先輩たちの就職活動を大公開!

Vol.02

メインタイトル
ホテル 内定
東京立正短期大学
現代コミュニケーション学科 現代コミュニケーション専攻
森 天悠さん

世界各国に展開している人気外資系ホテルの内定を獲得した森さん。英語は決して得意ではなく、資格をたくさん持っているわけではない、いわゆるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)には自信がなかった森さんが、どのように応募者の多い人気ホテルチェーンの内定を得たのでしょうか? ガクチカに悩む学生にとって大いに参考になる森さんの就活ストーリーを伺いました。

情報提供だけでなく、学生の背中を押してくれる就活サポート

インタビューカット1

東京立正短期大学に入学した直後から、就職するなら接客の仕事がよいと考えていました。高校生の頃からレストランでアルバイトをしている経験から、接客を通してお客様に楽しんでいただくと同時に、店舗や企業のイメージアップができる仕事が自分に向いていると思っていました。東京立正短期大学は就職内定率が非常に高い短期大学で、サービス業へ就職する人も多く、就活に対するサポートがとても手厚いです。少人数教育のため先生たちが学生一人ひとりをよく知っており、キャリアデザインの授業も充実しています。授業の中で自己分析のアシストもしてくれました。自己分析は一人で立ち向かうとなると、少し面倒な部分もありますが、授業の中で取り組むことで早い段階から自分の適性を把握でき、そして就活へと気持ちを向けやすくなりました。

このような就活へのサポートに恵まれた環境のなかで、自己分析の結果も踏まえ、私が絞ったのはホテル・ブライダル・アミューズメントの3つの業界。実際に各業界で働いている人たちの話を聞くうちに、やりがいを実感でき、キャリアアップをしやすいのはホテル業だと考え始めました。その中でも私が興味を持ったのは、世界最大のホテルチェーンの直営ホテル。「ちょっと私には敷居が高いなあ…」と当初は二の足を踏んでいたのですが、「森さんなら大丈夫!」と励ましてくれたのも先生たちです。単なる情報提供ではなく、学生の背中を押してくれるサポートをしてくださいました。

資格欄は埋められなかった…しかしここで諦める必要はない

1年次の12月には説明会に参加し始めました。同時にエントリーシート対策もスタートしたのですが、ここで一つ目の壁にぶつかりました。それは資格欄を埋めることができなかったことです。東京立正短期大学は資格取得において様々なサポートがあり、友人たちもMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)、秘書技能検定などに挑戦しており、なかには旅行業務取扱管理者、メディカルクラークなど難関資格に取り組んでいる人もいます。本来なら、このような資格をエントリーシートの資格欄にたくさん書けば、採用担当者への印象も良くなり、一つのガクチカにできたのだろうと思います。

ところが、私は正直に話すと資格勉強をあまりしておらず、資格欄はほぼ真っ白の状態。就活ではポイントが高いとされるスポーツ経験もありませんでした。一方で自己PRについてはうまく書けたと思います。先生たちから的確な指導をもらい、相手によく伝わる内容にまとめることができました。逆の言い方をすれば、資格欄を埋められない分、自分の熱意や想いをしっかり伝える必要があると考えました。結果から言うと、私の場合は選考過程で資格についてほとんど触れられることがありませんでした。熱意やその他の部分を評価軸にしている企業はたくさんあるので、この時点で諦める必要はないと思います。

活動スケジュール

他大学の学生と意気投合。就活の強い味方になってくれた

ポートレート1

1年次の2月から面接が始まりました。本来なら面接練習をしっかり行ってから挑みたかったのですが、練習をしようと思い立った時期がちょうど冬休み。学校で先生たち相手に模擬面接を受けることができませんでした。しかし、ここで私を助けてくる人物がいました。それは就活中に知り合った他大学の学生です。同じ説明会に参加している学生を、単にライバルと捉える人がいるかもしれませんが、別の見方をすれば、同じ業界に興味のある人。お互いに共感でき学べる部分がたくさんあります。就活で知り合ったその友人が、面接練習の相手になってくれました。積極的に自分の持つ情報を私に与えてくれ、面接の評価も客観的に指摘してくれました。

就活中に役立ったツールとして、自分なりの知見をまとめた就活ノートや、就活アプリを挙げる人がいると思います。私もそれらを利用し確かに便利でしたが、同じ道を目指す他大学の友人の存在も非常に大きかったです。このような存在の相手を得るには、やはりコミュニケーション能力が基盤になります。私は高校時代に吹奏楽の活動に熱中していて、打楽器のパートリーダーを務めていました。全体の表現を考え、打楽器の奏者の意見も聞き、調和を図っていく役割で、とても楽しかったです。またアルバイト先のレストランは、店内の規模も大きく、お客様だけでなく従業員同士のコミュニケーションが円滑でなければ、スムーズな営業ができません。このような場所で鍛えられたコミュニケーション能力は、後に第一志望のホテルの選考においても大きな力になりました。

接客業の基盤となる「コミュニケーション能力」+「行動力」

インタビューカット1

就活全体を振り返り、一番大変だったのはやはり実際の面接です。私の場合は特に「学生時代に力を入れたこと」にどう答えればよいのかという課題を持っていました。実際の面接でも聞かれたのですが、文化祭での活動を話しました。「実行委員ではないけれど、買い出しやスケジュール管理など委員の人以上に動いていました」と。振り返って考えると、接客業を目指す人は、立場や役職にこだわるよりも、まずは誰かのために動く行動力が重要だと思います。私の持つ「コミュニケーション能力」+「行動力」はおそらく大きく評価されたのではないでしょうか。1年次の3月に第一志望で内定先となるホテルの面接を受けましたが、選考の一つにグループワークがありました。やはり他の学生とどのようにコミュニケーションを取ってゴールを目指すかという能力は問われているのだと感じました。

一方で、もう少し自己分析を深くやっておけばよかったという反省点もあります。ある企業の面接のときに「今までで一番大きな挫折は何ですか?」という質問がありました。比較的聞かれる質問ですが、私の分析不足でうまく答えることができませんでした。もし自己分析を何度も繰り返していると、きっとうまく答えが出てきたような気がします。自己分析を1回あるいは数回で終わらせる人もいますが、できればさまざまなタイミングで行い、自分を知るという作業を大切にしてください。

世界最大のホテルチェーンで、安心感と信頼を与えるホテルマンになる!

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私が来春から勤務する内定先は、世界最大ホテルチェーンの一つで、スタイリッシュでカジュアルなホテルとして人気です。接客内容も格式にこだわるよりも、フレンドリーにお客様に対応しており、私が目指す接客を形にしたようなホテルです。ホテルの仕事は大変だという人もいますが、私は自分の接客を通じてお客様に喜んでもらうことがうれしいですし、大変さよりもやりがいの方が何倍も大きいだろうと考えています。英語の研修も充実していると聞いており、自分のスキルをどんどん伸ばしていける仕事なんだと、あらためて思います。

今後の夢・目標はお客様から支持されるホテルマンになること。「あの人に任せたら、間違いないわよ」という安心感と信頼をいただけるような人材になりたいです。今回、内定者は4名と聞いており、まさかその中に自分が入るとは思ってもいませんでした。誰もが知る有名なホテルチェーンへの挑戦は、東京立正短期大学の手厚い就活サポートがあったおかげです。就職室の先生にかけていただいた「森さんなら行けるよ!」の言葉で勇気をもらい、実際に先生の言う通りの結果になりました。東京立正短期大学は一人ひとりの学生をよく見てくれる短期大学なので、就活においてもワンランク上を目指すことができると思います。

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