金融業界特集

銀行・信託銀行

銀行の業務とは

銀行の主な業務として 「預金」「貸出」「決済」があり、そこから派生した両替や手形引受業務などさまざまな業務が存在する。近年の法改正により、本来証券会社で行われている投資信託業務や保険会社で行われる保険商品の販売などを銀行で行えることになったため、リテール(一般消費者・中小企業)分野への進出が多くなっている。

日本版金融ビッグバンによる金融自由化がもたらしたもの

金融自由化が進み、銀行、信託、証券、保険などの業態間で相互参入が可能となった。銀行を中心とした総合フィナンシャルグループが形成され、世界規模を誇る金融グループが誕生している。
また、日本版金融ビッグバンの影響で新たに2つの特徴をもつ銀行が設立されている。1つは異業種からの参入で、流通業から「セブン銀行」「イオン銀行」が設立された。もう1つはインターネット専業の銀行で、代表的なのは「ジャパンネット銀行」「じぶん銀行」などが設立されており、小売店などで現金が引き出しできるなど、銀行が大変身近な存在になってきている。

【日本の三大総合フィナンシャルグループ(三大メガバンク)】
・三菱UFJフィナンシャルグループ(三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が中心)
・三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行が中心)
・みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行が中心)

地方銀行とは

地方銀行と呼ばれる金融機関は、全国地方銀行協会に加盟する銀行で、加盟行のほとんどがその本店所在道府県で最大規模の金融機関である。略して地銀(ちぎん)とも言われ、「リレーションシップバンキング」のビジネスモデルを実施する銀行もあるなど、地域の金融ニーズを汲み取った活動が大きな強みである。
2011年3月現在、全国地方銀行協会に加盟する銀行は64行ある。

【埼玉・群馬・栃木の地方銀行】
・埼玉県/武蔵野銀行  ・群馬県/群馬銀行  ・栃木県/足利銀行

信託銀行とは

信託銀行とは、銀行業務と信託業務の両方を営んでいる銀行であり、信託銀行という商号をもつ銀行を指す。兼営信託金融機関として認可を受けているのは2013年2月現在、全国で41ある。

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