消費者金融とは
消費者金融専業会社とは消費者の信用を担保として消費者に融資を行う直接金融の一つ。一般的にノンバンクによる消費者への小口の無担保融資を指し、「サラリーマン金融」、略して「サラ金」と呼ばれる。
受付から審査・契約までの手順や、融資対象者の資格要件がしっかりと定められており、高度な審査技術やノウハウを用いて対象者が信頼のおける人物か「与信」を行う。新規契約は店頭のほか、自動契約機や電話、インターネット、郵送でも可能。店頭や自動契約機での新規契約の所要時間は約30〜40分程度。返済場所についてもコンビニエンスストアのATMや、提携銀行のATMなどを利用することができ、時間や場所に制限されず取引することができる。ただし、銀行で融資を受けるよりも金利が高いため、高額・長期間に渡る融資は返済が大変になる。金利が日歩計算であり利用したその日から完済する事が可能。
金融再編が一段落した今日では、大手の消費者金融会社はリテール分野へ幅を広げたい銀行と提携し、個人向けの銀行ローンの保証業務に乗り出している。そのほか、銀行と共同出資で新会社を設立するなど関係性が変化している。
事業者金融とは
事業者金融とは主に中小企業や零細企業向けに企業の売掛金や手形を担保に資金の融資を行うこと。商工ローンとも呼ばれる。消費者金融同様に無担保でスピーディな融資が可能。銀行と比べると金利は高くなるが、銀行では融資できない企業への融資を行うなどその役割は重要なものである。一般的に200万円〜500万円で資金枠が設定されている商品が多い。