「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

金融業界

銀行・証券(証券)の業界地図

証券業界は株式市場の活況、新NISA(少額投資非課税制度)の登場で好調だ。ネット証券も順調に拡大している。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

証券

野村ホールディングス

三菱UFJ証券ホールディングス

岡三証券グループ

GMOフィナンシャルホールディングス

岩井コスモホールディングス

三菱UFJeスマート証券

銀行・証券(証券)業界の「現在」と「未来」

2023年度は大幅な増収増益。ネット取引の割合は35%超

日本証券業協会によると、2023年度の会員261社の営業収益は、前年度比29%増の5兆4,263億円、純利益は同倍増の6,679億円と大幅に増えた。金融収益が同80%増の1兆8,107億円、株式などの受入手数料が同21%増の2兆7,612億円と、ともに2桁増となったことが寄与した。ただ、受入手数料は株価などによって大きく変動するため、証券各社は企業や個人の資産管理やM&A(合併・買収)仲介などに注力し、収益多様化を進める。ネット証券の口座数は24年3月末で約4,546万と、23年9月末比で8.1%増加。ネット経由の現物取引、信用取引の合計は486兆161億円と、ネット比率は35.5%だ。

NISA口座数は2,323万。うち証券会社の比率は7割

証券各社にとって新NISAも追い風だ。24年1月から始まった同制度は、生涯非課税限度額が800万円から1,800万円に、非課税期間が20年から無制限となった。この結果、全金融機関のNISA口座数は24年3月末で2,323万、このうち証券会社は1,623万と、約7割を占める。新NISAは始まったばかりで、今後も口座数、買付額とも増えそうだ。

データで見る業界のポイント

証券会社でのNISA口座数の推移(各年12月末)※2024年は3月末

証券会社でのNISA口座数の推移(各年12月末)※2024年は3月末
「NISA口座開設・利用状況調査」」(日本証券業協会)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

業界地図

就活準備コンテンツ

ページTOPへ