「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

薬品・化粧品(化粧品)の業界地図

化粧品の国内出荷はアフターコロナにより回復基調で、販売もデジタルシフトが進む。中でも、男性用と薬用化粧品が拡大している。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

化粧品

ポーラ・オルビスホールディングス

カネボウ化粧品

JNTLコンシューマーヘルス

薬品・化粧品(化粧品)業界に関係する企業情報

薬品・化粧品(化粧品)業界の「現在」と「未来」

2023年の出荷額は4年ぶりに増加。ネット通販は増加が続く

経済産業省の生産動態統計によると、2023年の化粧品の国内出荷額は前年比2.9%増の1兆3,024億円と、4年ぶりに増加。23年春のマスク着用ルールの緩和により、メイクアップ商品などが増えたほか、インバウンド需要が増加に転じた。特に高級品を中心とする百貨店の23年の化粧品売上高は同17.0%増の4,998億円と、大きく伸びた。

一方、経産省の電子商取引(EC)調査によると、23年の医薬品を含む化粧品のEC販売額は、同5.6%増の9,709億円。対面販売が多いためEC比率は8.6%と低いが、各社ともオンライン接客やSNSの活用などを強化しており、今後も着実に伸びそうだ。

男性用市場は1,600億円規模。薬用化粧品も拡大

好調なのが、男性用と薬用化粧品だ。男性用は需要増に伴って男女兼用の商品も販売されるなど品ぞろえも増え、利用機会が拡大。民間調査機関によると、その市場規模は1,600億円以上との結果もある。また、しわや肌荒れの改善、美白などの有効成分を配合した薬用化粧品は、厚生労働省の薬事工業生産動態調査によると、22年の生産額は同17.5%増の6,044億円と高い伸びを示しており、化粧品市場でのシェアを高めている。

データで見る業界のポイント

化粧品の国内出荷額推移

化粧品の国内出荷額推移
「生産動態統計」(経済産業省)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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