金融業界特集

政府系・系統金融機関

政府系金融機関とは

政府系金融機関は正式には政策金融機関と言い、政府が出資をして特殊法人として設立した金融機関の総称のことをさす。民間金融機関での融資が難しい分野への融資や、国民生活の安定、経済発展を目的としている。事業を起業する際や個人の住宅取得に融資され長期的に供給してきたが、「民業圧迫」という世論もあり、民営化・統廃合されることになった。
2007年4月以降に統廃合が進み、住宅金融公庫が住宅金融支援機構へ。2008年10月には、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行、農林漁業金融公庫の4つが統合され(株)日本政策金融公庫が設立された。さらに、インフラ分野を中心に海外投融資機能を強化すべく(株)国際協力銀行が(株)日本政策金融公庫から2012年4月に分離している。

先物取引

系統金融機関

系統金融機関とは、農協・漁協・森林組合・水産協とその上部機関の総称である。
農協の場合で言うと、農協のすぐ上の機関は県の信用農業協同組合連合会となり、さらにその上に農林中央金庫が存在する。「市町村→県→最上層」の三層構造になってるのが特徴だ。系統金融機関はそれぞれの分野に特化し、専門性のある融資を行っているため農林水産業などの従事者にとって重要な役割を果たしている金融機関である。「JAバンク」「JFマリンバンク」は系統金融機関である。

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