2023年の計測機器生産額は4%増。ウオッチは高価格化進む
精密機器とは、高い精度を必要とする測定・計測・分析機器や時計などを指す。経済産業省の生産動態統計によると、2023年の電気計測機器の生産額は、前年比4.0%増の4,715億円だ。このうち、生産額が大きいのは、半導体・IC測定器、電力量計など。
日本時計協会によると、23年のウオッチ総出荷個数は同4%減の4,990万個だが、金額では同9%増の2,779億円と、単価上昇がうかがえる。ムーブメント(駆動機構)を含めた国内出荷と輸出は同16%減の2億2,440万個だが、金額では同6%増の3,212億円と、こちらも価格上昇傾向が見られる。