2023年の売上金額は約2.3兆円。環境対応の技術開発進む
総務省の2023年経済構造実態調査によると、ガラス・同製品製造業の売上額は前年比4.4%増の2兆3,334億円。ガラスは窓ガラスなど建築用が約8割を占める。重量がかさむため需要地の近くで生産するのが基本。国際競争力が高い日本の大手は早くから海外展開を進め、海外売上比率も高い。住宅用では複層ガラスが普及している。ガラスとガラスの間に空間を設けて断熱効果を高め、省エネ効果をもたらす。22年の新築戸建て住宅の普及率は99.5%、共同住宅で75.0%だ。ただ、中国や韓国などの追い上げており、さらなる技術開発で差別化を図る必要がある。