商社業界
通信販売、ネット販売とも、コロナ禍により大幅に売上を増やした。ただ、ネット販売では新規参入が増え、競争が激化している。
※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。
ベルーナ
婦人服中心のカタログ通販大手。店舗販売も展開
100%出資
DINOS CORPORATION
総合通販事業。セシール事業を2021年3月に売却
関係子会社
スクロール
カタログ通販からネット通販へ展開。PB化粧品も扱う
8.1%出資
千趣会
「ベルメゾン」ブランドでカタログ、ネット通販を展開
12.4%出資
4%出資
3.2%出資
ニッセンホールディングス
カタログ、ネット通販の大手。クレジット事業も展開
ジャパネットホールディングス
テレビ通販が主体。スポーツ・地方創生事業も展開
グループ会社
ジュピターショップチャンネル
CATV、衛星放送、ネットで「ショップチャンネル」展開
50%出資
45%出資
5%出資
QVCジャパン
テレビ、ネットで通販専門チャンネルを24時間生放送
60%出資
40%出資
オークローンマーケティング
テレビ通販「ショップジャパン」運営。直営店舗も展開
出資
テレビショッピング研究所
通販番組「ダイレクトテレショップ」を運営
アスクル
オフィス用品配達の先駆け。ヤフーと提携
84.2%出資
44.9%出資
大塚商会
オフィス用品通販「たのめーる」を運営
81.5%出資
トラスコ中山
工具、工場用資材などの卸。自社ブランドも展開
MonotaRO
工場向けに工具、部品、消耗品などネット販売
50.3%出資
ミスミグループ本社
FA機器、金型部品などのネット販売「VONA」を運営
商社(通販・ネット販売)業界の企業情報
通信販売は、カタログから始まり、テレビ通販、ネット通販へと拡大してきた。日本通信販売協会によると、2020年度の通販売上高(速報)は、前年度比20.1%増の10兆6,300億円だった。20%以上の伸びは、統計を開始した1982年以来、初という。外出自粛や巣ごもり重要により、家電や家具、食品などの日用品が好調だったため。一方、カタログ通販は情報の発信先が登録者に限られるほか、カタログ制作に時間がかかるなどから、実店舗の出店やネット通販に力を入れている。
経済産業省の電子商取引(EC)市場調査によると、2020年の消費者向けEC市場は前年比0.4%減の19.3兆円と、減少したのは1998年度の調査開始以来、初という。物販系が同21.7%増と伸びたのに対し、旅行やチケット販売などサービス系が同36.1%減となったことが響いた。スマートフォン利用のネット通販拡大に伴い、飲食や宿泊、教育などの業種もEC化を進め、競争が激化している。集客のためには、ウェブ接客やSNS利用によるマーケティングなどが求められている。
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