに遠慮がちな学生さんが毎年多いので、少しずつ企業さんがオープンにしていいのですよという意味合いで、あえてそういった表現をしていることが多いです。ひるがえせば、一般募集、一般コースの中には障害者手帳を持つ方の応募自体も非常にオープンに歓迎している企業さんが多いです。基本的には企業さんによりますけれども、一般募集と障がい者募集をあえて分けることをしないケースのほうが今のところは多いです。そのため、一本で採用活動をしている会社もありますので、通常どおり応募いただけます。どうしても不安という皆さんがいらっしゃいましたら、企業の問い合わせフォームなどに障害者手帳がある旨をお伝えいただいて、配慮事項を事前に企業に伝えて、調整していただくこともできると思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。この伝え方ですけれども、配慮などを申請する際はエントリーシートに記載すればよいのでしょうか。
守屋:ありがとうございます。エントリーシートに記載してもいいのですが、そもそも、その前段階で知りたい、エントリーシートを出す前に知りたい方もいると思いますので、その場合は各社の問い合わせのフォームなどの問い合わせ先が採用サイトやマイページなど、いろいろなところに出ているはずですので、そちらから遠慮なく問い合わせていただくのがいいかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。あとはチャットに「希望している就職先がインターンを開催していない場合は直接アポイントを取って行くのでしょうか。過去にそういったことをした人はいましたか」。
守屋:非常に積極的な方だと思いますが、素晴らしいです。インターンシップを開催していないということは恐らく、インターンシップは無いということになりますので、企業さんにもし問い合わせフォームがあれば、今後、どのような採用活動をされるのですかとそこから聞いていただくのは全くやぶさかではないと思います。今後のスケジュールや採用の予定などをぜひ、そこから聞いてもらえばいいと思います。
ムラヤマ:情報収集としてはインターンシップ&キャリア以外にどういったものがありますか。OB、OG訪問などですか。
守屋:その企業さんのOB、OGに会わせてください、といった問い合わせ方法ももちろん可能だと思います。情報収集としてはもちろん、採用サイトやマイナビチャレンジドのようなところに数多くの情報があります。2025卒以降の先輩のものはすでに今、動いているものもありますので、そういったものを見ていただいても結構いろいろなことが知れるのではないかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。では、続いて、こちらをお聞きします。「障がいの特性上、インターンシップや選考でグループワークがある企業が多いので不安です。企業の方に参加前に障がいがある旨、伝えたほうがいいでしょうか。伝える適切なタイミングがあれば知りたいです」。守屋さん、お願いします。
守屋:こちらのご質問、ありがとうございます。グループワークの選考が企業ではよくあるのですが、こちらに関してはエントリーをする時、あるいはエントリーシートを提出する時に障がいのある旨を伝えていただくとスムーズかと思っています。グループワーク内での配慮もできる企業も増えてきましたし、面接の選考に切り替えていただける余地のある企業もあると聞いています。これは各社で結構異なります。差があると思っていますので、事前にご自身で確認いただくのがよろしいと思います。
前提として、企業がなぜ、グループワークをやりたいかというと、恐らくチームで働くことが多い企業だと思いますので、仲間同士でどのようなコミュニケーション、気持ちのいいコミュニケーションが取れる人なのか、慎重な人なのか。その人の人となりやコミュニケーションのスタイルを確認したいというのが意図になります。ただ、それには例えば、先ほどから出ている発達障がいで聴覚過敏の方やコミュニケーションがなかなか難しい、目を合わせるのが苦手な方がいます。あるいは聴覚障がいがあるので手話がメインの言語になる方など、さまざまなコンディションの方がいますけれども、大切なのはコミュニケーションのスタイルを見たいというのが前提になりますので、皆さんのそれぞれの必要な配慮とコミュニケーションのスタイルのようなことが企業に伝われば良いというのがグループワークの選考です。特にグループワークに参加できないことが落ちる要因ではありませんので、そこはご認識おきください。
ムラヤマ:ありがとうございます。寺塚さん、グループワークは何を発言するかよりもチームワークのようなところが大事なのですか。
寺塚:かなり大事です。むしろ全員が全員、話していたら、話がまとまらずにきちんとしたチームワークが取れていないとなってしまうこともありますので、だからこそ、例えば、寡黙だったとしても大事なところでまとめてくれたり、いわゆる書記のように今までみんなが言っていたことの要点をまとめてくれたり、また傾聴力があり、その人自身は話さなくても聞く能力、「うん、うん」ときちんと聞いてくれていると相手に思わせる力があるなど、いろいろな人がいてチームは成り立ってはいるので、話せないからと思わなくても全く構わないのです。自分が友達といる時などにどのようなポジションにいるのかを少し振り返ると、グループワークも参加しやすいかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。
 では、続いての質問に移りましょうか。「自分の障がいの説明を行うために、具体的にどのような準備が必要でしょうか。また、企業の方に伝える際に注意したほうがいいことがあれば知りたいです」。守屋さん、お願いします。
守屋:こちらもよく頂く質問ですけれども、今日は2点、お伝えできればと思います。1つ目ですけれども、ご自身の障がいの特徴や詳細について確実に伝えられるように準備いただくことが大切だと思います。今、チャットでもASDの診断を受けたという方からコメントを頂いていますけれども、それがご自身の特性なのかが分かりません。そうですよね。それが障がいであるASDに起因して出てきている特性なのか、自分の元々の性格なのかはなかなか分からないものです。まさに障害者手帳をお持ちの学生の皆さんの自己分析はここが肝です。それがご自身の特性なのか、パーソナリティーなのかという辺りは自分と生活を共にしている家族や友人、あるいはお医者さん、いろいろな方々に自分はどのような特性があって、どのような人間なのかといったことを聞いてみていただくのはすごく大切だと思います。そして、ご自身の人生を一度、振り返っていただくことは非常に重要です。
 ご自身の障がいの特徴や詳細は恐らく、ご自身が一番分かるはずなのです。企業は面接や面談の時に全く分からない状態で、30分、40分という短い時間で皆さんのことを知らなければなりません。できる限り短く、分かりやすい言葉で、ご自身の障がいや特徴などを伝えられる準備をしておくと、非常に良いと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。
守屋:2つ目も答えます。どのような配慮があると助かるか、活躍できるかといったところも併せて非常に大事です。やはり障がいの特性があった時にその特性がすごくポジティブに動くこともあれば、ネガティブになってしまうシチュエーションもあると思います。それは状況によりますよね。その時にどのような配慮をしてもらえると自分は助かるか、100%の力を発揮できるかといったところをご説明できるところがさらに肝だと思います。しかし、ここで注意してほしいのは、これを配慮してほしい、あれを配慮してほしい、配慮してほしいことはこの30個ですというようになっていくと、それは本当に配慮なのか、わがままや自己都合で物事を進めようとしていないかなどと企業が釈然としない状態になってしまうことがあります。そのため、本当に必要な配慮なのか、少しわがままを言ってしまっているのではないかというような見極めはご自身の中でも非常に大事だと思います。
ムラヤマ:ありがとうございました。
ムラヤマ:伝え方で悩んでいる方もかなり多いですね。例えば、「発達障がいの傾向があり、手帳3級に該当していて、日常的な動作などが不器用でミスも多くなってしまうた め、やる気がないと思われてしまいます。そのようなことを説明するにはどうすればいいでしょうか」。
守屋:ありがとうございます。これもまさに今のような、実際にこういうことがありましたというエピソードがあると思うのですけれども、その辺りも面接や人事の担当の方に「こういうふうに思われたことがあります」ということを伝えていただくのがいいかと思っています。また、その時、別にやる気がなかったわけではないと思いますので、そういうことも併せて正直に伝えいただくことが大事だと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。実際に仕事をして、この方が活躍できるかどうなのかというイメージを企業の方が持ってもらえればいいということですよね。
守屋:おっしゃるとおりです。合理的配慮などの配慮という言葉の必要性は何かというと、企業はお金を稼ぐ場、利益を上げる場なので、その方が確実に利益を上げられる人物なのかどうか、活躍できる人かどうかを知るために面接をしています。その時の配慮は活躍とセットなのです。配慮をしてもらえるから私は活躍できますというメッセージになっていないと、少しずれてしまいます。
ムラヤマ:ありがとうございます。それは例えば、休学していた方でも、会社に出て仕事をする上でそれが影響するかどうかがきちんと伝えられればいいということなのですか。「適応障がいで手帳なしのため休学していました。その理由を聞かれた場合、どのようにどこまで説明したほうがいいでしょうか」。もう大丈夫ですということを確実に伝えるところが大事ですか。
守屋:そうですね。適応障がいの場合ですと、具体的には一定の期間を過ぎると、うつ病など別の障がい診断名になってしまうケースもあります。最初の初期診断で適応障がいと言われる障がいにしばしばなりますが、その後、寛解に向かい、今、働くことのできるコンディションかどうかはお医者さんが就職活動をしていい、まだしないほうがいいと言ってくれることが多いです。そのため、基本的にはご自身のやる気、就職活動がしたい、働きたいという気持ちと併せて「医者からはこういうふうに言われているので、今就職活動をしています。だから、大丈夫だと思ってください」とご説明いただくとより説得力があるかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。では、続いてこちらです。「手帳には書いていない障がいがあります。この場合も企業の方にお伝えしたほうがいいのでしょうか」。
守屋:ありがとうございます。こちらも可能な限り、お伝えいただいたほうが良いかと思います。これに思いますと書いているのは、かなり僕の個人的な思いでもありますが、もちろん開示するかどうかは皆さんにかかっているとは思いますけれども、企業も今、本当に障がい者コースというほど、障害者手帳を持っている方であれば隠さずにオープンにしてもらいたいと思っているのです。これはなぜでしょうか。恐らく分かると思いますが、活躍してもらいたいからなのです。そして、長く働いてもらいたいからです。従って、もし、お伝えしていない、手帳には書いていない障がいがある場合でも、ご自身が働く上で伝えておいたほうがいいだろう、配慮してもらえたほうがいいだろうともし少しでも思うようであれば、事前に伝えていただければと思います。
 全ての企業が全て配慮できることではありませんので、企業側も配慮できないこともあります。ただ、ここまではできないけれども、ここまではサポートできるかもしれないということを企業は探してくれますので、配慮できるものとできないものを企業が判断する上でも、ぜひお伝えいただくのがよろしいかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。この質問はどうでしょうか。「一般募集で入社した場合、合理的配慮を受けるには手帳の取得は必要ですか」。
守屋:ありがとうございます。基本的に合理的配慮に関しては手帳がある、なしにかかわらず、企業で検討すべきものとなっていますので、手帳がなくても、そういった診断がなされているのであれば、その旨、お伝えいただければよいかと思います。あとはその企業個々の判断になろうかと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。この手帳を取得するかどうか、悩んでいる方がかなり多いようですね。
守屋:そうですね。その手帳を持つということで、自認といいますが、障害者手帳を持っているのだと自分で認識することになりますので、やはり、そこのハードルは一定数あると思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。プラス、何か伝えるべきことはしっかりと伝えていくことが大事ですね。
守屋:そうですね。
ムラヤマ:ありがとうございます。では、情報収集がなかなか難しいという方もいましたので、ここからは寺塚さんにそのアドバイスも含めて、企業の探し方をご紹介いただきます。お願いします。
寺塚:よろしくお願いします。ここからは企業の探し方、インターンシップ&キャリア参加の流れということで、障がい者コース、一般コースに限らず、またお話をしたいと思います。気になることや「これはどうなの?」ということがあれば質問のところに書いていただきますと、最後に質問コーナーがありますので、そちらでできる限り回答していきたいと思います。
 まず、改めて、先ほどもお伝えしたようにインターンシップ&キャリアはぜひ参加していただきたいです。先ほど質問でも「在宅でできるものはありますか」などもありましたが、ウェブ参加のものも1日のものから1週間以上のものまで本当に数多くありますので、ぜひ、自分のいろいろな状況に合わせて参加していただきたいと思いますが、やはり参加して、何かいいことがあったほうがいいですよね。
 ということで、インターンシップに参加するといいことは何があるかというと、大きく分けると、自己理解が進むということと仕事理解が進むということになっています。まず、自己理解ですが、今、自分の強みは何だろう、弱みは何だろう、苦手なことや自分の障がいの特性がどのようなものかが漠然と分かっていて言葉ではうまく伝えられないかもしれません。ただ、参加したり、実際に人に「自分はどうですか」と聞いたりすることで、「自分の強みはこうなんだ」と分かります。インターンシップはフィードバックがあるものも結構ありますので、そこで企業の方に「ここが良かったです、あそこはもう少し力が伸ばせそうですね」のようなアドバイスをもらうことで、「自分の強みはここなんだ、弱みはここなんだ」ということに気付けます。また、実際にグループワークへの参加や業務の体験をすることで、こういう配慮があればこの仕事ができそうだという気付きを得て、本当に自己理解が進んだりします。逆に少しマイナスのほうで、この仕事は合っていないと思ったり、興味があるから参加したと思ったけれども実は違ったかもしれないと思ったりすることも非常に大事な自己理解になっています。やはり、入社してから違うと思うよりも体験してみて「これは違う」と気付いたほうが、その後、「では、どういう仕事がいいのだろう」という気付きなどにもつながりますので、ぜひ参加してみて、その上で「では、どのような仕事がいいのか、どのようなことを自分はやりたいのだろう」という気付きを得ていただきたいと思います。そして、当然なのですけれども、仕事体験なので仕事理解にもぜひ重点を置いていただきたいです。例えば、企業に関する知識です。特にマイナビや企業のホームページで得られる情報に関しては事前に情報を得ておくことをお勧めします。その上で、例えばどのような人がいるのだろうということや、文字で書いてある仕事内容はありますが、実際に働いてみるとどのような仕事なのだろうといった、文字だけでは分からないことを情報として重点的に取得することがお勧めです。
あとは、仕事に対するイメージを今の自分は持っていると思います。それに対する現実や、「もしかしたら、思ったよりもできるぞ」というものや意外と難しかったというギャップは絶対に何かしらあると思います。ですので、そういうイメージとギャップも参加して気付きを得てほしいと思います。そのためにもぜひ事前に情報は集めておいたほうがいいです。文字の情報ではいわゆるマイナビなどの情報サイトやイベント(合同企業説明会)です。この後に告知をするのでイベントを入れさせていただきましたが、今の段階でインターンシップ参加前に取得できる情報はぜひ早めに得ておいたほうがいいです。
 例えば、マイナビ上ではインターンシップ&キャリア検索がインターンシップの探し方になっていますが、実はこれはかなり細かく探せます。もちろん企業名で直接入れて探すこともできますが、例えば、どのような仕事があるのか、ウェブで開催しているかどうか。また、さらに地域で狭めることも可能です。また、選考があるか、ないかです。先に選考で落ちて、「この企業を受けるのはちょっと」となるよりは、まずは選考がなくてカジュアルに参加できそうなものから参加するということも有りです。あとはフィードバックのところで、実際に参加してみたら、企業から評価をもらえる、いいところを教えてもらえるというフィードバックのあり、なしのところからも検索することができたりします。
 もう一つ、お勧めのものとして、インターンシップ&キャリア検索とありますが、横に企業検索のタブもあります。こちらの下のほうに採用データのコマがあって、そちらを開けると、障がい者向けコースありの選択チェック欄があります。これは過去に障がい者向けコースで採用を行っていた企業さんの絞り込みができるようになっています。その上で、インターンシップありと検索すると、このインターンシップは一般コースと障がい者コースが全て一緒にはなっていますが、過去に障がい者向けコースで実際に採用を行っている、なおかつ今、インターンシップを募集している企業さんの絞り込みもできるようになっています。今日、調べてみると、180社ほどの社数が出ていましたので、現段階でコースを出している企業さんも結構多いです。
 他にも自分の学校の先輩の企業ランキングということで、同じ学部の先輩たちがどのようなところにエントリーしたかもマイナビでまとめています。もし、現段階で興味ある企業さんがない、業界がないという方は皆さんと同じことを学んだ先輩たちが興味を持った企業ということで、同じ興味を持った人がどのようなところにエントリーしたのかを探してみるところから始めてみてはいかがでしょう。興味の軸が一緒だったりすると響く企業も出てくるかと思います。
 そして、マイナビにチャレンジドのページがあります。細かい情報に関しては6月以降に出てくる予定になっているのですが、こちらがいわゆる障がい者採用に特化したページになっていますので、特集で実際の配慮の内容や障がいの雇用実績から企業を探すこともできます。今、出ているので、気になる方はスクリーンショットをしていただいても構いません。本当にいろいろな、実際の先輩のインタビューなども閲覧いただけます。
「チャレンジドサイトはこちらです」というチャットが流れましたが、もしよろしければ、6月以降により多くの情報が出てきますので、こちらからいろいろ探していただけるとうれしいです。特にこちらは障がい者採用をメインに置いて、本当にそのインターンシップをメインに扱っていますので、まずは障がい者コースから参加したい方はこちらから探してみてください。
 他にもマイナビではイベントもたくさんあります。もちろん、ウェブイベントも対面イベントもあります。対面が少し恥ずかしい方はウェブからぜひ参加してください。
 これは障がいのある皆さんに特化したイベントになっていますが、チャレンジドセッションを6月8日と9日の2日間で開催を予定しています。今回、東京、ウェブ同時開催ということで、もし、東京や周辺にお住まいの方はぜひ現地に行っていただきたいと思いますが、ウェブでも両日開催していますので、気になる方は今ここで予約していただけるとうれしいです。対面プラスウェブとウェブのみとがありますが、ウェブのみ参加の企業もありますので、時間がない方や30分だけなら見られるけれどもという方はウェブで、参加できそうな、いろいろな企業と直接お話ししたい方は対面で予約していただけるとうれしいです。
 これはイベント情報のご案内になりますが、対面とウェブそれぞれにいいところがたくさんあります。今まで対面のイベントはマイナビでもあまり開催していなかったのですが、今回は開催ということで、せっかく対面ですので、直接会ってじっくり相談ができるよう企業ごとにブースを用意しています。実際にどのように働けるのかなど、社会人と直接話すことで、漠然とこういうふうに働くのかなというところが現地に来た方の特典で、ウェブよりも情報が得やすくなっています。もし、来られる方は対面で来ていただけるとうれしいです。もちろん、ウェブでも今日のようにチャットや質問などの同じようなシステムを使ってイベントを開催していますので、気になることは積極的に企業の方に直接聞いていただけるとうれしいです。時間などもうまく相談した上で参加してください。ぜひ早めにご予約いただけるとうれしいです。ページのほうにパンフレットも恐らくもう少しするとダウンロードできるように用意していますので、気になる方はそちらもダウンロードができるようになればダウンロードをして確認していただけるとうれしいです。
 「ウェブの説明会ではスーツがいいのでしょうか。私服でもいいのでしょうか」とご質問がありますが、私服で大丈夫です。気になる方はオフィスカジュアルや、最近、少し暑くもなってきていますので、クールビズなど、あまりにも露出が激しかったり、ぼろぼろの格好だったりすると、「さすがにちょっと」となりますが、基本的に普段している格好で大丈夫です。大丈夫ですよね?
守屋:大丈夫だと思います。ウェブのほうは今回は録画配信になっていますし、対面に来られる方はぜひ楽な服装で来てもらって、企業さんにいろいろとご相談いただければと思います。なかなか当日に来られないコンディションの方々もいらっしゃるかもしれませんので、その場合にはぜひウェブのほうでご参加いただいて、好きなタイミングで企業の配信されている説明会の動画をいろいろと見て、気になるところがあれば、ぜひエントリーしていただければと思いました。
寺塚:失礼しました。ウェブのほうは録画ということでしたので、その後のインターンシップやお問い合わせ先はきちんとありますので、気になったことはそちらで質問などしていただければと思います。ただ気楽に、特にウェブのほうは録画なので、本当に寝ながら見ても大丈夫です。ただ、気になる企業を見つけたら、ぜひエントリーをお願いします。エントリー、情報収集のための作業をとありますが、エントリーをしないと企業の皆さんも採用担当の方もその後のお知らせができません。例えば、インターンシップの障がい者コースはこのような情報です、いつやります、そのためにこういう手続きや書類を提出していただく必要がありますといったご案内なども送れませんので、気になったら、まずエントリーをするようにしてください。先着などで早めに締め切られてしまうこともありますので、まずはエントリーをして、その上で最終的に参加するかどうかをご自分で判断いただければと思います。エントリーも別に日程がかぶっているものを複数エントリーしても大丈夫です。そこから最終的にこれに参加しようとなれば、その後に大体、応募やインターンシップ申し込みという形でもう一つ、ステップがあることが多いので、そこでここに参加しようというふうに手続きしていただければと思います。その上で、企業によっては選考があることなどもありますので、もし気になる企業に選考がある場合はご準備をしておいてください。自己PRや志望理由を聞かれることが多いです。書類のみであったり面接があったりなど、ここも企業によって違いますので、大体そこもマイナビや企業のページに書かれていることが多いですから、チェックをするようにしてください。
 特に長期や複数日程のものに関しては夏休みに開催することも多いので、ぜひ、今のうちから準備をして、いろいろなインターンシップに参加してみてください。ウェブのものもたくさんありますので、例えば、家で受けたいという方はウェブでと絞り込みをすると、たくさん出てきます。ぜひ、うまくマイナビを活用していただければと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。では、ここからは質疑応答のコーナーです。質問スペースにたくさん頂いていまして、せっかくイベントの質問も結構来ているので、ご紹介いただきたいのですが、「6月8日の対面開催のものは障がい者の方が対象のイベントなのでしょうか」。
守屋:はい、そうです。こちらは障害者手帳をお持ちの方、障害者手帳の申請を検討している方が対象のイベントになります。
ムラヤマ:あとは「土曜と日曜で企業が変わるのでしょうか」。
守屋:ありがとうございます。基本的には対面のほうに出ている会社さんは基本的にウェブもありますので、ウェブで全ての企業の説明会を見ることができますが、ぜひ対面でもと思います。ご自身の個別の相談やどういう合理的配慮がされているか、また、どのようなお仕事があるかなど、具体的に聞きたいことは恐らくさまざまですよね。それをもし聞くのならば一方的な説明をウェブで聞くだけではなくて、実際に対面で聞いてみる経験を。また、周りには他の就活生も頑張ってインターンシップなどを探しに来たりしますので、ご自身の士気を高める上でも対面のイベントは非常にいい経験になると思います。ぜひ検討してみてください。
ムラヤマ:ありがとうございます。「透析でイベントを途中で抜けなくてはいけないのですが、大丈夫ですか」。
守屋:もちろん大丈夫です。出入りは自由になっていますので、ご自身の体調、コンディションに合わせてご参加ください。
寺塚:マイナビのイベントは基本的に途中での入退場自由になっています。
ムラヤマ:ありがとうございます。では、その他の質問としてはこれはどうでしょうか。「私は発達障がいの2級と診断されており、幼少期から物事を同時にできなかったり、不器用であったりします。また、できなかったりすると不安になり、過呼吸になったり倒れそうになったりします。そのことを伝えようとしてもうまく伝わらないのです」。守屋さん、これは上手な伝え方はありますか。マルチタスクがなかなか難しいということですかね。
守屋:そうですね。特性なのだと思いますけれども、もう少し具体的に細かく伝えたいと思います。苦手なことですけれども、今のお話ですと、恐らく同時に処理することが苦手だったりすると思うのですが、それはどの程度同時だと難しいのか、どこまでなら処理できるのかなど、もう少し具体的な例やご自身の成功体験、失敗体験を両方思い出していただきながら説明できるといいと思います。他の方でも、先ほども同じようなケースで、忘れ物が多い、なかなか短期記憶がなど、いろいろなことをおっしゃるのですが、それは皆さん、結構同じ言葉を使われるのですけれども、どの程度短期記憶が短いのか、また、忘れやすさがどの程度なのかというのはその人によりますので、例がないと分かりません。ですので、こつとしてはもう少し具体的に、人事担当の方がこのような感じかと妄想して想像が映像としてできるぐらいのレベルでお伝えいただけるといいと思います。
ムラヤマ:先ほど守屋さんから、企業の方は活躍してもらうために配慮してほしいことを伝えてもらいたいというお話でしたけれども、その配慮だけを伝えるのではなくて、こうしてもらえればできますというところまで伝える必要がありそうですね。
守屋:おっしゃるとおりです。したいのは配慮ではなくて、やはり活躍してもらいたいと思って企業は聞いているので、その配慮をどこまですればいいのかはご自身の具体的な実績から伝えていただくのがベストです。それをぜひ伝えてもらいたいと思っています。
ムラヤマ:「同時進行は難しいけれども、1つ、2つならできます」など、具体的にということが大事なのですね。
守屋:おっしゃるとおりです。
ムラヤマ:ありがとうございます。あとはこれはどうでしょうか。「大学の就職課から『企業はイメージアップや行政の補助を目的に障がい者を積極的に採用するが、実際に障がい者を理解しているかは見極めなければいけない』と言われました。実際どうなのでしょうか」。どの程度採用しているというのはホームページなどで出ていますけれども、実際にどういう方がどのような活躍をしているかはどうやったら調べられますか。
守屋:ありがとうございます。この大学の就職課の方もかなり踏み込んでいらっしゃると思いましたけれども、ご質問ありがとうございます。イメージアップや行政の補助などを目的に障がい者雇用を積極的に行っている会社があるか、ないかですが、もしかしたら、そういう会社もあるかもしれません。それは私にも分からないといいますか、いろいろな会社の考え方があると思っていますけれども、ただ、当然ですけれども、皆さん、障害者手帳をお持ちの方も含めて、労働力に変えていかなければいけないというのが今の日本の企業のコンディションです。労働力が枯渇していますので、1人でも多くの方に活躍してもらいたいと思っているのはみんな一緒なのです。その上で、イメージアップのためと言っている余裕はどの企業も実際のところ、ありません。その人が活躍するすべは何なのかを必死に目の前の学生と向き合って、模索して、それを自社が活躍させられるかどうかという話だけになりますので、見極める方法でいうと、どれぐらい真剣に皆さんの話を聞いてくれる人事担当だったかというところでいいかと思います。そのため、逆に皆さんは質問もたくさん考えていってもらいたいですし、先ほども言いましたね、ご自身のことを正しく伝えてください。「私はこういう特性があって、こういう特徴になってしまうのですが、こういうふうに御社で活躍したい。だから、この配慮を頂けませんか。そうすれば活躍できるかもしれません」という話を真剣にしてほしいと思っています。その時の人事担当の方がどのような感じで聞いてくれているかが一つの見極めになるのではと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。このチャレンジドのサイトは実際に活躍している先輩社員の実例、事例のようなものも出ていたりするのですか。
守屋:はい、出ています。6月以降にですが、ぜひ、チャレンジドの情報も見ていただければと思います。ただ、ここに出ているのは本当に一部の例です。同じ障がい診断名でもやはり違いますので、一つの参考にしていただいて、こういう方もいるのだというロールモデルとして受け止めた上で、ぜひ人事の方に「御社ではどのように皆さん、働いているのですか。どのような配慮を受けている方がいますか」など具体的な質問をしてみていただくといいのではと思いました。
ムラヤマ:ありがとうございます。あとは寺塚さん、「在宅で参加できるインターンシップはあるのでしょうか」。
寺塚:はい、たくさんあります。ウェブで開催ということで、先ほど言ったようにマイナビでも開催地域で絞り込みができますので、そこで「ウェブで開催」のところで絞り込みをするとインターンシップの一覧が出てきます。もし、在宅で働きたいという場合は企業検索のほうに「在宅で何日以上働けます」という絞り込みもありますので、そこから複数組み合わせて絞り込む方法もあります。私も全部は言えないほど細かく検索ができるようになっていますので、まずウェブで受けたい方は「ウェブで開催」にチェックをして、インターンシップを探すのがいいと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。結構多いのが「保護者の方の介助をお願いできるような会社はあるのでしょうか」という質問なのです。例えば、「車椅子で会社で仕事をする際、トイレなどで保護者が介助を行うことが可能な会社はあるのでしょうか」。
守屋:ありがとうございます。このタイプの質問は非常に多くて、介助者が会社に入って良いかというところですけれども、これは個別に会社に確認をしてみてほしいと思います。会社も今、セキュリティーが非常に厳重になっていまして、個人情報を扱う会社などもありますし、外部に情報が漏れてはいけないということで、非常に難しいところがありますので、特に工場などでも一般の方には見せられないものなども企業秘密でありますので、そういう事情の場合はどうしても難しくなります。企業の個別事情があって、この支社なら可能だなどといった話も実は同じような会社でもあったりしますので、個別に確認を絶対にしてほしいと思います。
ムラヤマ:ありがとうございます。質問でも「こういう場合、大丈夫ですか」「こういう時はどういうふうに伝えればいいですか」という質問をかなり頂いています。実際にイベントに参加して、企業の方に聞いてみるのも一つの方法かなと思いますので、先ほどご紹介いただいたイベントの参加もぜひ検討いただければと思います。たくさんの企業が出ますよね。ぜひ参考になさってください。
 では、もう時間が来てしまいましたので、お2人から最後にメッセージを頂ければと思います。では、寺塚さんからよろしいですか。
寺塚:ここから3月まで結構、長丁場かなとは思います。途中で苦しくなってしまったりすることもあると思いますので、そういう時は休みましょう。そして、ぜひ周りの人に頼ってください。自分だけで抱え込むことではないですし、働くということもいろいろな人と関わるということですので、つらいことがあったり、大変だと思ったりした時はいろいろな人に相談をして、休める時は休んで、自分のペースで就職活動をしていただければと思います。その時はマイナビなども頼っていただけるとうれしいです。そういうわけで、皆さん、ぜひ、ここから適度に頑張っていただければと思います。よろしくお願いします。
ムラヤマ:ありがとうございます。守屋さん、お願いします。
守屋:本日は聞いていただいてありがとうございました。うちもインターンをやっていて、よくインターン生と話しています。先日もこのようなことをその子に言ったのですけれども、社会に出るのが怖い、就職活動が大変、社会人になるのが嫌だ、ネガティブだといったことを言う学生さんは結構多いと思いました。それはもちろん、ご自身の障がいのこともあると思いますけれども、個人的には社会人のほうが学生よりもはるかに面白いと思っています。社会人のほうが自由も利きますし、いろいろなことができます。決して社会という怖いところに今から行くのだという気持ちではなくて、学生よりも楽しい世界もあるのかもしれないくらいのの気持ちを持っていただければうれしいと思います。これから皆さんが幸せになっていくための活動ですので、ぜひ前向きに明るく、このインターンシップの活動も捉えていただければいいなと思います。本日はありがとうございます。
ムラヤマ:ありがとうございます。知らないから不安な部分も大きいでしょうね、たくさんお話を聞いてみていただければと思います。では、本日のセミナーは以上となります。出席表がまだの方はオレンジのバナーから提出をお願いします。では、手を振ってお別れです。ありがとうございました。
守屋:ありがとうございました。
寺塚:ありがとうございます。

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就活生のための障がい者雇用まるわかり講座① 障がい者雇用ってなに?
就活生のための障がい者雇用まるわかり講座① 障がい者雇用ってなに?
2024年6月1日配信

■障がい者雇用ってなに?

皆さんこんにちは。就活生のための障がい者雇用まるわかり講座、第1回の今回は、障がい者雇用って何?っていうものを皆さんにお伝えしたいと思います。 講師を務めるのは一般社団法人プラスハンディキャップの代表を務めます佐々木 一成がお送りしたいと思います。よろしくお願いします。
早速ですが、皆さんは障がい者雇用というものはご存知でしょうか? 実は障がいのある人の中にも障がい者雇用のことをしっかりと知っている人もいれば全然知らない方もいらっしゃいます。 特に就活を前にした大学生の皆さんだとまだそういうこと知らないな、という方もいるのではないでしょうか。 障がい者雇用というのは企業に障がい者を雇う義務があるということに基づいた制度になっています。古い話をすれば障がいのある人がその障がいを理由になかなか就職することができなかったり、自分の望んでいる仕事を任されることができなかったりといった、そういう過去がありました。 そのままでは障がいのある人がなかなか自立した暮らしができないだったり、豊かな暮らしができないであったり、あるいは自己実現できないといったことがあり、現在は企業に法定雇用率という2.2%障がい者を雇わなければならないというルールを課した障がい者雇用という制度があります。 この障がい者雇用という制度に基づいて就職することができれば、自分自身の障がいをきちっと配慮してくれたり、職場環境を整えてくれたりといった、そういう環境の中で働くことができるようになります。それが障がい者雇用という制度になります。

ではここからはスライドに従って話を進めて行きたいと思います。
まず最初のスライドには合理的配慮って何?という言葉が書かれています。

合理的配慮というのは、障がいが原因で発生する困り事に対して、企業や職場が可能な範囲で配慮する事、これを合理的配慮と言います。先ほど話した障がい者雇用の制度に基づいて就職された方はこの合理的配慮を受ける事が出来ます。例えば、心や体に健康上の不安だったりだとか障がいがあるという事によって通院をしなければならないという人に対して、休暇を申請する事が出来たり、時差出勤する事が出来たり、これも合理的配慮の一つになります。また、例えば車いすに乗っているであったり義足をはいているという人たちが職場のレイアウトを変更するために改善提案する事も出来ますし、耳が不自由である、目が不自由であるといった人達が仕事をしやすい様に、例えばパソコンにソフトを新たにインストールするであったり、ホワイトボードなどを使ってコミュニケーションをとる為の準備をするっていった事も合理的配慮に含まれます。この合理的配慮というものは、企業側が入社する障がいのある人の障がいの内容であったり種類に合わせて準備する事もありますし、実際に働く皆さんが働いて行く中で、自分の障がいが原因で起こる困り事に対して職場に改善提案を求める事も出来れば、こういった工夫をして欲しい、こういった声掛けをして欲しいという様な、そういう様な改善提案をする事も出来ます。企業と障がいのある人の間で話し合う事によって生まれるものが合理的配慮となります。では、次のスライドに進みます。先ほど話した合理的配慮を受けるためには、就職活動するにあたって企業に対して自分自身の障がいをきちんと伝える必要があります。ただ、障がいを持っている方の中には自分自身の障がいについて相手に話したくないという方や、伝える事が難しいという方もいらっしゃいます。ですので、障がい者雇用の中にはオープンという考え方と、クローズという考え方の二つがあります。

オープンというのは、自分自身に障がいがあることを伝えて就職活動に臨むこと。これをオープンと言います。反対にクローズというのは、自分自身に障がいがあることを伝えずに就職活動に臨む。これがクローズというやり方になります。 オープンで就職活動を進めて行くか、クローズで就職活動を進めて行くか、これは各個人の判断、選択によるものなので、どちらが良い、どちらが悪いというものは一概に言えるものではありません。 ですのでここからはオープンで就職活動に臨んでいくこと、反対にクローズで就職活動に臨んでいくことのメリット、デメリットについてお伝えしていきたいと思います。 次のスライドにオープンで就職活動する場合のメリットとデメリットを記載しています。
まず、オープンで行く場合のメリットに関しては、障がい者雇用という枠で就職活動を進めることができる、というものがあります。企業の新卒採用、大学生を採用する、ということに関して言えば、一般的なルートの雇用の枠と、障がい者限定の障がい者雇用枠という二つがあります。障がい者雇用枠で言えば、実際に障がいのある人に対して、あなたがどういう障がいを抱えてるのですか? どういう配慮が必要なのですか? という様な質問であったり、面接を重ねていくことによって、障がいがあっても安心して入社できる、信頼して入社できるという、そういうような状態で入社することができる、これが障がい者雇用枠で就職活動を進めることができるメリットになります。

また、自分自身の障がいであったり、健康上の問題に関して、企業に対し配慮を求めることができるのもオープンのやり方で行うメリットになります。反対に、オープンの形でやる場合のデメリットで言えば、一つ目は障がい者雇用枠による制限が生まれる可能性があるということになります。企業側も障がい者を雇うというときに、例えばこの障がいで仕事を任せることができるのであろうかだったり、職場環境になじむことができるのだろうかと、企業側が不安に思うこともあります。ですので、障がい者雇用枠で入社される場合、例えば半年間の契約社員という形で入社をして、その後正社員になるというやり方だったり、あるいはマネジメント層になかなかいけることができないといった、障がい者に限定されたキャリアというものがあったりします。
ですので、障がい者雇用の枠によって入社をする場合、自分自身の働き方であったり自分自身のキャリアといったものに少し制限が生まれる場合があるということを覚えておいて頂けるといいかなと思います。 ただ、これはすべての会社であてはまるものではないので、説明会であったり、面接のときにいろいろと話を聞いて頂けるといいかなと思います。
また、オープンのデメリットの二つ目でいうと、自分自身が障がい者であるという認識が社内に広がります。例えば私で言えば、「あ、佐々木さんって障がいがあるのね」、っていうことが職場の中に知れ渡るので、配慮が生まれることはプラスですが、その分、例えば余計な気遣いが生まれてしまったり、ちょっと余計な一言が入ってしまったりということがないとは言えません。ですので、自分自身が障がい者であるということを周囲に告知することが全然問題ないですよ、という人の場合はこれはデメリットにならないかもしれませんが、何かしら懸念があったりとか、少し皆に知れ渡るのはいやだなと思う人の場合はデメリットとして挙げられると想定されます。ここまでがオープンのメリット、デメリットになります。


■クローズについて

次のスライドにはクローズのメリット、デメリットを記載しています。クローズ、自分自身が障がいがあることを伝えずに就職活動に臨んだ場合のメリットとしては、一つはすべての求人先に応募、エントリーすることができるということになります。要は、障がいを開示することなく就職活動を進めて行くので普通の大学生の普通の就職活動と全く同じです。ですので、どこにエントリーすることもできますし、自分自身が行きたい説明会や、選考に臨む事も可能です。
また、クローズの場合障がいを開示したくない、周囲に障がいがあることを伝えたくないという気持ちであったりとか、意識っていうものがあることも事実ですので、その要望を叶えられるということもクローズのメリットになります。ですので、周囲の人に自分が障がいがあるということだったり、そのイメージで見られたくない、っていう人の場合はクローズで就職活動することはおすすめできるかなと思います。
ただ、その反面クローズのデメリットで言えば、障がい者雇用で得られるメリット、企業や職場に対して合理的配慮を求めることができるというメリットが得られないことは挙げられます。もちろん、今の企業は障がいが有る無しにかかわらず、入社した人達に対してさまざまなケアを行ったり、配慮を行ったり、育てて行ったりということは当たり前に行われているので全く配慮がないということではありません。
ただ、障がい者雇用にある障がいのある人が自分自身に対して働きやすいように配慮を求める。これができなくなるというのは大きなデメリットの一つとして挙げられます。その結果としてデメリットの二つ目に書いてある障がいが原因で、発生する困り事や悩みを相談しづらい、ということが挙げられます。一緒に働く仲間からすればクローズで入社された方は障がいがない人、つまり健常者と同じ扱いをされるのでその人に障がいがあるであったり、病気を持っているっていうようなことはなかなか想像しづらいものです。
ですので、結果的に自分自身が、障がいが原因で発生した仕事上の困り事であったり、働いて行く上で抱えた悩みというものが中々相談しづらいというのも現実としてあります。
ここまでオープンとクローズそれぞれのメリット、デメリットをお伝えしましたけれども、このメリット、デメリットを見た上で皆さんがどちらを選択するかというのは、皆さんの自由になります。もちろん、最初は障がいを開示せずに就職活動を進めていたけれども、途中から障がいを開示するようになったという先輩方もたくさんいらっしゃいます。ですので、オープンで行く、クローズで行く、というものをたとえ決めたとしても途中で変更することは全く問題ないと思います。


■最後に

今、皆さんにお伝えしたメリット、デメリットを整理した上で自分自身がどのようなスタンスで就職活動に臨むのかということをまず考えて頂けると嬉しいなと思います。障がい者が働く上で自分自身が障がいを抱えているという事実を変えることはできません。ですのでこの自分自身が抱えている障がいとどう付き合っていくか、どう向き合っていくかというものは、ぜひ、就職活動を始める前に考えて頂きたいなと思います。 もしかすると自分自身の障がいが原因で本当はやりたいと思った仕事ができない場合もあるかもしれませんし、自分自身が入りたい企業に入れないこともあるかもしれません。ただそれをマイナスにとらえるのではなく次のチャンス次のチャンスという形で、ぜひ、多くの企業を見て頂いて、その上で自分自身にとって働きやすい会社を選んで欲しいなという風に思います。
やはり入社してからはどれだけ長く活躍することができるか、入社した企業に対してどれだけの価値を発揮することができるか、ということが求められます。実際そこに障がいが有る無しというものはほとんど関係がありません。 さらに言えば企業として合理的配慮を行っているという前提があれば、障がいに対する困り事というものは限りなく少なくなっているはずです。ここから先は皆さんが障がいというものを気にすることなくどれだけ企業で成果を発揮できるか、という世界になってきますので、ぜひその覚悟も就職活動の中で決めて頂けると嬉しいなと思います。

これで第1回の障がい者雇用って何? という講座は終了にしたいと思います。 ありがとうございました。

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就活生のための障がい者雇用まるわかり講座② 自分の障がいマニュアルを つくろう
就活生のための障がい者雇用まるわかり講座② 自分の障がいマニュアルを つくろう
2024年6月1日配信

■自分の障がいマニュアルをつくろう

みなさん、こんにちは。就活生のための障がい者雇用まるわかり講座。第2回の今回は自分の障がいマニュアルをつくろうというものになります。 講師は第1回と一緒でプラスハンディキャップの代表理事 佐々木 一成がお送りします。 それではさっそく内容に入りましょう。
障がいを抱えている学生のみなさんが、就職活動を進めていく上で、まず就活を始める前にやっておくべきことがあります。 一般的な就職活動でいうと自己分析といわれてるものに当たるんですが、まず自分の障がいを振り返ること、これをぜひ、やっていただきたいなと思います。
自分自身の障がいを振り返ってみて、例えば他者に説明するときにどのような説明をするか、自分自身の日常でどういう困り事が発生するか、それに対してどういう配慮が必要かどうか。そういったことを過去を思い出しながら、自分自身の障がいというものを、ぜひ、振り返っていただきたいなと思います。そのうえで自分の障がいを説明できる準備をしておいて欲しい、それがまず就活前にみなさんやっていただきたいことになります。その理由として、障がい者雇用を進めていく上で企業側が知りたいことというものが二つあります。
一つ目はどのような障がいを持った人なのかどうか、二つ目がどのような配慮が必要なのかどうか。これを企業側は障がい者雇用という枠の中では知りたい情報になります。ですので、学生のみなさんはこれが説明できるように自分自身の障がいがどのようなものでどのような配慮が必要なのかということを伝えられるように、ぜひ、就職活動の前に準備をしていただきたいなと思います。ただ、なかなか自分自身の障がいを振り返ろう、どういうような配慮があるか考えようと思ってもなかなか時間を取ることが難しいと思うので、ぜひ今回この時間を使って、自分の障がいマニュアルというものを一緒につくっていくことができればと考えています。
画面のわきにワークシートをダウンロードできるリンクがあるので、ぜひ、そこからダウンロードしていただきたいなと思います。そこには障がいマニュアルということで四つの問いかけを用意しています。

一つ目が自分の障がいについて説明できるようにしよう。二つ目が日常で発生する困り事を洗い出そう。三つ目が仕事上で発生しそうな困り事を洗い出そう。四つ目が障がいが原因でできなさそうな仕事、あるいは障がいがあってもこの仕事はできるぞという仕事を洗い出そう、という四つになっています。それぞれマニュアルの所には、自分の障がいについてだったり、日常で発生する困り事というような形で記載されているので今お伝えした設問とは違うかもしれませんが一つ一つの問いに対して回答していただければと思います。それでは、ここから先はワークシートに沿って進めていきたいと思います。私の方からみなさんに問いを投げかけますので、是非、記載していただいたり、思い返していただくそういう様な時間を作っていただければと思います。実際に書き込むであったり、打ち込むという様な状態になれば、この画面を停止ボタンを押していただければと思いますのでみなさんのペースに合わせてここから先は進めていただければと思います。

ではさっそく一問目。 自分の障がいについて説明できるようにしようという所からスタートしたいと思います。
まず、この枠の中を埋めていくに当たって一番最初にやってほしいことがみなさんの持っている障がい者手帳であったり、診断書といったものにどのようにみなさんの障がいの名前が記載されているかということをまず書いていただきたいなと思います。 実は、私自身も右足に義足を履いていて左足に装具を履いていて、そして右手の中指がないというような身体障がい者です。私自身を例に出せば手帳に記載されている項目でいうと先天性疾患による両下肢機能障がい、右上肢機能障がいという風に記載されています。今お伝えしたように、自分自身の障がい者手帳にどのように書かれているかというものをまず書いていただきたいなと思います。そして、記載が終われば誰かに自分自身の障がいを説明するときにどのように説明するかという「どのように」を記載していただきたいなと思います。

例えば、私の場合でいうと右足に義足を履いていて左足に装具を履いている。そして右手の中指がない、というように書いていただけるといいかなと思います。もちろん障がいの種類や程度によっては今のようにシンプルにお伝えすることができるようなものもあれば、なかなか難しい、人に説明することが難しいという障がいもあると思います。ただ、いくら障がい者雇用の中で面接をしている人事の担当者であったとしても障がい一つ一つを詳しく知っているわけではありません。中には、初めて聞いたっていう障がいもあると思います。ですので、少し難しいかもしれませんけれども、初めて聞く相手に対しても分かりやすいように自分自身の障がいというものを具体的に説明していただけるといいかなと思います。
それをQ1の枠の中に、ぜひ書いてみてください。書く時には、実際に人事担当者の方にこのように説明するというような自分自身の言葉を書いていただけるといいかなと思います。もちろん箇条書きで書いていただいてもいいですけれども、それを読めば「あっ。このような障がいなんだ」ということが一度で分かるように具体的に文章で書いていただけるのがいいのではないのかなと思います。


■障がい者雇用の就職活動で求められること

では次にQ2にいきたいと思います。Q2は日常で発生する困りことを洗い出そうというものになります。私の場合は、生まれつきなのでみなさんと同じ年齢でいえば、20歳、21歳、22歳というようなタイミングまでの約20年間でどういったことで困ったかなというものを洗い出すことになります。
例えば一日立ちっぱなしになるのがつらいであったり、長時間長い距離を歩くことは難しいであったり、一般的な車を運転することができないというようなことが私自身の例ではあります。そういった形でみなさんも今まで日常で起こってきた困り事に何があったかなというものを、ぜひ思い出していただきたいなと思います。なかなか思い出すことが難しいという人は、例えば学校でどういうことに困ったか、普段の生活の中でどういうことに困っているか、対人関係、例えば友達の会話であったり、親との会話、学校の先生との会話といったものの中で困ったことがあったかどうか、ということを思い出していただけると分かりやすいのではないかなと思います。もちろんここで出たものだけではなく、就職活動をしていくに当たって思い出すこともあると思いますし、日常でふと思い出すこともあると思います。その場合はどんどん追加していってみてください。

では三つ目、次は仕事上で発生しそうな困り事を洗い出そうというものになります。まだみなさんは、実際に一般企業で正社員というような形で働いたことはないと思います。あったとしてもアルバイトで働いていたとかそういったことではないでしょうか。そのときに、障がいが原因でこういうことに困ったなということを、ぜひ思い出してみてください。もしかすると先ほどのQ2で書いた日常で発生した困り事と同じものもあるかもしれません。同じものは同じもので構わないので、ぜひ書き込んでみてください。
そして最後に四番目。障がいが原因でこの仕事はできないかもしれないな、障がいがあってもこの仕事はできるなっていうものを洗い出す枠になります。少し心苦しい言い方にもなるんですが、やはり障がいが原因でチャレンジしても難しい仕事というのはあります。例えば私でいえばアルバイトのときにティッシュ配りの仕事をしていたことがありますけれども、長時間立つことが難しいという状況の中で正直一日で辞めたという仕事になります。やはり自分がこういう仕事をやりたいなと思っても障がいが原因でなかなか難しい仕事というのもあります。もし今思いつくのであればその仕事というものを書いてみてください。逆に障がいがあったとしてもこの仕事はできるっていうものがあればそれも合わせて書いてみてください。例えば私自身足が不自由ということもあって、周囲からはそれこそ営業職とか難しいのではないかという風に言われてたこともありました。ただ私自身独立する前はずっと営業マンとして働いてたこともあるので、周囲が障がいが原因でこれはできないんじゃないかなと思っていたとしてもできる仕事というのはあります。ですので自分自身の障がいがあったとしても、この仕事にはチャレンジできるぞというものがあれば、ぜひその仕事も書いていただきたいなと思います。
今、Q1からQ4までそれぞれの問いについて説明をさせていただきました。これからの時間、ぜひみなさんの中で自分自身と向き合って自分自身の障がいを振り返ってこの障がいマニュアルを埋めていただければと思います。

これで第2回の講座を終えたいと思います。 ありがとうございました。

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就活生のための障がい者雇用まるわかり講座③ 障がい者雇用ならではの就活の注意点
就活生のための障がい者雇用まるわかり講座③ 障がい者雇用ならではの就活の注意点
2024年6月1日配信

■障がい者雇用ならではの就活の注意点

第3回目の今回は、障がい者雇用ならではの就活の注意点というものをみなさんにお伝えしたいと思います。 講師は前回に引き続き、プラスハンディキャップ、佐々木 一成がお送りいたします。 ではさっそく内容に入っていきたいと思います。 今回、障がい者雇用ならではの就活の注意点ということで就職活動でいうと大きく4つのタイミングに合わせてみなさんに注意点をお伝えしたいなと思います。

1点目は企業選びのタイミングの情報収集というものになります。そして2点目。2点目は説明会などへの参加するときの注意。そして3つ目。3つ目は選考を受けるときの注意点。そして4つ目。4つ目は内定が出た後、入社をするまでにみなさんにやっていただきたい注意点。この計4つについて皆さんにお伝えしていきたいなと思います。
まず最初に、情報収集をするときにやっておきたいことについてみなさんに説明をしていきます。まず、大前提としてみなさんが興味を持った企業が障がい者雇用を進めているかどうかを確認してみてください。今回のマイナビチャレンジドというサービスをもし使うのであれば、そこに掲載されている企業はすべて障がい者雇用をやっている企業になります。ただ、掲載されていない企業の場合は、実際に障がい者雇用を進めているかどうか、というものはそれぞれの企業に確認しなければなりません。企業規模でいえば、大きい企業、例えば従業員数が千人を超えるような企業であったり、みなさんが知っているような名前の企業であれば、法定雇用率という障がい者雇用の制度があるので、ほぼすべての企業が障がい者雇用を進めていると思います。ただ、不安だな、本当にやっているのかな、という風に思った場合は、ぜひその企業に直接問い合わせてみてください。直接問い合わせた分だけ、その会社に対する興味があるというメッセージにもつながりますのでものすごくポジティブな結果が得られるのではないでしょうか。

そして2点目は、特例子会社という種類の企業があることをみなさん知っておいていただきたいなと思います。たくさんある企業の中でも特例子会社という、なかなか聞きなじみのない企業の種類があります。この特例子会社というのは障がいのある人を雇用することを目的とした企業になります。
例えば、みなさんが見ているこのマイナビというものにもマイナビという会社にはマイナビパートナーズという特例子会社があります。この特例子会社には障がいのある人が実際自分自身で仕事をやって、給料を稼いで、というような流れになります。ですので、障がいのある人の中で自分一人だけ職場の中に入っていくことが不安だなあ、障がいのある人が多い職場で働きたいなというときには、この特例子会社という選択肢を持っておくことも重要になります。情報収集時には今お伝えした2つのことをぜひ知っておいてやっていただければと思います。


■説明会で注意しておきたいこと

では、2つ目。説明会で注意しておきたいことについてみなさんにお伝えをしていきます。説明会で注意しておきたいことは4つと少し量が多いですので、ぜひ覚えておいていただきたいなと思います。
まず1つ目は会場までのアクセスを事前に調べて時間に余裕をもって行動してください。例えば、車いすに乗っている方であれば経験があるかもしれませんが、電車の乗り継ぎに対してすごく時間がかかったり、駅から説明会の会場という所に行くまでにもバリアがあったりといった形で、普段、普通の人が考えているよりも会場までの所要時間がかかることが想定されます。また、例えば東京であったり大阪であったりというような大都市圏になってくると、地下鉄の乗り継ぎであったり電車の乗り継ぎであったりといったことが発生します。精神的な部分で障がいをかかえている方にとったら、かなりのストレスになる可能性もありますので、ぜひ会場までのアクセスというものはきちんと事前に調べて、会場に15分、30分前に着くように段取りを組んでいただきたいなと思います。

2つ目は、障がい者雇用といえど一般採用と同じ説明会の場合があります。一般採用、それこそ健常者という言葉を使うのは少し苦しい部分でもあるのですが、一般的な大学生の採用説明会と合わせて障がい者雇用の説明会が実施されるパターンもあります。ですので、本当は個別に聞きたい、一対一で説明を受けたいという場合があるかもしれませんが、一般採用と同じ説明会の場合はそれが難しいこともありますので、そこはぜひ準備をしておいてください。それこそ、説明会に行った後に企業の人事担当の方に個別に質問をすること、個別に情報を聞き出すこともできますので、ぜひ一般採用と同じ説明会の場合は各自工夫をしていただけるといいかなと思います。

そして3点目、説明会などで情報が得づらい場合、例えば耳が不自由なことによって聞き取ることができないであったり、精神的な障がいや発達障がいといったものによって情報整理することが難しいといった場合があります。そのときには、事前に企業の担当者に相談しておくことも重要でしょう。企業の人事担当者の方に直接メールをする、直接問い合わせをするということもできると思いますし、マイナビといったツールを使ってアクセスすることもできると思います。自分自身の障がいというものを相手に伝えておくことによって説明会や選考の場面でも相手企業が準備、配慮をしてくれることもあります。ですので、なかなかちょっと不安だなあとか本当に情報を得ることができるのかなあという風に障がいが原因で不安に思うことがあればぜひ事前に企業担当者に相談しておくことが望ましいことになります。

そして最後、これは説明会でぜひ聞いておいていただきたいのが、その企業の障がい者雇用の実績であったり、障がいを持った先輩社員の働きぶりといったものを確認してください。 やはり、先輩社員が活躍をしている障がい者雇用の現場であれば自分自身が働くときにも、ものすごくチャンスが生まれます。ですので、説明会のときにぜひ障がい者雇用の実績といったものを確認していただけるといいかなと思います。
それでは次のスライド、次のスライドは3点目と4点目合わせて書かせていただいています。まず、選考で注意しておきたいことからお伝えすると、これは自分の障がいについて素直に正直に話してくださいということになります。障がい者雇用の中で、オープンという形式で就職活動を進めている場合は自分自身の障がいについて話すことができます。 そのときに、正直に素直に話すことによって企業側も配慮、準備、工夫といったものが実際にしてもらえます。本当は自分の中で不安に思っていることであったり、本当はできないことがあったら、それは素直に人事の担当者に話してください。ここで自分自身を取り繕ったり、それこそ嘘をついてしまったりするともったいない結果になってしまいます。ですので、素直に正直に話すということは、絶対に選考のときにやっておいてほしいことになります。


■選考~内々定~入社前に注意しておきたいこと

そして最後、内定後から入社前に注意しておきたいことというのは2点あります。
1つ目は、複数社から内定を獲得した場合。もちろん、みなさんの中でやりたい仕事がある、やりたいキャリア、目指したいキャリアがあるという場合もあるかもしれませんけれども、障がい者雇用の場合は、自分自身の障がいと働きやすさという観点から企業を判断することも大事です。自分自身が住んでいる家から会社まで近いであったり、バリアがない、そういったことも入社の決め手の一つになるのが障がい者雇用です。もちろん、自分自身がやりたい仕事に挑戦するという気持ちを否定するつもりはありませんけれども、自分自身にとっての働きやすい環境、通勤しやすい環境というものも、ぜひどの会社に入社するかという判断をする場合に選択肢の一つとして考えていただけるといいかなと思います。
そして最後に、入社前には職場見学であったり、先輩社員とのヒアリングといったものもぜひお願いしていただけるといいかなと思います。入社してから、バリアだらけだった、働きづらかったとわかるのはすごく惜しいこと、もったいないことです。障がい者雇用の場合は、入社する障がいのある社員の方々がどれだけ働きやすいかというものを前提に人事の方は準備してくれます。ですので、軽い気持ちでも構いません。職場見学だったり、先輩社員とのヒアリングというものもぜひお願いしていただけるといいかなと思います。
就職活動を進めていくと、やはり内定を獲得することが目的になる人が非常に多いと思います。ただ実際には内定した後、入社をしてみなさんがどれだけ長く働けるか、どれだけ職場で価値を発揮できるかということが大事になってきます。ですので、内定を目的にするのではなくて、入社後、自分自身がどれだけ働きやすいか、どれだけストレスなく働くことができるかということを考えて就職活動を進めていただければと思います。

これで、第3回の講座を終了させていただきたいと思います。 ありがとうございました。

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