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メーカー業界

その他メーカー・製造関連の業界地図

製造業は楽器や宝飾なども分類され多彩だ。中でも、技術者派遣などで日本のモノづくりを支えているのが受託開発業だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

受託開発

テクノプロ・ホールディングス

オープンアップグループ

NISSOホールディングス

WDBホールディングス

フォーラムエンジニアリング

宝飾

エステールホールディングス

ヨンドシーホールディングス

その他メーカー・製造関連業界に関係する企業情報

その他メーカー・製造関連業界の「現在」と「未来」

技術開発の外部委託が進む。情報処理技術者の派遣が最多

総務省の日本標準産業分類によると、その他の製造業は、楽器、玩具、生活雑貨、貴金属・宝石など多岐にわたる。製造業ではないが、製造業関連として成長しているのが、受託開発業だ。技術の高度化・多様化などにより、製造業は自社で多くの分野の技術者を抱えることが難しくなっている。このため、新製品の設計から製造までを外部技術者に委託するケースが増え、顧客企業に派遣する受託開発ビジネスが定着した。厚生労働省の労働者派遣事業報告書によると、2022年6月末時点の製造業務への派遣労働者数は前年同期比14.0 % 増の約41万人。このうち、ITやICT関連の情報処理・通信技術者が約17万人と最多で、製造業務への技術者が約6.6万人、建築・土木・測量技術者が約3.4万人(無期・有期雇用の合計)にのぼる。

楽器製造は海外が中心。宝飾は販売手法が多様化

経済産業省の生産動態統計調査によると、22年の楽器販売額は、前年比8.3%増の754億円。主力のピアノは日本企業の国際競争力が高いが、国内生産台数は1985年の約29万台をピークに減少し、2010年以降は3万5,000台前後で推移する。海外生産へのシフトが進んだためで、現在の海外生産比率は約8割に達する。電子ピアノや電子キーボードなど電子楽器も次々と登場しており、この分野でも日本メーカーが強みを持つ。

総務省の2022年経済構造実態調査によると、貴金属・宝石製品製造業の売上額は前回調査比18.2%増の2,221億円。宝飾品は原石を輸入し、それをデザイン、加工して製造するモデルで、低価格品から高級ブランド品まで幅広い。生活必需品ではないため景気動向などに左右されやすく、国内の婚姻数減少による婚礼宝飾も減少傾向と、環境は厳しい。そこでネット販売を強化するほか、毎月一定額を支払ってレンタルで利用するサブスクリプションサービスも拡大しており、対面だけでなく、販売手法の多様化が進んでいる。

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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