2022年度末の貸出金219兆円。店舗、ATMは削減続く
全銀協によると、2022年度末の都銀の総預金は前年同期比3.7%増の461兆3,319億円、貸出金は同3.2%増の219兆9,084億円。ただ、長引く低金利により融資で稼ぐ収益構造は変化し、投資銀行業務などを進める。課題はデジタル化への対応だ。振り込みや入金手続きなどはネット経由が増加し、支店やATMの運用コスト負担が相対的に上昇。これに伴い、店舗の統廃合や本部の人員削減、既存店舗の小型化、ATMの運用の他社委託、共同化などを進める。総務省統計局によると、都銀の店舗数は15年度の2,870店から21年度には2,798店、ゆうちょ銀行も15年度の2万4,113店から2万3,734店に減らした。